EEFTS E-1 日本vs中国 マッチレビュー

EEFTS E-1 日本vs中国 マッチレビュー


日本のフォーメーションとメンバー構成はGK,DF陣は前節と同じ、中盤がアンカーの位置に隅田凜選手を配置して、2列目に右サイド中里優選手、左サイドに中島依美選手、中央に阪口夢穂選手、猶本光選手を配置して、FWに田中美南選手のフォーメーションで中国に挑んだ。
試合開始早々は4-1-4-1という実践では試みていないフォーメーションだったが、守備時に中盤とDFの間がぽっかり空いてしまう時間が多くなり、中国に中盤を簡単に突破される場面が目立った。なので、前半終盤から阪口選手を下げてダブルボランチの形になった。
4-1-4-1のフォーメーションはあまり機能しなかったが、大会期間中に新しいフォーメーションを試みるのは見ていて面白い。
DFラインと中盤との距離感が広がっており、球足が伸びないピッチコンディションとあいまって、中国に詰められてミスをしてチャンスを与えるシーンが目立ったが、相手の決定力不足とGK池田選手のセービングに助けられた。
攻撃面では、中盤が厚く攻撃時の課題であった選手間の距離が遠いという課題も解決されていたが、ちょっとしたパスが繋がらずに連携不足を感じた。
結果としては勝ちはしたが、中国の人数をかけずに攻撃をするスタイルに助けられたように見える。

■選手レビュー

池田咲紀子選手
後半18分にペナルティーエリア内でフリーでシュートを打たれたが、見事に左足を残してシュートを止めた。
DFラインのボールまわしが上手くいっていない時にもう少し積極的にボールまわしに参加してほしい。また、DFラインのマークがズレたりカブったりするシーンが何度かあったので、見えているGKから守備の修正をする必要がある。高倉監督は新システムを試合で試すことが多々あるので、ゲームが崩れると判断した時はGKからチームの舵をとってもらいた。


鮫島彩選手
アグレッシブにボールを奪いに行きストッパーとして機能していた。ただ中央を割られるシーンや1vs1の対応が軽いシーンが何度かあった。

三宅史織選手
中盤と距離が空いているために組み立て時にパスカットをされピンチを作るシーンが何度かあった。大矢選手やボランチの選手との連携をとってほしい

大矢歩選手
中里選手が右サイドハーフの時はあまり上手く連携をとれていなかったが、籾木選手が投入されてからは右サイドの攻撃に加わることができ、チャンスを演出した。守備面ではマークがズレるシーンが何度かあり気になった。

万屋美穂選手
左サイドからチャンスを作ることができた。鮫島選手との距離が空いてピンチを招くシーンもあったが、この試合のDFラインの中では頑張った方ではないかと。

宇津木瑠美選手
投入されてからは左サイドの深い位置でボールがキープでき、日本チームが落ち着いてボールを組み立てる事ができたように思える。欲を言うともう少し運動量が欲しい。

隅田凜選手
4-1-4-1のシステム時にDFがボールを持った際にパスをもらいに行く動きが遅く、DF陣と中盤の距離を広げてしまう原因を作るシーンがあったが、試合時間を重ねるごとにポジションを修正して、阪口選手と共に中盤を立て直した。また、得点シーンでは前線に飛び出す事により、田中選手へのスルーパスの囮になっていた。アンカーの大役をこなすことはできなかったが、1試合を通していいパフォーマンスだったと思う。

阪口夢穂選手
試合開始直後から、前線に飛び出しポストプレイをしたり、自らシュートを打ったりと攻撃に厚みを増していた。また、隅田選手の戻りが遅いときはDFラインまで戻って、隅田選手のフォローにまわっていた。
前半の途中からボランチの位置にポジションを移したが、後ろからでもフリーでボールを持った際には効果的なパスを前線に送っていた。後半42分の相手ボールを奪ってからのスルーパスは見事だった。

中里優選手
あまりボールに触れるシーンがなく、チャンスを作れなかった。攻撃時は中央にポジションをとって、サイドにスペースを空けたり、前線から積極的にボール奪取して地味にチームに貢献していたが、物足りなさが残った。大矢選手と連携して右サイドを突破してほしかった。

猶本光選手
中里選手と同様になかなかボールに触れるシーンがなくアピールができなかった。ボールに触れずにフラストレーションが溜まってるように見えたが、前線でスペースを空ける動きに徹していた。少ないチャンスの中で高倉監督が納得するパフォーマンスを披露するしかないだろう。

中島依美選手
1点目のスルーパスや左サイドで起点になる動きで攻撃を引っ張っていた。攻守の切り替えが早く前線からのプレスもはまっており、攻守で活躍していた。万屋選手とのコンビネーションもポジションチェンジやマークの受け渡しが上手く機能していた。

籾木結花選手
途中交代ながら、すぐにゲームに乗れて右サイドを活性化させてくれた。
右サイドでボールをもって、中に切り込むことで、サイドの大矢選手のオーバーラップをいかしたり、中央で待つFWにパスをだしたりと良いリズムを作ってくれた。籾木選手は周りの選手と連携を取るのが上手い。

田中美南選手
二戦連続のゴールはお見事!
綺麗に斜めに走ってフリーになり、後ろから来る難しいボールだが簡単に決めてくれた。熱意が見えるプレイで身体をはって前線でチャンスを作っていた。また、下がった位置から周りを活かすプレイも上手くいっていた。大事なところでパスが合わないシーンが何度かあったので、もう少し丁寧にパスを出すように心掛けてもらいたい。ただこの試合も、とてもいいパフォーマンスだった。

岩渕真奈選手
個人技で相手DFを割って、シュートシーンを作っていた。阪口選手からの決定的なスルーパスを外してしまったが、前節よりも周りとの呼吸はとれて来ているようにみえる。田中選手と同様に熱意が伝わるプレイでチームをひっぱていた。田中選手とのコンビネーションも見れたので、次節に期待。

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