レッズレディース、2016シーズン新加入選手記者会
17日、浦和駒場スタジアムでの『REDSFesta2016』終了後、浦和レッズレディースの2016シーズン新加入選手記者会見が開かれ、筏井りさ、長嶋洸、北川ひかる、遠藤優、木崎あおい、塩越柚歩、松本真未子の7選手が吉田靖監督とともに出席しました。選手たちは自己紹介や質疑応答を通じ、自身の特長や今シーズンへの意気込みなどを語りました。【吉田靖監督】「レッズレディースの新加入選手記者会見にお越しいただき、ありがとうございます。この優秀な7名を新たに加えることができて、本当にうれしく思っています。みんなで力を合わせて、ぜひ今シーズンはいい成績を残したいと、監督として考えています。それでは私の方から各選手を紹介させていただきます。筏井りさです。ジェフユナイテッド市原・千葉レディースから移籍加入になります。ジェフと対戦していても、いつも彼女にやられたりしていました。レッズに来てくれたら力になってくれると考えていて、そういう選手が来てくれたことは、監督として本当にうれしい限りです。得点能力が高く、セットプレーのキッカーとしても能力が高いので、得点力を上げるためには必要な戦力だと考えています。ぜひ、チームに早く溶け込んで、活躍してほしいと思っています。北川ひかるです。JFAアカデミー福島からの新加入になります。みなさんもご存じのように、昨シーズン、女子特別指定選手という形で、我々のチームで何試合も試合に出ています。そして素晴らしいプレーを見せてくれました。今シーズンはさらに成長して、チームの中心となるような選手になってもらいたいと思っています。U-17の代表が世界大会で優勝したときのメンバーであり、この間のU-19のアジアユースの優勝メンバーでもあります。ぜひ将来、日本を代表する選手になってもらいたいと考えています。長嶋洸です。日本体育大学から加入します。ただ、彼女は、レッズレディースユースの出身です。そのときはU-17の代表に選ばれ、準優勝に貢献しました。また、ユニバーシアード代表にも選ばれて活躍しています。センターバックでプレーをすることが多く、攻守ともに、非常に安定したプレーをします。ボールさばきもいいですし、守備のポジショニングもいいので、ぜひ、ウチのCBのレギュラー争いに加わってもらいたいと思っています。遠藤優です。彼女はレディースユースからの昇格になります。非常にスピードがある選手です。レッズレディースの中でもトップクラスのスピードを持っており、彼女もU-17の世界大会の優勝メンバーです。これからどんどん成長して、レッズレディースでレギュラーを取って、日本を代表する選手になってほしいと思っています。塩越柚歩です。彼女も今年、レディースユースから昇格しました。代表歴はないですが、非常に能力の高い選手です。ドリブルもできるし、パスもできるし、運動量もあるので、非常に期待しています。まずは今シーズン、レギュラー争いに加われるように、がんばってもらいたいと思っています。松本真未子です。彼女もレディースユースからの昇格選手です。U-17の世界大会優勝メンバーで、大会最優秀GKに選ばれました。レッズレディースには、池田と平尾という、優秀なGKがいますが、私自身は、遜色ない力を持っていると思うので、ぜひ、いいレギュラー争いをしてもらいたいと思っています。木崎あおいです。彼女もレッズレディースユースから昇格しました。代表歴はないですが、非常に優秀な選手です。非常にテクニカルで、パスの能力が高い選手だと思っています。彼女も1年目から試合に出られるように、最大限努力してもらいたいと思っています」【筏井りさ】「ジェフユナイテッド市原・千葉レディースから来ました、筏井りさです。1日でも早くチームに慣れて、自分のプレーができるようにがんばりたいと思います。よろしくお願いします」【北川ひかる】「JFAアカデミー福島から来ました、北川ひかるです。昨シーズンは女子特別指定という形でチームに加わりましたが、今シーズンはレッズレディースに加入することができ、すごく嬉しく思います。昨シーズン以上のプレーができるように、精一杯がんばりたいと思います」【長嶋洸】「日本体育大学から来ました、長嶋洸です。ユース時代にお世話になっていたレッズレディースに戻ってこられ、非常にうれしく思っています。チームに早くなじみ、試合に出られるようにがんばっていきたいです」【遠藤優】「浦和レッズレディースユースから昇格しました、背番号17番、遠藤優です。自分の持ち味であるスピードを生かし、どんどん仕掛けて、1試合でも試合に多く出られるようにがんばります。よろしくお願いします」 【塩越柚歩】「浦和レッズレディースユースから昇格しました、塩越柚歩です。ジュニアユースに加入したときから目標としていた、このレッズレディースの一員としてプレーできることを、とても誇りに思っています。それに満足せず、これから自分自身がレベルアップして、1試合でも多く試合に絡んでいけるようにがんばりますので、よろしくお願いします」【松本真未子】「レディースユースから昇格しました、GKの松本真未子です。私も中学1年生のときに、レッズレディースジュニアユースに加入して、一番の夢であったレッズレディースに昇格できることを、とてもうれしく思います。GKは池田選手も平尾選手もすごく能力が高く、激しい争いになると思いますが、そこに加われるように、努力を重ねていきたいと思います」【木崎あおい】「レッズレディースユースから昇格しました、木崎あおいです。自分の特長でもある中盤でのハードワークを生かし、1試合でも多く試合に出られるように、がんばりたいと思います。よろしくお願いします」【質疑応答】(筏井選手にお伺いします。レッズレディースを対戦する立場から見ていたときの印象と、チームの中では最年長で、引っ張っていく立場になるのではないかと思うが、その辺りの考えについて教えてください)筏井「昔から、レッズレディースの印象は、個々の能力が高く、ポゼッションしながらいろんな形で得点できるチームというものでした。私も、もっとサッカーを勉強したいという気持ちで、新しいサッカーに触れてみたいと考えていました。最年長になりますが、チームを引っ張っていくというよりは、今まで自分が経験してきたことを、1人のサッカー選手としてしっかり出せれば、それがチームの力になると思うので、まずは自分のことをがんばりたいと思います」(北川選手は、昨年はレッズレディースで出場機会もあったが、そこでやれたこと、そして今年チャレンジしたいことについては?)北川「昨シーズンは、なでしこリーグのすべてが初めてでした。できたことは積極的に攻撃に参加するという面で、得点にはあまりつながらなかったですけど、前線に関わるというところはできたと思います。今年は、守備の面からもう一度しっかりと基礎を固めて、誰にも抜かれないような選手になりたいと思っています」(長嶋選手、遠藤選手、塩越選手、松本選手、木崎選手の、特長となるプレーを教えてください)長嶋「私は、守備の安定感とキックの精度が持ち味だと思っています。ディフェンスラインからのフィードで攻撃にリズムをつけられるようなプレーをどんどん出して、それをファン・サポーターのみなさんに見てもらいたいと思っています」遠藤「私の持ち味は、先ほども述べた通りスピードがあるので、どんどん縦に仕掛けていって、1点でも多く取れるようにがんばっていきたいです」塩越「私は攻守にわたっての運動量が自分の持ち味だと思っています。加えて攻撃のときも、どんどん積極的にゴールに向かう姿勢で、チャンスメイク、シュートなどを行いたいです。また守備でもチームに貢献できるようにしていきたいと思っています」松本「私の特長は、長い手足を使ったクロスボールの対応や、シュートストップだと思っています。なでしこリーグのレベルになると、今までと違ったスピード感になると思うので、そこをしっかり練習して、より多くのシュートを止められるようにがんばっていきたいです」木崎「私の特長は、中盤でのハードワークだと思っています。中盤でどんどんプレッシャーをかけて、ボールを奪ってからの攻撃の起点になるようなプレーをどんどんしていきたいと思っています」(みなさんの憧れの選手、目標にしている選手は?)筏井「私は筑波大学の出身で、大学院のときの先輩である、安藤梢選手(SGSエッセン:ドイツ)です。大学院でアスリートとしての生活を間近で見せてもらうことが多くて、競技に対する姿勢がとても尊敬できるので憧れています」北川「私は、気迫のあるプレーをする槙野選手が憧れです。強い気持ちは、見習わなきゃいけないところだと思います。プレーでは、先輩である乗松選手が手本になると思っています。乗松選手は、ほとんどが完璧というくらいの技術を持っている選手なので、その選手、(乗松)瑠華さんに早く追いつけるようにがんばりたいと思います」長嶋「私の憧れの選手は、熊谷紗希選手(オリンピック・リヨン:フランス)です。私のユース時代にレッズレディースにいて、1対1の強さなどを間近で感じました。プレースタイルはすごく熱いのですが、フィードの場面だったり、ディフェンスラインでの回しの面では冷静で、熱さも冷静さも持っている、すごくかっこいい選手だと思います。自分もそういう選手になりたいと思っています」遠藤「私の憧れている選手は、柴田華絵選手です。細身ながらも体幹がしっかりあり、スピードもドリブル力もある、すべてが整っている選手だと思います。同じポジションですが、追いつけるようにがんばっていきたいと思います」塩越「私が憧れている選手は、レッズのトップの梅崎選手です。攻守においてのハードワークや、ボールを持ったときの積極的なドリブルもそうですし、観客を魅了できるプレーがとてもすごいと思い、自分の目標にしています」松本「私の憧れの選手は、山郷のぞみ選手(浦和レッズレディースOG)です。中学1年生のころから近くでプレーを見ていて、とてもオーラがあり、女子サッカーを支えている存在だと思いました。私もGKならではのオーラを出し、チームを引っ張っていける選手になりたいと思います」木崎「私が憧れている選手は、トップチームの鈴木啓太選手です。小さいころからレッズの試合を観てきて、守備でも貢献し、攻撃でもたくさんのところに絡みに行っていました。私もそのような選手になりたいと思いました」(筏井選手にお伺いします。レッズに移籍した決め手は?)筏井「レッズと対戦したときに、個々の技術が高く、それがポゼッションできるサッカーを支えていると思いました。技術は近くで見ないと、他人から盗めないものかなと思っています。いくら考えても技術がつくわけではないので、個の能力が高い、いろんな選手がいるチームでプレーしたいと思って、レッズレディースでのプレーを決めました」(長嶋選手にお伺いします。大学サッカーでプレーしていたが、なでしこリーグや浦和レッズレディースをどういう風に見ていたか?また、実際にレッズレディースに加わった心境は?)長嶋「レッズレディースは、浦和レッズ特有のファン・サポーターの熱があり、ユース時代から近くで感じていました。ファン・サポーターのみなさんと共に戦っている印象があります。日体大はなでしこリーグ2部に所属していて、2部と1部ではすごい差があるので、2部では経験することができないスピード感などを、1部では体験すると思います。それにすぐに慣れて、対応できるようにしていきたいと思っています」(みなさんの今シーズンの目標は?)筏井「具体的な数字は決めていないですけど、1日でも早くチームに慣れて、スタメンを取ることです」北川「昨シーズンはあまりよくない結果だったので、今シーズンは1位を狙って、優勝できるようにということを一番の目標に考えています」長嶋「いち早くチームに慣れ、少しでも多く試合に出られるように、そしてチームがリーグ優勝をできるように、自分の長所を出して、がんばっていきたいです」遠藤「1試合でも多く出られるように、日々の練習をがんばっていきたいと思います」塩越「自分の持ち味を十分に発揮し、チームが優勝できるように、1試合でも多く試合に絡んで活躍できたらいいと思っています」松本「自分がGKとして成長できるように日々練習していき、1試合でも多く試合に出るのが目標です。チームの優勝のために、1つでも多く貢献できるようにがんばっていきたいです」木崎「自分自身、もっとレベルアップして、1試合でも多く試合に出て、チームのために貢献できるようにがんばりたいと思います」【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】