WEリーグ 第11節 vs. 日テレ・東京ヴェルディベレーザ

ゲームレポート

試合後コメント

MF#8 小川愛 選手 試合後コメント

 ここ数試合、一瞬の隙を突かれての失点が続いていますが、自分たちから仕掛けているというより、受け身になってしまっている部分があるととても感じています。
(今日はいつもと違うポジションでしたが)場所がどこであっても、自分が求められていることや、できることをやらなければいけません。それは自分も含め全員だと思うので、考えてやっていくしかないと思っています。
 今はうまくいっておらず、なかなか点もとれていませんが、やらなければいけないことをみんなでしっかりとやることが必要です。自分たちが今までやってきたことに早く立ち返って、どれだけ当たり前のようにできるかだと思っています。
 今は苦しい状況ですが、サポーターの皆さんもとても後押ししてくださっているので、前を向いてチャレンジし続けて、今の状況を自分たちで早く改善していきたいです。それはピッチの上でしかできないので、皆さんにもそういった姿勢をお見せしたいと思います。

MF#14 松本茉奈加 選手 試合後コメント

 負けていい試合はありませんが、勝たなければいけない試合で勝ちきれなかったのは、自分自身、攻撃の選手として点を取れなかったことが大きいと思っています。しっかり反省して、次に活かしていきたいです。
(前半の決定機で)決めきれるか、決めきれないかが勝負の分かれ目だったと思います。去年、シンさん(中村前監督)から「逆サイドから逆サイドで点を取ること」を教えてもらったので、そのポジションに入っていけたのは自分自身が集中していたからだと思いますが、最後に決めきる力が足りませんでした。本当にあと少しだったので、悔しい気持ちしかありません。(あの場面以外にも)もっとチャンスを作らなければいけなかったのですが、そこでも東京NBさんを上回ることができませんでした。
(久しぶりのスタメンは)途中交代とまったく違います。相手の様子も見ながら自分で攻撃をしたり、守備も一人でやるものではないのでバランスをみながらだったりするので、周りと声をかけながらやることがとても大事だと改めて感じました。
 守備の部分ではもっと球際のところで厳しくいくこと。高い位置で(ボールを)とることができればチャンスになるので、守りに入らないように行くところは行って、さらに取りきることをもっと全員でできればと思います。そういった部分は対戦相手に関係なく、練習からもっと球際に厳しく、勝負に対して貪欲にいかなければいけません。
(試合中にメンバーや布陣が変わることがありますが)それぞれが対応して、自分のやるべきことをやっていると思います。選手が代わったタイミングで、もっと早く全員が共通認識できればうまくはまったと思うので、練習からどんなポジションでもそのタスクをできるようにならなければいけません。今まで同じポジションしかやっていない選手も多いと思いますが、いろんなポジションをやりながらそれぞれのタスクを学んでいくことは、サンフレッチェで活躍するためことに限らず、今後のサッカー人生でも大事です。自分自身も無理とは言わずにチャレンジしていきたいと思います。
(サポーターの応援は)本当に心強かったです。とても力になりました。勝つことができず、本当に申し訳ない気持ちでしたが「次だよ」と言ってくれるサポーターの方もいらっしゃいました。自分たちが下を向いている暇はないので、前を向いて次のカップ戦に向けてやっていきたいです。
(カップ戦準決勝で対戦する浦和は)リーグ戦では負けてしまった相手ですが、そこは忘れて、自分自身にベクトルを向けて1日1日の練習を集中してやることが大事です。全員でまた気を引き締めていきたいと思います。

監督 試合後コメント

まず、ここまで勝てていない状況にもかかわらず、4,000人を超えるお客様がスタジアムに足を運んでくださったことに、心から感謝しています。その応援を力に、東京NBを相手に勝利を目指して試合に臨みましたが、完敗に終わり、何もできなかったという内容でした。チームのコンディションもあまり良くないと感じていましたが、そのなかでできる限りのことをやりきれなかった自分の力不足を痛感しています。

―――失点シーンを振り返ってください。
相手チームは前半から選手交代を行い、ここ最近の試合でもそのタイミングでマークのズレや、個々の力を生かして得点を狙っている意図が見えました。それに対し、左ウイングの松本選手を右ウイングバックに配置し、5バックにして相手の攻撃に人数を合わせる形で対応しようとしましたが、その意図と相手の動き、マークのズレをうまく修正することができず、結果として失点を許してしまいました。ハーフタイムに選手たちと話し合い、私が選んだフォーメーションにミスがあったことを伝えました。ハーフタイムにはそれを引きずらず、0-0の気持ちで後半に臨むよう選手たちに伝えました。先制点を取られたことが本当に痛かったと思います。苦しい状況でも、何とか耐えて引き分けか1点を取れればと思っていた相手だったので、先制点を許したことは非常に痛手でした。2失点目については、詳細に確認できていないため、現在はまだ分析できていません。

―――ここまで勝ち切れない試合が続いています。これからクラシエカップや皇后杯が控えていますが、どのように修正していくか。
ここ4試合、勝てていない状況が続いていますが、内容自体はそれほど悪くないと選手たちには伝えています。実際に試合内容を振り返ると、得点さえできていれば勝てていた試合も多かったと思います。しかし、結果的に負けているため、選手たちのプレーへの自信が少しずつ失われているのではないかと感じています。今日の試合でその部分を払拭したいという思いで臨みましたが、上位3チームに食い込むためには、東京NBのような強いチームに勝たなくてはならず、痛い敗戦となりました。この敗戦を引きずらないことの方が難しいですが、1週間後に浦和との試合が控えているので、ここまで落ちたと思えば、あとは這い上がるだけだという覚悟で臨んでいきたいと思います。試合後、選手たちには今日の試合を一旦忘れ、浦和戦に向けて集中することが大切だと伝えました。全員でしっかりと準備を整え、次の試合に向かっていきたいと思います。

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