WEリーグプレシーズンマッチ-INAC神戸レオネッサ戦-試-2

WEリーグプレシーズンマッチvsINAC神戸レオネッサ試合後 楠瀬監督コメント

【楠瀬直木監督】
はじめに、緊急事態宣言によって会場が変更となり、急遽、素晴らしい準備をしてくださったスタッフのみなさんにお礼を申し上げます。ノエビアスタジアム神戸という、いいスタジアムで試合ができ、嬉しかったです。

試合は、懸念していた攻撃のリズムや崩しの部分での精度において、前半はちょっとずつパスがずれていた感じがしました。ボールは握っていても、なかなか最後が崩しきれない状況だったと思います。選手も「おかしいな」と感じていた部分もあると思いますが、INAC神戸レオネッサの選手は、後ろの3枚、中盤の選手にしても個々が強いので、いつもよりもできないことが増え、だんだんノッキングしてきてしまったのかなと感じました。

INAC神戸レオネッサは、チームとしても試合巧者で試合運びがうまかったので、背後に蹴られて拾われてというのを繰り返されてしまい、間延びしてしまいました。この試合を通していろいろなことが見えましたし、次に対戦するのが楽しみだという印象を持ちました。

【質疑応答】
(約1ヵ月ぶりのリモートマッチです。試合に向けて選手たちに伝えたことはどのようなことですか?)
「やれることといつもやることをしっかりやっていこうということと、リモートマッチですが、配信を通じて見ている方も多いので、いいゲームをしようと話しました」

(崩しきれなかった理由として、相手の守備が良かったという部分もありますか)
「守備だけではなく、攻撃陣も素晴らしい選手が多い。そういう相手と対戦するとミスも出てきます。その中でいい課題が見つかったかなと思います」

(前半からアクシデントも発生するほど激しいプレーが随所に見られました。その中で星川監督が試合後に猶本選手の交代について触れていましたが、これまでの負傷の影響などもあっての交代だったのでしょうか)
「猶本の出場に関しては時間の制限があったこともありますが、今日のような激しいプレーは今後も出てきますし、そこを戦っていかないといけません。うちの選手のほうが少し弱かったのかなと思います」

(課題を手にした中で29日にホームゲームを迎えますが、次戦に向けての抱負を教えてください)
「課題はずっとありますが修正をしていく中で、自分たちのいいところは精度を上げて、いい試合になればと思います」

(中島依美選手を攻守においていい形で抑えていたと思います。攻略プランはどのように描いていたのでしょうか)
「特に中島選手への対応については伝えていなかったのですが、攻撃時のボールの出どころは抑えていこうと話していました。必然的に中島選手のところが出どころになっていたのかなと思いますし、後半は、そこでさばかれた部分もあるかなと思います」

(後半、前線を組み替えたのは猶本選手のケガの影響が大きかったのでしょうか)
「ケガというほどでもないのですが、復帰をしてあまり時間が経っていないことや、大事なオリンピックの代表選考もある中です。また、自チームの中でも他の選手も十分力を持っています。試合に出したいという考えもあったので交代をしました」