2024-25 SOMPO WEリーグ 第6節 vs 三菱重工浦和レッズレディース

INTERVIEW

イスマエル オルトゥーニョ カスティージョ監督 試合後コメント

3連敗となって、とても悔しい気持ちです。ただ、この試合の負け方も悔しい部分が残ります。入りはプラン通りに入れた中で、自分たちのミスで連続して失点をしてしまい、そのまま敗戦につながったことを悔しく思っています。チームに関しては0-2になった後も、最後まで戦う姿を見せてくれましたし、それに関しては評価しています。彼女たちも諦めずにプレーしてくれたと思っています。2試合連続で得点が取れていないところを、今一度、振り返る必要があります。得点が取れる形を、もう一度作りにいきたいと思っています。

―― 立ちあがりは上手くいき、相手のサイドから侵入をしていたが。

両サイドを起点に戦っていこうというのが狙いでした。左の稲山選手が縦に突破し、クロスのシーンだったり、そこからカットインして右でという形が出たらいいと思っていました。左で寄せた後に展開して、田中選手が精度のいいキックを持っているので、その形も狙っていましたが、相手に防がれていたと感じていますし、そういう流れになってしまったと思います。

―― 後半からディフェンスラインを4枚にしたのは。

前半は[3-5-2]のゾーンディフェンスで中央をしっかり守り、縦パスを入れさせないこと、入れられた時には強く出るというゲームプランでした。そこで後ろに下がる形になってしまい押し込まれてしまった。後半は、より人に当て込む形で[4-4-2]にして、前から人に出られる形を狙いとしました。

―― 2試合無得点が続き、攻撃に加えたいことは。

この試合に関して言うと浦和の堅い守りには組織的な部分があったので崩し切ることは難しかったのですが、前回の試合で考えると、自分たちの形ができている中で得点が生まれなかった。エリア内での作り方、人数のかけ方、そこに関してはより改善しないといけない。ゴール方向にスペースができた時に、しっかりと足を振って積極的に打つことは、この試合も少なかったと思いますし、クロスのシーンや質の部分は継続して改善していきたい。まだ足りないと思っています。

―― 公式戦3連敗となったが、選手たちの様子は。

もちろん試合後は下を向いている部分はありますが、ただ連敗をしている中で、1日1日、トレーニングに取り組んでいる中でも、そこまで下を向いている、雰囲気が悪くなっている、自信を無くしている状況ではありません。選手たちは次の試合に向けて改善すべき点を取り組んでくれています。毎日、改善は見られています。試合に出ている部分もあるので、そこまで悲観していませんし、方向としてやっていることは間違いないと思っています。

大熊 環選手 試合後コメント

―― 今日の試合の狙いについて。

浦和は個々が上手く、球際も強い。縦に速い攻撃をチームの狙いとしてプレーしました。ただビルドアップのミスから失点してしまい、そこは痛かったと思っています。

―― 試合開始早々、サイド攻撃で良いシーンも作れていたが。

左サイドから展開し、田中選手が高い位置を取ってくれたことで何度かチャンスが作れましたが、もう少し工夫も必要だと感じました。相手の回収も速く、もう少し自分たちがボールを持てる時間が増えたらよかったと思います。

―― 課題が多く残ったのか。

下からつなぐことを続けてきましたが、今回、ロングボールが多くなりセカンドボールを拾えず、そこが課題となりました。下で時間を作りボールを動かして、空いているスペースにパスを届けることができたらと思っています。

―― 次戦に向けて。

次はカップ戦となりますが、チームには「タイトルを獲る」という目標がある中で、下を向かず自分たちに目を向けてチーム全員で準備をしていきたいと思います。

大澤 春花選手 試合後コメント

―― 試合を振り返ってみると。

総じて負けたという感じです。何もできなかったのが率直な感想です。立ち上がり、多少、良い部分もありましたが、相手の切り替えが速く、中々ボールを持てず守備の時間が長くなり自分たちのペースにできませんでした。

―― 開始5分のロングシュートは狙っていたのか。

そうですね。もう少し運んでもよかったのかなと。ワンチャンスで結果を出さなければいけないので、そこは課題です。

―― 今日の課題に対して。

相手より、自分たちのゲームプランを確認していきたい。ビルドアップでつなぐのか、蹴って高い位置で回収するのかが、はっきりしていない時間があったので確認しながらやっていきたいです。

―― 悔しい敗戦で公式戦3連敗となったが、チームの雰囲気はどう映っているのか。

開幕から良い試合が続いている中で、今は結果が付いてきていないところがあります。昨シーズンと比較するとやってきたことが自信になっています。昨シーズンの勝てない時期より雰囲気も前向きです。次の試合に向けて頑張ります。