2014シーズン アルビレックス新潟レディース新体制発表記者会見リポート
いつもアルビレックス新潟に温かいご声援をいただきまして、誠にありがとうございます。アルビレックス新潟レディースは本日・1月29日(日)に新潟聖籠スポーツセンターにおきまして、2014シーズンの新体制発表記者会見を行いました。会見には田村貢代表取締役社長、能仲太司監督、今季から新任の野本安啓コーチ、キャプテンの上尾野辺選手、今シーズンからレディースに加わる5選手が出席しました(高橋悠選手、今季から新任の塚本南トレーナーは合流が2月以降となるため、欠席となりました)。下記に会見の様子をお伝えいたします。●田村貢代表取締役社長レディースの記者会見にご足労いただき、誠にありがとうございます。いよいよ、2014シーズンが始まります。昨シーズンのリーグ戦では能仲監督が初の指揮ということで、本人も試行錯誤をしながら進めていったのかなと思います。メンバーが多少変わった中での戦いということで、最初はなかなかうまくいかないこともありましたが、最後の方は非常にいい戦いができて、皇后杯につながる戦いができたと思っています。皇后杯は非常に残念な、悔しい結果となりましたが、その悔しさを糧にして今シーズン、ここにいる新しいメンバーを加えて、アルビレックス新潟らしいアグレッシブなサッカーを見せてくれると思っています。監督から選手の補強についての相談を受けながら、適材適所と言うには少し足りなかったかもしれませんが、いいメンバーが揃ったと思っています。若い選手も3名いますが、去年の高村選手も高卒から非常にいいパフォーマンスをしてくれました。今シーズンは現状、23人ですが、その中で競争できるようなメンバーが揃ったと思います。チームとしては昨年の皇后杯準優勝ということもありますし、リーグ戦をもっと丁寧に戦えば、上位にいけるという思いも込めて、タイトルは獲得したいと思っています。昨年の悔しさをバネに頑張ってくれると思いますので、今シーズンもよろしくお願いします。●能仲太司監督皆さんこんにちは。昨年に引き続きまして、今年もアルビレックス新潟レディースの監督を務めさせていただきます、能仲です。よろしくお願いします。まず昨年、思うような結果が残せない中、チーム、そして選手をサポートしていただいたり、ご声援をいただいたサポーターや、多くの関係者の方々にこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。非常に苦しいシーズンでしたが、皆さまの支えがあって、最後までしっかりと戦いきれたと思います。今年、2014シーズンを迎えるにあたって、まず昨年の悔しさを忘れずにチームとして戦っていきたいと思います。新しく加わった選手の中にも、昨シーズンに悔しさを味わった選手もいると思うので、昨年に引き続き、タイトルを目指し、リーグ戦と皇后杯を戦っていきたいと思います。チームの変化の部分としては、田村社長よりお話しがあったように、人数が23名に増えたことで、競争も激しくなりますし、オプションも増えていきます。そうしたところを生かしながら戦っていきたいと思います。一昨年の反省点として、立ち上がりの失点が多かったり、立て続けの失点が多かった事がありました。去年はそこをテーマにして臨みました。前半の失点は減らすことができたのですが、連続での失点があったり、後半立ち上がりの失点があり、まだまだメンタル的な部分も強化していかなくてはなりません。チームとしては個人、グループで相手の状況、試合状況を判断してプレーできるような、クリエイティブなサッカーを目指していきました。そうした中で選手は成長していき、皇后杯ではいい戦いを見せてくれたので、去年いたメンバーにプラスアルファを加えた中で、さらに上積みをして、自分たちでアクションを起こすアグレッシブなサッカー。攻撃的に、高い位置でボールを奪って、相手のゴールに迫るシーンを多く作れるようなプレーを目指していきたいと思います。そして、男子のように、上位に食い込むチームはホームで負けないということがあります。ホームゲームで勝ち点3を取り、なおかつアウェイでも勝ち点を取れるようなチームを目指していきたいと思います。今年も一年間よろしくお願いします。※続いて強化部から、新加入・移籍加入した選手、今シーズンもキャプテンを務める上尾野辺選手、野本コーチが紹介され、挨拶をしました。●岡倉海香選手より挨拶こんにちは。高卒らしいアグレッシブなプレーで、チームに新しいものを与えられたらと思います。よろしくお願いします。●左山桃子選手より挨拶素晴らしいサポーターがいる環境でサッカーをできることを、光栄に思っています。チームに貢献できるように頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします。●小須田璃菜選手より挨拶こんにちは。一試合でも多く出場できるように努力して、チームの勝利に貢献したいと思います。よろしくお願いします。●山田頌子選手より挨拶まずは個人として試合に出ることを目標に。それからチームが目指す目標の力になれるように頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします。●福村香奈絵選手より挨拶こんにちは。日々の練習を大切にし、素晴らしい先輩方からたくさんのことを学んで、チームの勝利に貢献したいと思います。よろしくお願いします。●キャプテンの上尾野辺選手より挨拶皆さんこんにちは。今日は記者会見に足をお運びいただき、ありがとうございます。去年に引き続きキャプテンを務めることになりました。去年、初めてキャプテンをやらせていただいて、私自身、難しいシーズンとなりましたが、今年はその経験を生かして、個人的にも成長したいと思いますし、チームとしてもタイトルを目指して戦いたいと思います。今シーズンもよろしくお願いします。●野本安啓コーチより挨拶こんにちは。今シーズン、レディースのコーチを務めさせていただきます。一年間、監督、選手をサポートして、いい成績を残せるよう、熱いサポーターと共に、最後まで全力で戦いたいと思いますので、よろしくお願いします。※質疑応答――新加入選手の皆さんのストロングポイントは。岡倉 私はサイドバックなので、ゴールに絡むようなロングフィードで得点を演出できたらと思います。左山 コンタクトプレーが得意とするプレーなので、ヘディングなどで負けないようにしたいと思います。小須田 中盤で相手のプレーを読み、そこからボールを奪うプレーを得意としています。山田 ボランチとしてピッチを広く使うことと、狭いところでも崩せるような足元の技術を出せるようにプレーしたいと思います。福村 GKとして1対1が得意です。チームのピンチをチャンスに変えられるようなプレーを見せたいと思っています。――新潟のサッカーの印象は。山田選手は対戦相手として新潟をどう見ていたか。岡倉 新潟のサッカーはアグレッシブなプレーが多いという印象を持っていて、パスもしっかりつないで、崩し切ってからシュートを狙うことが多いと思っていました。そのサッカーに自分が加わって、成長していけると感じました。左山 周りのサポートが早く、皆で団結していくサッカーだと感じました。自分もその中でしっかりと加わってやっていきたいと思います。小須田 とても組織的なサッカーをしていて、上尾野辺選手を中心に攻撃をしていた印象です。自分もそこで成長していきたいと思っています。山田 敵として対戦して感じたのは、縦に早いチームだなということです。昨年は日テレ・ベレーザの一員として戦い、皇后杯で負けた時はすごく粘り強いプレーをする選手が多いと感じました。福村 新潟は組織的なサッカーで、多く走ってパスを回しているイメージがあります。GKですが、足元の技術を高めて、GKからパスをつないで攻撃につながるようなプレーをしていきたいと思います。――監督の今回の補強のポイントと、新加入選手にどんなプレーを期待するか。能仲 高卒の選手、大卒の選手、他チームからの加入の選手もいます。去年は年齢的に上の選手が抜けて、平均年齢が若くなったのですが、今年、新たに若い選手と、経験のある選手がバランスよく加入したと思います。チームにおいて、一昨年、そして去年と人数が少ない中で、今いる選手は多くのポジションをこなせるので、それぞれのポジションで競争が生まれるように、そこのバランスを考慮した補強ができたと思います。昨年、途中から加入したティファニーが抜けたのですが、元々、前線でやれる選手が多くいますので、そうした選手達に期待したいと思います。新加入の選手に期待することは、出来る限りチームに溶け込み、自分の良さを出してほしいと思います。ピッチに立った時に、自分のプレーをしてほしいと思います。――皇后杯での課題はどんなところに感じたか。またそれを克服するために具体的にどうやっていくか。能仲 皇后杯はシーズンを通して取り組んできたことが、少しずつ出てきた大会でした。まだまだボールを持った時の細かなミスもありますし、守備は粘り強い守りができたと思いますが、もっと多くボールを奪って、攻撃回数を増やし、ゴールに迫るシーンを作れたと思います。戦いの中でそうしたチャンスを作っても、決めきれない場面も決勝、準決勝で見られました。そういったところが課題になると思います。メンタル的な部分では、リーグ戦から比べると、失点してからでも粘り強く戦い、同点に追いついたり、たくましくなっています。それを勝ち点3という結果につなげられるところまで、メンタル的なところも上げていきたいと思います。最初に挙げた、攻撃のミスを減らすこと、ボールを奪うことは、よりプレッシャーのあるトレーニングを日頃からやって、選手個々としても成長してほしいと思いますし、チームとしての約束事としてももっと明確に選手に落とし込んで、共通意識を高めていけたらと思います。――上尾野辺選手は2年目のキャプテンとなりますが、ピッチでどんな雰囲気を作っていきたいか。上尾野辺 去年、なかなか勝てない試合が続き、感じたことは失点した後の雰囲気が非常に悪くなっていてたことです。自分がキャプテンとして、そういうところで声掛けが必要だと思うし、全体的にももっと盛り上げ役が必要と感じました。――去年はクリエイティブなサッカーを目標として掲げていたが、今年の目指すサッカーは。能仲監督 申し訳ないのですが、今年も一緒です(笑)。去年に引き続き、クリエイティブなサッカーをしていきたいと思います。シーズン中、色々な状況になりましたが、その中でしっかりと判断してプレーできる選手を目指そうと伝えています。ピッチ外でも一選手として、アルビレックスの選手として、そして一人の人間としてしっかりと状況をつかみ、判断して、グループとして表現できるようなチームを目指していきたいと思います。――新潟のイメージや楽しみにしていることは。岡倉 新潟は雪も多く、寒いので、冬場はこれまで以上にケガに気をつかい、サッカーに集中できる環境を早めに作っていきたいと思います。左山 新潟はお米がすごくおいしいイメージがあるので、しっかり食べて体を作りたいと思います。小須田 新潟は寒いところなので、体調管理をしっかりしたいと思います。山田 新潟に来る前はすごく寒いイメージがあったのですが、東京と比べてもそんなに寒くないのかなと思っています。寒くなったり、雪が降ったら、体調管理や体のケアをしっかりしていかないと思っています。福村 仙台も雪は降るのですが、こっちもかなり降るので、体調管理と体のケアをしっかりして練習に取り組みたいと思っています。