2020年東京オリンピックに向けて女性アスリートの月経不順と疲労骨折率低下を目指す 「ICTを用いた女性アスリートコンディショニングマルチサポート」プロジェクトのスタートについて
ジェフユナイテッド市原・千葉レディースは、順天堂大学医学部小児科学講座、スポーツ・ヘルスケア領域、ICTソリューションを提供するCLIMBFactory(クライム・ファクトリー)株式会社、江戸中期から代々続く産婦人科の専門病院である産科婦人科舘出張佐藤病院と2020年の東京オリンピックに向けて、女性アスリートの月経不順と疲労骨折率低下を目指した「ICT(InformationandCommunicationTechnology)を用いた女性アスリートコンディショニングマルチサポート」プロジェクトのキックオフミーティングを行い、活動をスタートさせましたので、お知らせいたします。1.プロジェクトの目的本プロジェクトでは、女性アスリートの「競技力向上」「障害予防」「女性として生涯健康であるための健康支援と教育」を目的として、ジュニア期から成人までの女性アスリートを対象に、その月経周期やコンディションについて最新ICT技術を利活用し数値化して測定します。また、測定結果を分析し、産学・多職種連携での女性アスリートコンディショニングサポートの検討を行うことで、2020年東京オリンピックに向けて「強く賢く健康で美しい日本人女性アスリート」を育てていくこと、さらには選手自身が、女性として生涯自分の体をマネジメントできる(セルフマネジメント)能力を高めることを目指しています。2.活動期間平成28年5月~平成29年3月頃3.今後の展開ジェフユナイテッド市原・千葉レディースにおいて女性アスリートのパフォーマンス向上を目的とした日本初の試みを行います。基礎体温(協力企業:オムロンヘルスケア株式会社)や食事などの選手一人ひとりのデータをCLIMBFactory社のスマートフォンのアプリで管理するだけでなく、Catapult社の協力により、女子サッカーチームでは日本初の試みとなるGPSセンサー装着によるデータ計測を実施します。走行距離やスピード等の動き、心拍数等のデータ計測により、パフォーマンスの数値把握が可能となります。また、あわせてデータスタジアム株式会社の協力により試合におけるプレーデータを取得し、基礎体温や食事などの個人データと連動させた分析をジェフメディカルチームと順天堂大学、佐藤病院の医師らが行います。選手のコンディションを試合本番において最高レベルに高めるだけでなく、コンディションを記録し、可視化することで、選手のセルフマネジメント能力を育てることを目指します。
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