2-11-メディア公開トレーニング終了後-塩越柚歩コメ
11日のトレーニング終了後、塩越柚歩がオンラインでメディアからの質問に答え、WEリーグがスタートする今シーズンの意気込みなどについて語りました。
(昨年もおととしも皇后杯の決勝で敗れて年が明けてしばらくして始動、という流れだったが、WEリーグが始まるということはひとまず置いておいて、なでしこリーグも皇后杯を2位で終えて迎えた昨年と、なでしこリーグを制して迎えた今年の1月時点の気持ちの違いはあったか?)
「今年は昨年に比べて悔しさが強かったのは当たり前ですが、皇后杯決勝でシーズンが終わりという感じがしていませんでした。試合が終わって悔しさもそうですが、『このチームで戦える最後の試合』という寂しさがいきなりドンと来て、しばらくは『今日もトレーニングがないんだ』とふわふわした気分でした」
(その心境は、昨年はおととしとは違ってチームの中心になったということも影響しているのか?)
「昨年は試合に出られる回数も時間も増えましたし、なでしこリーグを獲れたということでも自分たちの力が付いてきているという実感がありましたので、皇后杯は悔しさも強かったです」
(今年はWEリーグが始まるということが女子サッカーの大きなトピックだと思うが、開幕は秋で春はプレシーズンマッチのみになるということは例年とは違うところだと思う。始動して1ヵ月ほどで公式戦を迎えるシーズンとは心境も違うと思うが、今シーズンの始まりはどのようにやっていきたいか?)
「プレシーズンマッチはありますが、WEリーグの開幕は9月ということでまだまだ時間があります。チームでの連動や組織をつくり上げていくことはもちろんですが、そこにかなり時間を掛けられますので、今すぐには焦らず、今は自分自身の足りない部分を見つけ、そういう部分を補える時間に当てられればいいなと思っています。例年に比べて自分自身を高められる時間も増えますし、自分自身が成長できる時間だと思いながら取り組んでいこうと思っています」
(例年と比べて意識の違いはあるか?)
「今までは昼は仕事をして夜にトレーニングというサイクルでしたが、これからは他の仕事がなくなることが一番の違いです。その分、自分自身に掛けられる時間が増えますので、サッカーに対する責任感も増えると思います。自分が成長できる時間、自分に掛けられる時間が増えたということはプラスです。まだプロ生活が始まって間もないので分からないこともありますが、何を始めようかこれから探していきたいと思っています」
(プロサッカー選手になって子供たちや社会への影響力も強くなると思うが、塩越選手にとってプロ選手とはどんな存在か?)
「自分は小学1年生のときにサッカーを始めて、ずっと夢であったプロ選手になることを叶えることができました。子供たちにとってのプロサッカー選手はすごく大きな存在で憧れる存在だと思いますし、自分が子供だったときもそうだったように、子供たちに憧れてもらえるような、子供たちに目指したいと思ってもらえるような選手になりたいと思っています」
(今シーズンから森栄次総監督、楠瀬直木監督という今までのレッズレディースにはなかった体制になったが、塩越選手はどう感じているか?トレーニングではどういう印象を受けているか?)
「まだ始動して3日しか経っていませんし、始動してすぐは走りのメニューが多いということもあり、まだ総監督と監督の違いは実感できていません。楠瀬監督もユースを見ていたり、レッズファミリーということで他クラブから来た方ではありませんので、馴染みもあります。森総監督も名称は変わりましたが、選手にとっては大きく変わることはありません。まだ実感していないということが強いですが、雰囲気はこれまでと変わらないのかなと今のところは思っています」
(昨年までは何時から何時まで仕事をして何時からトレーニングしていたのか?今年は増えた時間でどんなことを高めていきたいか?)
「選手によって働く時間はばらばらでしたが、私は8時半から15時まで仕事をして、17時からトレーニングというサイクルを約5年間続けていました。今シーズンはトレーニング時間がどうなるか確定していませんが、仕事をしていた時間は丸々、自分自身のサッカーのために使える時間になります。こういうことをしていきたいということはまだ探しながらですが、時間ができたことは確かです。始動してまだ3日ですが、トレーニング前に体をつくる時間はできていますし、これからもやっていこうと思っています」
(自分と向き合う時間も増えると思うが、将来的に海外でプレーしたいという気持ちはあるのか?)
「なでしこジャパンに選ばれている選手にも今年は海外でプレーする選手が増えていますが、特に長谷川唯選手は年齢も1歳上ですし、小学生のころに埼玉県トレセンで一緒にプレーさせてもらっていたこともあって憧れの存在ですので、長谷川選手のようにビッグクラブからオファーがもらえるような選手になりたいということが一番の気持ちです。まずは国内で活躍して実績をつくってからだとは思っています」
(毎年ユースから複数の選手が昇格しているが、全員がレッズレディースの中心選手として活躍できるわけではない。塩越選手も昇格したばかりのころは今ほど試合に出ていなかったと思うが、今年昇格した3選手に送る言葉はあるか?)
「自分自身がユース出身ということもあり、スタートから出る選手でレッズレディースユース出身の選手が多いと自分自身もすごくうれしいです。他チームから来た選手が活躍することももちろんうれしいことですが、自分がレッズレディースユースで育ったのでなおさらユースから昇格した選手にはがんばってほしいです。
今年昇格した3選手もまだ遠慮してしまうところが多いですし、自分自身もそうだったので気持ちは分かりますが、ユース出身の先輩として下の選手の良さを引き出すプレーや遠慮させない雰囲気をつくっていきたいと思っています。どんどん試合に絡んでほしいという期待も強いですし、がんばってほしいと思います」
(昨年は飛躍のシーズンだったと思うが、今年は改めて真価が問われるシーズンになると思う。チームにどういうことをもたらしていきたいと思っているか?)
「他チームから来た選手もいませんし、他のチームと比べるとメンバーの動きも少ないということは強みだと思っています。チームとしては一からではなく今まで積み上げてきたものをより強くして発揮し、結果が付いてくるチームになることが目標です。個人としては昨年試合に出ていたから今年も出られるとは一切思っていませんし、昨年と同様に試合にコンスタントに絡むことや、全試合に出場する、出場時間を長くすることもそうですが、昨年以上にゴールに絡むプレーを増やしたいという気持ちが一番強いです。アシストもそうですが、自分がゴールを取る貪欲さが足りないことだと思っていますし、そういったところで成長したいと思っています」
(これまで応援してくれていたファン・サポーターはもちろん、WEリーグが開幕するということでこれから注目してみようという人、それぞれに伝えたいことは?)
「昨年もすごく感じましたが、浦和レッズレディースのファン・サポーターは日本で一番熱い方々だと思っています。そのファン・サポーターの方々が今年も引き続き応援したいと思っていただけるチームづくりをしていきたいです。女子サッカー初のプロリーグということで期待も注目も浴びると思いますし、試合を見に行きたいと思えるような面白いサッカーをするチームになりたいですし、自分たちが楽しんでいる姿を見て応援していただきたいです。そこに結果が付いてくるような、見ていて楽しい、強いチームになっていきたいと思っています。応援よろしくお願いします」
(昨年もおととしも皇后杯の決勝で敗れて年が明けてしばらくして始動、という流れだったが、WEリーグが始まるということはひとまず置いておいて、なでしこリーグも皇后杯を2位で終えて迎えた昨年と、なでしこリーグを制して迎えた今年の1月時点の気持ちの違いはあったか?)
「今年は昨年に比べて悔しさが強かったのは当たり前ですが、皇后杯決勝でシーズンが終わりという感じがしていませんでした。試合が終わって悔しさもそうですが、『このチームで戦える最後の試合』という寂しさがいきなりドンと来て、しばらくは『今日もトレーニングがないんだ』とふわふわした気分でした」
(その心境は、昨年はおととしとは違ってチームの中心になったということも影響しているのか?)
「昨年は試合に出られる回数も時間も増えましたし、なでしこリーグを獲れたということでも自分たちの力が付いてきているという実感がありましたので、皇后杯は悔しさも強かったです」
(今年はWEリーグが始まるということが女子サッカーの大きなトピックだと思うが、開幕は秋で春はプレシーズンマッチのみになるということは例年とは違うところだと思う。始動して1ヵ月ほどで公式戦を迎えるシーズンとは心境も違うと思うが、今シーズンの始まりはどのようにやっていきたいか?)
「プレシーズンマッチはありますが、WEリーグの開幕は9月ということでまだまだ時間があります。チームでの連動や組織をつくり上げていくことはもちろんですが、そこにかなり時間を掛けられますので、今すぐには焦らず、今は自分自身の足りない部分を見つけ、そういう部分を補える時間に当てられればいいなと思っています。例年に比べて自分自身を高められる時間も増えますし、自分自身が成長できる時間だと思いながら取り組んでいこうと思っています」
(例年と比べて意識の違いはあるか?)
「今までは昼は仕事をして夜にトレーニングというサイクルでしたが、これからは他の仕事がなくなることが一番の違いです。その分、自分自身に掛けられる時間が増えますので、サッカーに対する責任感も増えると思います。自分が成長できる時間、自分に掛けられる時間が増えたということはプラスです。まだプロ生活が始まって間もないので分からないこともありますが、何を始めようかこれから探していきたいと思っています」
(プロサッカー選手になって子供たちや社会への影響力も強くなると思うが、塩越選手にとってプロ選手とはどんな存在か?)
「自分は小学1年生のときにサッカーを始めて、ずっと夢であったプロ選手になることを叶えることができました。子供たちにとってのプロサッカー選手はすごく大きな存在で憧れる存在だと思いますし、自分が子供だったときもそうだったように、子供たちに憧れてもらえるような、子供たちに目指したいと思ってもらえるような選手になりたいと思っています」
(今シーズンから森栄次総監督、楠瀬直木監督という今までのレッズレディースにはなかった体制になったが、塩越選手はどう感じているか?トレーニングではどういう印象を受けているか?)
「まだ始動して3日しか経っていませんし、始動してすぐは走りのメニューが多いということもあり、まだ総監督と監督の違いは実感できていません。楠瀬監督もユースを見ていたり、レッズファミリーということで他クラブから来た方ではありませんので、馴染みもあります。森総監督も名称は変わりましたが、選手にとっては大きく変わることはありません。まだ実感していないということが強いですが、雰囲気はこれまでと変わらないのかなと今のところは思っています」
(昨年までは何時から何時まで仕事をして何時からトレーニングしていたのか?今年は増えた時間でどんなことを高めていきたいか?)
「選手によって働く時間はばらばらでしたが、私は8時半から15時まで仕事をして、17時からトレーニングというサイクルを約5年間続けていました。今シーズンはトレーニング時間がどうなるか確定していませんが、仕事をしていた時間は丸々、自分自身のサッカーのために使える時間になります。こういうことをしていきたいということはまだ探しながらですが、時間ができたことは確かです。始動してまだ3日ですが、トレーニング前に体をつくる時間はできていますし、これからもやっていこうと思っています」
(自分と向き合う時間も増えると思うが、将来的に海外でプレーしたいという気持ちはあるのか?)
「なでしこジャパンに選ばれている選手にも今年は海外でプレーする選手が増えていますが、特に長谷川唯選手は年齢も1歳上ですし、小学生のころに埼玉県トレセンで一緒にプレーさせてもらっていたこともあって憧れの存在ですので、長谷川選手のようにビッグクラブからオファーがもらえるような選手になりたいということが一番の気持ちです。まずは国内で活躍して実績をつくってからだとは思っています」
(毎年ユースから複数の選手が昇格しているが、全員がレッズレディースの中心選手として活躍できるわけではない。塩越選手も昇格したばかりのころは今ほど試合に出ていなかったと思うが、今年昇格した3選手に送る言葉はあるか?)
「自分自身がユース出身ということもあり、スタートから出る選手でレッズレディースユース出身の選手が多いと自分自身もすごくうれしいです。他チームから来た選手が活躍することももちろんうれしいことですが、自分がレッズレディースユースで育ったのでなおさらユースから昇格した選手にはがんばってほしいです。
今年昇格した3選手もまだ遠慮してしまうところが多いですし、自分自身もそうだったので気持ちは分かりますが、ユース出身の先輩として下の選手の良さを引き出すプレーや遠慮させない雰囲気をつくっていきたいと思っています。どんどん試合に絡んでほしいという期待も強いですし、がんばってほしいと思います」
(昨年は飛躍のシーズンだったと思うが、今年は改めて真価が問われるシーズンになると思う。チームにどういうことをもたらしていきたいと思っているか?)
「他チームから来た選手もいませんし、他のチームと比べるとメンバーの動きも少ないということは強みだと思っています。チームとしては一からではなく今まで積み上げてきたものをより強くして発揮し、結果が付いてくるチームになることが目標です。個人としては昨年試合に出ていたから今年も出られるとは一切思っていませんし、昨年と同様に試合にコンスタントに絡むことや、全試合に出場する、出場時間を長くすることもそうですが、昨年以上にゴールに絡むプレーを増やしたいという気持ちが一番強いです。アシストもそうですが、自分がゴールを取る貪欲さが足りないことだと思っていますし、そういったところで成長したいと思っています」
(これまで応援してくれていたファン・サポーターはもちろん、WEリーグが開幕するということでこれから注目してみようという人、それぞれに伝えたいことは?)
「昨年もすごく感じましたが、浦和レッズレディースのファン・サポーターは日本で一番熱い方々だと思っています。そのファン・サポーターの方々が今年も引き続き応援したいと思っていただけるチームづくりをしていきたいです。女子サッカー初のプロリーグということで期待も注目も浴びると思いますし、試合を見に行きたいと思えるような面白いサッカーをするチームになりたいですし、自分たちが楽しんでいる姿を見て応援していただきたいです。そこに結果が付いてくるような、見ていて楽しい、強いチームになっていきたいと思っています。応援よろしくお願いします」
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