マッチレビュー なでしこリーグカップ1部 Bグループ 第2節 ちふれASエルフェン埼玉 vs INAC神戸

マッチレビュー なでしこリーグカップ1部 Bグループ 第2節 ちふれASエルフェン埼玉 vs INAC神戸


カップ戦第2節。リーグ戦から4連敗中のちふれASエルフェン埼玉が強豪INAC神戸レオネッサを迎え撃つ。

試合開始、ちふれは右SBの中村ゆしか選手と薊理絵選手を中心に右サイドから攻めるが、INACの中島依美選手と鮫島彩選手に止められ、前線を上げることができるがシュートシーンを作れない。
INACはボランチの福田ゆい選手が積極的に縦に縦に厳しいパスを送りチャンスを作る。
前半20分、右SBの髙瀬愛実選手から中央にアーリークロスを上げ、京川舞選手が仲田歩夢選手とワンツーをしようとしたこぼれた球を伊藤美紀選手がミドルシュートでゴール右上に決める。
ちふれはDFラインが深く守り過ぎてしまい、2列目からの飛び出しに対応できない。
INACは京川選手と仲田選手を縦に置く関係にして、縦のボール移動を増やしちふれのDF陣を崩し始める。それに伴い鮫島選手や高瀬選手のオーバーラップが増え、福田選手、チェ イェスル 選手が守備に回る時間が増える。
前半は0-1で終了。
両者ともにあまりシュートシーンが作れずに前半終了。

後半試合開始、ちふれは高野紗希選手がDFラインの前のポジションから、積極的に攻めるようになり、右サイドの中村選手と薊選手の間に三角形ができるようになり、ボール保持の時間が増える。
ボールを持たされる時間が続いたINACは後半8分に大野忍選手、後半13分に杉田妃和選手を投入。
杉田選手投入後はINACは短いパスから攻撃を組み立てるようになり、ボール保持の時間
が増える。
後半18分、中島依美選手のCKが風に乗り直接ゴールを狙うが、ちふれGK髙橋麻美選手が弾いてボールをバーに当てるが、そのボールをチェ イェスル選手が詰めてゴール。
中島選手は前半のCKも直接狙っているシーンがあったので、ちふれGKの弱点を突いた意図的なゴールシーンだろう。
2点を決めた後もINACはチャンスシーンを何度も作りシュートを打つがゴールシーンを作ることができずに試合終了。

■チームレビュー
ちふれASエルフェン埼玉
シーズン序盤はFWで起用することが多かった中村選手の右SB起用がチームに定着してきたように感じる。ただ、左サイドの奈良美沙季選手から薊選手へのロングボールの攻撃がこの試合では見られなかった。中村選手と薊選手の遅効と、奈良選手から薊選手への速攻の2つの攻撃の形があれば、もう少し攻撃のバリエーションは増やせるだろう。
また、後半開始直後の高野紗希選手が相手DF陣まで深くプレスを掛ける作戦は効いていたように見える。中野里乃選手と交互にハイプレスを掛けると、ボールを前線に近い位置で奪えてチャンスを作れるだろう。

INAC神戸レオネッサ
スタメンに定着してきた福田選手の縦パスが増えており、右サイドの伊藤選手ともいい位置間でプレイをしており、プレイが安定してきた。
また、SBの高瀬選手もサイドバックらしいプレイができるようになってきて、鮫島選手との両サイドからのオーバーラップの攻撃はワクワクする。
あとは、いかにペナルティーエリア内でシュートを打てるかが、今シーズンのINACの課題だろう。

■選手レビュー
ちふれASエルフェン埼玉

7 MF 薊理絵選手
・INAC陣でボールをキープしていた。積極的にボールを奪いに行くシーンもあり、豊富な運動量でちれふの攻撃を作った。

10 MF 高野紗希選手
・高野選手が高い位置からプレスを掛けると、ちふれのペースになっていた。ちふれのDFラインが深いので、アンカーのポジションにいることが多いが、この試合は普段よりも更にDFラインが深いので、カバーする範囲が多くあまり機能していなかった。

19 DF 中村ゆしか選手
・積極的に攻め上がり、ボールをキープしていた。中村選手が攻め上がったポジションを誰が埋めるかの役割分担ができると、ショートカウンターを防げるだろう

INAC神戸レオネッサ
14 FW 京川舞選手
・1.5列目からチャンスを作る。また積極的にゴールを狙う姿を見せている。以前よりもゴールへの貪欲さを感じるので、いろいろなポジションを任されることが多いが、FWとして、ストライカーとしてがんばってもらいたい。

20 MF福田ゆい選手
・リーグ戦では守備や繋げるパスが主体だったが、この試合では縦へのロングパスを積極的に狙っていた。繋がらないパスも含めて、相手DFにとってはスペースに出されるパスほど嫌なものはない。
攻守の要となる選手へと成長するか楽しみだ。

7 MF 中島依美選手
・前線から、素早いプレスを掛けており、攻守の切り替えが早い。
CKで相手GKや風を考慮して、直接狙ったシーンはお見事。

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