クラシエカップ第4節 VS セレッソ大阪レディース

INTERVIEW

イスマエル オルトゥーニョ カスティージョ監督 試合後コメント

―― 試合の総括について。

こういう形になってしまい残念に思うところで、試合後、選手たちの顔、雰囲気を見た時に上手くいかなかった試合だなと、そこに関しては残念に思っています。
あとC大阪が素晴らしいチームだというのを再認識させられた試合でした。ポテンシャルあるチームだと分かっていましたし、5試合、彼女たちに勝てていない結果になってしまいましたが、今回、試合の流れを見てC大阪に強さを引き出されてしまいました。ゲームプランも上手くいかなかった中で自分の責任はあると思っていますし、流れを変えようとしてシステムチェンジもしましたが、そこも上手くいかなかったところが失点を重ねてしまった原因だと思います。今回、この内容が、なぜ上手くいかなかったのか分析をして次の試合につなげていきたいと思います。

―― このような点差になってしまった一番の要因は。

前半で言うと相手がプレスをかい潜り上手く前線につないでいました。前線に個人技術が高い選手がいる中で、いなされて良い形を作られてしまった。もう一つ言えるのは決定力の差が、今回出たと思います。自分たちも決定的シーンは幾つか作ることができたのですが、その中で決め切れない。C大阪はしっかりと決め切れたシーンが目立ったと思いますし、そこが大差になった理由だと思っています。ただサッカーはこういうことが起こりえるスポーツなので、こういう形にならないよう次に向けて修正したいと思います。

―― 試合後、選手たちにはどういった声掛けをしたのか?

チームはプレシーズンから良い形を作っていて、最近の4試合も引き分けを含めて負けがない状態で雰囲気が良くトレーニングでも形が作れていました。この1試合に負けてしまったことに対して分析をし、振り返りをして、次の試合につなげることが大事ですが、「引きずることなく前を向いていくために、今までやれてきたことを再認識して、もう一度明日からやり直そうと、次に向けて、しっかりと準備をしてやっていこう」と選手たちに話をしました。

石田 菜々海選手 試合後コメント

―― 今日の試合はどんなことを考えてプレーをしたのか?

連戦ですが、カップ戦もリーグ戦も勝つ気持ちでした。前半からあまり守備がはまらず、後半はシステムを変えた中で、みんなの共通理解が上手くいかずに後手を踏んで失点が増えました。球際もですが、どこでボールを取り切るかなどの共通理解ができていなかったと思いました。

―― 連戦でフィジカル面など厳しさもあるが、この敗戦をプラスにするには何が必要なのか?

監督も「下を向くのは今日までだ」と、言っていました。悔しいのですが直ぐに試合は来るので「明日から前を向いてやっていこう」とも言っていて、この敗戦を無駄にしないために個人でも振り返ると思いますし、チームでも振り返るので、次に向けて改善したいと思います。

岸川 奈津希選手 試合後コメント

―― 前半から相手のプレスが良く中盤で数的優位を作られた要因は。

守備の局面で上手くはめられなかったこと、中盤で数的優位を作られてしまい自分と大熊選手のボランチのところでスペースと人が多くあるという印象でした。縦パスを通されることも多く、攻撃のスイッチでシュートまで打たれる場面も多く、サイドでもウイングバックがズレきれずに、そこで数的優位を作られました。相手のサイドはスピードがあり、後手に回って一気に持っていかれてしまった。そこで上手くいかなかったことが前半の印象です。

―― この後に、もう一度、対戦をするとしたら。

中盤で捕まえ切れなかった部分もあります。フォワード3枚で追わせ過ぎてしまったので3-5-2の形にして中盤の枚数を増やして戦うことがいいと思います。

―― 連戦でフィジカル面など厳しさもあるが、この敗戦をプラスにするには何が必要なのか?

千葉Lは失点が少ない部分が強みでもあったので5失点は守備陣だけでなく全員が落ち込むところですが、それを引きずってもしょうがない。直ぐに試合が来るので失点部分を修正して、攻撃面では良い部分も出ていたと思うので、良い意味で開き直って、次に向けて頑張りたいです。