本日開催されましたWEリーグ理事会において、AC長野パルセイロ・レディースが、来年2021年9月に開幕する日本女子プロサッカーリーグ（WEリーグ）に参入することが決定いたしました。

日頃より多大なご支援ご声援をいただいておりますファン・サポーターの皆様、株主・パートナーの皆様、選手を雇用いただいています企業の皆様、ホームタウン16市町村の地域の皆様方や関係団体の皆様、選手・スタッフをはじめとしたクラブ関係者に、心より感謝申し上げます。

参入発表記者会見を実施いたしましたので、ご報告申し上げます。

■WEリーグについて

■WEリーグ、11クラブの入会申請を承認

 

【写真右から】

株式会社長野パルセイロ・アスレチッククラブ　代表取締役会長堀江三定

株式会社長野パルセイロ・アスレチッククラブ　プロリーグ準備室長　加藤久美子

株式会社長野パルセイロ・アスレチッククラブ　取締役副社長兼フィールド本部長　町田善行

 

 

代表取締役会長　堀江三定　コメント

「本日、WEリーグ岡島チェアより参入決定の連絡を頂きました。大変嬉しく、同時に責任を感じております。『長野は素晴らしいスタジアムがあるのでぜひ伺いたい』というお話もありましたので、その点も選考の１つになったのではと感じています。

地域の皆様に支えられながら、ここまで来ることができました。2009年にJaSRA大原学園から移管を受けて2010年からチャレンジリーグに参戦。その後本田美登里監督率いるチームは戦力を増強し2015年になでしこ2部優勝、昇格を果たしました。そして今年2020年にWEリーグ参入が決まり、長野県の女子サッカーに新たに歴史を刻む結果になったと思っています。その中でも、2016年はなでしこリーグ1部での初めてのシーズンでしたが、リーグ最多の平均入場者数を記録し、リーグ成績も3位という好成績を収めました。現在は2部を戦っていますが、こういった歴史を刻む中で積み重ねてきた、“地域の子どもたちの夢”、“地方都市でサッカーを盛んにしたい”こういった想いを実現することがクラブに課せられた使命と考え、WEリーグ参入に手を挙げさせて頂きました。

2015年に長野Uスタジアムが完成し、なでしこJAPANがイタリア代表との試合を開催した時には、南長野が満員に膨れ上がりました。スタジアムが満員になる光景を見て、長野には女性サッカーがもっと根付くのではないかと感じました。この素晴らしいスタジアムを、Jリーグ・WEリーグ共に多くのファン・サポーターの皆さんで満員にすることも我々の使命であると感じています。

WEリーグ開幕に向けては多くの準備を重ねていく必要がありますが、今までクラブを築いて来てくださった皆さんの功績を背負いながら、地域の皆さんにご理解を頂きながら軌道に乗せていきたいと思っています。

我々のクラブは人間形成の部分を大事にしていますので、社会の中で活躍する良い人材を輩出していくことを考えながら、選手の獲得や育成に取り組んでまいります。パルセイロ・レディースには現在6名の長野県出身選手が在籍していますが、長野を背負って活躍している選手達の姿を更に見せ、これからサッカー選手を目指す子ども達に良い影響、良い夢になるようにしていきたいと思っています。

コロナ禍で多くの課題を乗り越えながら、WEリーグの理念・意味を認識し、リーグの発展と共に、AC長野パルセイロ・レディースが地域の中で根付くようにしていきたいと思います。地域の皆様、ホームタウン16市町村の皆様、多くのファン・サポーターの皆様、スポンサー企業様、選手を雇用いただいている企業様。今現在も多大なご支援を頂いている多くの皆さまに感謝をお伝えすると共に、今後もより一層のご支援ご協力をお願い申し上げます」

 

 

プロリーグ準備室長　加藤久美子

「この度、プロリーグ準備室長に就任しました加藤久美子と申します。
私は以前芸能事務所で働いており、5年前に地元長野県に戻ってきました。私自身、スポーツ業界に関わることは初めてとなります。サッカー界のお話をお伺いする中で芸能界とサッカー界はリンクする点があると感じたこともあり、今回の参入に向けて関わらせていただくことになりました。今後、私の経験を活かしながらWEリーグ開幕に向けて頑張っていきたいと思います。
WEリーグは『女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する』という理念を掲げています。この理念のもと、AC長野パルセイロ・レディースを地域の皆さまにも共に盛り上げていただき、未来を担う子どもたちの夢や希望となるチーム作りを行っていきたいです。また、地域の皆さんが集まる楽しいイベントを開催しながら、長野Uスタジアムをイベントもサッカーも楽しめるような空間にしていきたいと思っています」

 

 

関係者コメントならびにお祝いのお言葉

 

■AC長野パルセイロ・レディース　監督　佐野佑樹

「日本初の女子プロサッカーリーグ（WEリーグ）参入決定は、AC長野パルセイロ・レディースならびにクラブにとってビッグニュースであり、非常に嬉しく思います。あらためて、日頃より多大なご支援ご声援をいただいておりますAC長野パルセイロに関わるすべての皆様に対し、心より感謝を申し上げます。

来年から女子プロサッカーリーグ（WEリーグ）という新たな舞台で戦うことは、多くのサッカー少女たちの夢や目標を育むことにつながると思いますし、長野県あるいは北信越地域、ひいては日本の女子サッカーの更なる普及発展につながることと思います。

一方で、まだ2020シーズンのリーグ戦は5試合を残しています。1試合1試合勝利目指して全力で戦い、サッカーを通じて地域の皆様に勝利の感動、元気の源をお届けすることに、全力を注ぎたいと思います。

ぜひお誘いあわせのうえ、長野Uスタジアムにご来場をいただき、熱いご声援を賜りますようお願い申し上げます」

 

■AC長野パルセイロ・レディース　キャプテン　池ヶ谷夏美

「日本初の女子プロサッカーリーグ（WEリーグ）参入決定のニュースは、いちサッカー選手として非常に嬉しいです。

女子プロサッカー選手という職業が誕生すること自体、夢にも思いませんでした。子供たちや地域の皆様方からの私たち選手に対する見方が変わってくると想像します。これまで以上にサッカーに真摯に向き合うだけでなく、常に社会人としての人間性を高めることに日々精進してまいります。

ですが、今シーズンのリーグ戦もまだ5試合残っています。まずは今のチームで最後まで優勝を目指し、1試合1試合全員で成長しながら戦いたいです。地域の皆様方に勝利の感動をお届けできるよう全力で戦います。長野Uスタジアムで共に戦いましょう！」

 

■長野市長　加藤久雄　様

「WEリーグ参入、おめでとうございます。念願のプロリーグ参入を果たしたことは、選手、チーム関係者、スポンサー企業、そしてサポーターの皆さんが一体となって掴み取った大きな成果だと思います。私自身、大変感激しています。

スポーツを軸としたまちづくりに取り組んでいる本市にとって、女性活躍社会推進の象徴として、女性の雇用機会拡大や社会進出に向け、夢と大きな力となります。

今後もトップチームとともに、長野市全体をパルセイロの熱気で盛り上げ、災害復興やウィズコロナに向き合う市民へ元気を与えていただける一層の活躍を期待しています」

 

■一般社団法人長野県サッカー協会　会長　松田正己　様

「この度、２０２１年開幕の日本初の女子サッカープロリーグ（WEリーグ）への参入が決まりましたAC長野パルセイロ・レディースへ、心よりお慶びとお祝いを申し上げます。初の女子サッカープロリーグへの参入、長野県サッカー協会としまして大変嬉しく思い誇りに思います。

AC長野パルセイロ・レディースのなでしこリーグでの活躍は多くの皆さんがご存じのとおりで、本県女子サッカーを牽引しています。今回のWEリーグへの参入が、これからの本県女子スポーツの更なる発展へ寄与すると共に、本県女子サッカーの普及強化へ繋がりますことを期待したいと思います。

また、AC長野パルセイロ・レディースには、年代別日本代表に選出された本県出身の若手選手が数名所属し、サッカー選手を夢見る子どもたちの目標となります。是非、WEリーグで活躍し飛躍して欲しいと願っています。チーム一丸となり優勝を目指す戦いを繰り広げ、県民と多くのサッカーファミリーに感動と元気を与えて欲しいと思います。

最後に、AC長野パルセイロ・レディースの益々のご発展とご活躍をご祈念申し上げます」

 

■長野市サッカー協会　会長　徳永次男　様

「WEリーグ参入決定、誠におめでとうございます。長野市サッカー協会を代表して心よりお慶び申し上げます。クラブの活動理念やなでしこリーグでの実績が高く評価されたものと、関係者の皆様に深く敬意を表する次第です。

また、この度の決定は、長野市サッカー協会にとっても大きな喜びです。近年、当協会でもガールズサッカーフェスティバルを開催するなど、女子サッカーの普及振興に力を入れています。このビッグニュースは、増えつつある女子サッカー選手にとって「プロサッカー選手を夢見る」ことができるということであり、将来への大きな希望となるものです。地域の女子サッカーだけでなく、女性スポーツ全般の発展、さらには地域に明るい活力をもたらしてくれると信じています。

来年秋に開幕するWEリーグで、AC長野パルセイロがどんなチームを作り、どんな活躍をしてくれるのか。長野Uスタジアムで多くのファン・サポーターとともに、また新たな感動が生まれることを想像すると、今からワクワクして待ち遠しい思いです。

AC長野パルセイロのWEリーグでのご活躍、さらには地域スポーツ文化の牽引役として、益々のご発展を祈念申し上げます。長野市サッカー協会も、引き続き全力で応援してまいります」