MS&ADカップ2017 日本VSスイス

MS&ADカップ2017 日本VSスイス

スターティングメンバー
GK 1  池田咲紀子選手
DF 3  鮫島彩選手
DF 4  熊谷紗希選手
DF 6  宇津木瑠美選手
DF 20 万屋美穂選手
MF 10 阪口夢穂選手
MF 14 中里優選手
MF 17 長谷川唯選手
FW 5  櫨まどか選手
FW 9  横山久美選手
FW 15 籾木結花選手



米国遠征から引き続き、両サイドバックを高く上げてパスを組み立てる戦術。
前半序盤はボールの組み立てには阪口選手が下がって最終ラインに入っており、中里選手がその前にポジションニングをとる場面が多い。
しかし、阪口選手が下がって来ない場面ではボール回しがCB2人になってしまい、中々ボールが繋がらない。
阪口選手が下がってこない場面では中里選手が最終ラインまで下がって、ボール回しに参加してもらいたい。

前半2分
自陣深くのスローインからの組み立てで中里選手がボールを奪われペナルティーエリア内に侵入されるが、阪口選手がでスライディングでパスカットしてピンチを脱出

前半14分
左サイドでボールをもった万屋選手が縦にパスをだし、長谷川選手が受ける。
長谷川選手が後ろに下がりながら、アーリークロスをあげ籾木選手がボールを落として、
落としたボールを櫨選手がミドルシュートを打つがDFにあたってしまう。ゴールにならなかったが、連携がとれた攻撃だった。

前半終了して、0対0。スイスにチャンスを作らせない試合運びで、被シュート数は1。
ボールは持てるがチャンスは作れない展開。選手の距離感が遠くてボールをもった選手が孤立する場面が多く、両サイドハーフの選手(櫨選手、籾木選手)がサイドで機能していなかった。SBと連携して、サイドを崩すシーンをみたかった。
試合序盤は長谷川選手にボールを渡せずに攻撃が繋がらなかったが、長谷川選手がボールを持つようになると徐々に日本の攻撃の時間が増えてきた。

後半試合開始
選手交代
OUT 籾木結花選手
IN  中島依美選手

後半4分
ハーフウェアライン手前から櫨選手のスルーパスを横山選手がペナルティーエリア外で受ける。
ドリブルでDFを外してミドルシュートを打つが、クロスバーの上を超えていく。

後半14分
選手交代
OUT 横山久美選手
IN  田中美南選手

後半17分
選手交代
OUT 宇津木瑠美選手
IN  三宅史織選手

後半25分
右サイドでボールを受けた櫨選手がDFの間をついたスルーパスで中島選手がペナルティーエリア内に侵入。角度のない位置だが、左足でシュート。GKに弾かれるがこぼれ球を自ら押し込んでゴールネットを揺らす。INACでよくみる中島選手の得意のゴールの形。

後半31分
選手交代
OUT 長谷川唯選手
IN  岩渕真奈選手

後半41分
選手交代
OUT 櫨まどか選手
IN  上野真実選手

後半41分
ハーフウェアライン付近の三宅選手から上野選手に縦パスを通して、中央の田中選手に渡り、田中選手が岩渕選手にボールを繋げると岩渕選手が即ターンしてシュート。ループ気味のシュートは惜しくもGKに弾かれる。

後半48分
相手DFのパスミスを田中選手が拾い、右サイドを突破。角度がない位置だったが、中の選手の上がりを見ながらも、グランダーの早いボールをゴール左下に決める。

■日本代表レビュー
米国遠征よりは攻撃の組み立てができるようになったが、まだちぐはぐしているシーンはあった。後半から、GKの池田選手もボールを組み立てるようになってからは安定してボールを前線に運べるようになった。
また、試合の流れの中では万屋選手と鮫島選手の両SBの片方だけ攻め上がり、3人で最終ラインを形成していた。
試合序盤は中盤の選手の距離感が遠くあまりボールが繋がらなかったが、徐々に良い距離感になって、ボールが繋がるようになってきた。
試合終盤、スイスのチェックがゆるくなってからは日本がほとんどボールを支配していた。また、攻めに参加する選手とカウンターに備える選手の役割分担も後半からはよくできていたように見える。

■選手レビュー
GK 池田咲紀子選手
危なげないシーンも無く無失点におさえることができた。
ボランチの選手が最終ラインまで下りてこない攻撃組み立て時にはCBと一緒にボールを回して、攻撃を組み立てていた。
高倉戦術との相性は良いように見える。
濡れたボールの処理も安定していた。

DF 熊谷紗希選手
カウンターをもらうシーンでマークがずれるシーンが何度かあったが、試合を通して安定した守備ができていた。
宇津木選手や三宅選手との役割分担がしっかりできていた。
試合終盤ではロングボールで多くのチャンスを作った。中島選手の動きをよく見ていた。

DF 宇津木選手
ストッパーとして、対人の強さを見せてくれた。
また、攻撃の組み立て時のポジションニングも良かった。ただ後半の途中から加入した三宅選手の方が熊谷選手との相性は良さそう。
ボランチとしてのプレイを見たい。

DF 万屋選手
この試合では裏をつかれるシーンがなく、鮫島選手との攻め上がりのバランスが良かった。
カウンターを受けた時にマークをずらしたシーンがあったが、攻守で効いていたように見える。
攻撃では難しいプレイを選ばずに簡単にパスをはたいて日本に良いリズムを作っていた。
ひとつ注文をすると、サイドハーフと連携して崩すシーンがみたかった。

DF 鮫島選手
積極的にオーバーラップをしかけて攻撃に厚みを加えていた。
後半から投入された中島選手との相性が良く、サイドから崩すシーンを作った。
鮫島選手が最終ラインに残っている時はカウンターを仕掛けられても、役割分担がしっかりできており、状況判断能力の高さを見せてくれた。

DF 三宅選手
高倉ジャパン初出場の途中交代だが、スムーズに試合に溶け込んで万屋選手とのパス交換や前線へのフィードで攻撃に貢献をしていた。守備時もマークをずらすことなく熊谷選手との意思疎通もできていたように見える。ボール回しもできるCBなので高倉ジャパンとの相性は良さそう。おそらく次回も代表に選出されるだろう。

MF 阪口選手
前半序盤は攻撃の組み立てに参加して最終ライン近くにいることが多かったが、
前半の途中から2列目から飛び出してスペースを作ったり、ハーフウェアライン付近からサイドに展開するロングパスをだしたりと、
自由にプレイをして攻撃の幅を広げていた。
阪口選手には役割を与えるよりも自由にプレイをさせる方が相手チームは恐いだろう

MF 中里選手
攻守のポジションニングでチームのバランスをとっていた。またこの試合ではショートパスで攻撃のリズムを作っていた。守備時に長谷川選手とポジションが被らないように意識しすぎるあまりに中途半端な位置になることが多かったので、長谷川選手との役割決めが必要だろう。阪口選手と長谷川選手との距離感を保ちながら、周りを意識するプレイがよくできていたが、もう少し個性を見たかった。

MF 櫨まどか選手
ポジションニングが上手くボールをキープするシーンが多かった。また攻撃の選択肢も広く周りをよく見えている。
前半はサイドハーフのポジションで同サイドの鮫島選手をうまく使えなかったが、
後半FWにポジション変更になってからは、サイドを使うパスも使うようになった。
パススピードが遅く、相手DFにパスカットされるシーンが若干目についた。まだ攻撃メンとの連携がとれていないか?
1点目のシーンの中島選手へのスルーパスは後半何度も狙っていた。

MF 長谷川選手
運動量豊富で前線から最終ラインまで顔を出しており、攻守の切り替えも早い。
後半左サイドにポジションをとるようになってから、日本の攻撃が繋がるようになってきた。
常に前線の選手の位置を見ており、短いパスからロングパスまで質の高いボールを何度も前線に供給していた。
ロングボールを出すタイミングが独特で相手DFの反応が一瞬遅れるので、日本の選手がフリーでボールを受けられている。
前半ペナルティーエリア右でフリーになったシーンがあったが、クロスを選ばずにシュートを打ってほしかった。

MF 中島選手
中島選手が右サイドに入ってからは鮫島選手のオーバーラップを活かしたプレイができるようになった。裏を狙う動きや中に切れ込む動きでスイスのDFラインをかき乱し、得点につながった。高倉ジャパンになってから中々決められなかった代表ゴールも決めた。

FW 田中美南選手
後半途中からの出場だが、ボールを受ける上手さを何度も見せてくれた。
ゴールシーンは得意の相手DFのミスをついたボール奪取からのゴール。
途中出場ながらも存在感を見せてくれた。

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