5-27-メディア公開トレーニング終了後-猶本-光コメン
27日のトレーニング終了後、猶本光がオンラインでメディアからの質問に答え、自身の状況や、29日(土)に行われるプレシーズンマッチ最終戦への意気込みなどについて語りました。
【猶本光】
(チーム状況について伺います。昨シーズンは猶本選手が帰ってきて、チーム内にも刺激があり、2019シーズンよりもチーム力が上がった一因になったのではと感じています。今シーズは、昇格組だけですが、その中でチームとしてよりレベルアップしていくために必要なことは、どのように感じていますか)
「昨年のままだと優勝が難しいのではないのかというのはみんなの中にもあります。その意味では、昨年まで積み上げてきたところにプラスして、守備の回収率を上げたり、攻撃のバリエーションを増やしたりすることは大事だと思います。昨シーズンは、菅澤(優衣香)選手がチームの半分くらいの得点をしていますが、他の選手がもっとゴールを決めていくことで、チーム力が上がると思います。また、昇格組も含めて、昨年試合に出ていなかった選手もレベルアップしている中で、チーム全体が、昨年のチームよりもレベルアップしていく。その意気を持って、みんながトレーニングの中でも細かいところを詰めて行ったりしていると思います」
(今までと違うポジションを試しているということですが、ポジション争いというところも意識されていますか)
「いろいろなポジションをみんなができることは強みだと思いますし、チームとして持っている武器だとは思いますが、個人としては、真ん中でプレーをしても、サイドでプレーをしても、そのポジションに合った自分のプレーをしたいと考えています。特に攻撃面だったり、守備のスイッチを入れる役割だったりというところは意識しますし、サイドだったらボールを奪うことも含めて、チームの中で、どういう役割を今、自分ができるのかを考えながらプレーを変えています。その意味では引き出しが増えていると思います」
(プレシーズンマッチの初戦では、担架で下がるような場面がありました。ケガの状態やコンディションなどについて、教えてください)
「右足首を痛めたので、リハビリをして戻ってきました」
(昨年、ドイツから戻ってきた際に、シュートや点に絡む意識がより強くなったという話をされていました。その後、1シーズンを過ごして今、取り組んでいることを教えてください)
「最近はリハビリをすることも多かったのですが、チームとして、真ん中をやったりサイドをやったりすることがあります。その中でどのように自分のプレーを出していくかというところは意識しますし、チームとして守備を強化しているので、前線からボールを奪いにいくところなどは、共通認識で課題としてやっています」
(高校を卒業されてから10年です。この10年を振り返っての思いとこの先の10年のイメージを教えてください)
「今思えば10年はあっという間だったと思います。その中でいろいろな経験をして、いろいろなことを学び、成長できた10年です。これから先の10年はわからないですし、来年引退するというようなことは考えていませんが、毎試合ごとに、いかに成長を積み重ねていけるかは大事だと思うので、その意味では1シーズン、1シーズンを過ごしていくというイメージに近いです)
(目前に迫っているサンフレッチェ広島レジーナ戦についてですが、プレシーズンマッチでチャレンジしていきたいところは、どのように考えていますか)
「ファン・サポーターのみなさんがスタジアムに来てくれたり、配信で応援してくれているので、もちろん結果は重要です。その中で、チームとしては、昨年からもっと守備でボールを奪い切るところ、回収率を上げようということスタッフも言っていて、チームみんながその意識でやっています。トライはできていると思いますし、紅白戦ではなく、対外試合なので、相手がいる試合です。公式戦をイメージした試合の中で出てくる課題というのもあるので、それを一つひとつ話し合いながら、こうだったら、次にこうしようというのを、試合や場面ごとに話し合っています」
(サンフレッチェ広島レジーナに対してはどのようなイメージを持っていますか)
「実は、まだ動画なども見ていないんです。相手を見ながらプレーすることは大前提だと思いますが、その中で自分たちの良さを出していけたらいいなと思います」
(試合でもプレースキッカーを務めていますが、日本に帰国後、キックの成長についてはどのように感じているか教えてください)
「今まで本当は、セットプレーのキッカーは苦手だったといいますか、どこにどのように蹴ればいいのか。どういうボールがいいのかなど、全然わからないまま蹴っているときもあったのですが、昨シーズンはコンスタントにキッカーを任せてもらったこともあり、中の人たちとどういうボールがいいのか、いろいろと話しながら、合わせられたというところはあると思います。ドイツに行ったからかはわかりませんが、キックが安定したのはありますし、蹴り方がわかったというか、自分の中で蹴り方が定まったという感じです。それで安定したというのがあると思います」
(プレシーズンマッチが進んでいて、チームとして、個人として、リーグ全体としてなど、変化したことと変わらないことについて感じていることを教えてください)
「変わった点で言うと、WEリーグが始まるので、どのチームもプロ選手が増えました。レッズレディースでいうと、環境が良くなって整備してもらっています。例えば午前トレーニングになって、天然芝でトレーニングをさせてもらえるようになって、すごく環境が良くなってきていると感じています。あと、リーグ全体としては、選手の移籍が活発になりました。今までは同じチームにずっといるというのが女子サッカーの流れでしたが、今回はすごく移籍があって、選手がいろいろなところでプレーすることになったのは面白いなと思いますし、変わったなと思っています」
(チームのトレーニングが午前中になり、生活のサイクルも変化したと思います。猶本選手自身は、午後などの時間をどのように過ごしていますか)
「週の初めはトレーニングをしたり、試合に向けての場合はケアに行ったりしています。トレーニングは、ウエイトトレーニングをしたりシュートをしたり、スプリントをしたりという感じですね。また、男子の試合のプレー動画を見て、それを切り取ったりしていることもあります。スペインやJリーグでいいプレーだなと思った選手の動画やいいセットプレーのシーンがあれば、それを切り取って、みんなに共有して』『これをやろう』みたいな事を話しています。
(クラブのプレーの先に、なでしこジャパンがあるとは思いますが、猶本選手の代表への思い聞かせていただけますか?)
「オリンピックに関しては、どうなるのか難しい状況なので、何とも言えないというのが正直なところです。また、代表に関しては、まずは、チームでいい試合、いいプレーを続けることが大事だと思うので、毎日のトレーニングでも、課題を持って取り組みたいと思います」
(今日のトレーニングではセットプレーをもう少しやりたいという話が選手から出たそうですが、意図などを教えてください)
「レッズレディースには大きい選手がいて、ヘディングが強い選手がいます。セットプレーが強い選手がいる中で、そこに合えば得点の可能性がすごく高い。それは、自分たちの武器だと認識しています。自分たちで、しっかりとつくり上げていこうというのが、今日のトレーニングでの発言につながったのかなと思います」
(29日の試合に向けて、抱負をお願いします)
「駒場スタジアムでプレーできますし、お客さんも見に来てくれます。自分たちのプレーを見て『良かったな』と思ってもらえるような試合をしたいです」
【猶本光】
(チーム状況について伺います。昨シーズンは猶本選手が帰ってきて、チーム内にも刺激があり、2019シーズンよりもチーム力が上がった一因になったのではと感じています。今シーズは、昇格組だけですが、その中でチームとしてよりレベルアップしていくために必要なことは、どのように感じていますか)
「昨年のままだと優勝が難しいのではないのかというのはみんなの中にもあります。その意味では、昨年まで積み上げてきたところにプラスして、守備の回収率を上げたり、攻撃のバリエーションを増やしたりすることは大事だと思います。昨シーズンは、菅澤(優衣香)選手がチームの半分くらいの得点をしていますが、他の選手がもっとゴールを決めていくことで、チーム力が上がると思います。また、昇格組も含めて、昨年試合に出ていなかった選手もレベルアップしている中で、チーム全体が、昨年のチームよりもレベルアップしていく。その意気を持って、みんながトレーニングの中でも細かいところを詰めて行ったりしていると思います」
(今までと違うポジションを試しているということですが、ポジション争いというところも意識されていますか)
「いろいろなポジションをみんなができることは強みだと思いますし、チームとして持っている武器だとは思いますが、個人としては、真ん中でプレーをしても、サイドでプレーをしても、そのポジションに合った自分のプレーをしたいと考えています。特に攻撃面だったり、守備のスイッチを入れる役割だったりというところは意識しますし、サイドだったらボールを奪うことも含めて、チームの中で、どういう役割を今、自分ができるのかを考えながらプレーを変えています。その意味では引き出しが増えていると思います」
(プレシーズンマッチの初戦では、担架で下がるような場面がありました。ケガの状態やコンディションなどについて、教えてください)
「右足首を痛めたので、リハビリをして戻ってきました」
(昨年、ドイツから戻ってきた際に、シュートや点に絡む意識がより強くなったという話をされていました。その後、1シーズンを過ごして今、取り組んでいることを教えてください)
「最近はリハビリをすることも多かったのですが、チームとして、真ん中をやったりサイドをやったりすることがあります。その中でどのように自分のプレーを出していくかというところは意識しますし、チームとして守備を強化しているので、前線からボールを奪いにいくところなどは、共通認識で課題としてやっています」
(高校を卒業されてから10年です。この10年を振り返っての思いとこの先の10年のイメージを教えてください)
「今思えば10年はあっという間だったと思います。その中でいろいろな経験をして、いろいろなことを学び、成長できた10年です。これから先の10年はわからないですし、来年引退するというようなことは考えていませんが、毎試合ごとに、いかに成長を積み重ねていけるかは大事だと思うので、その意味では1シーズン、1シーズンを過ごしていくというイメージに近いです)
(目前に迫っているサンフレッチェ広島レジーナ戦についてですが、プレシーズンマッチでチャレンジしていきたいところは、どのように考えていますか)
「ファン・サポーターのみなさんがスタジアムに来てくれたり、配信で応援してくれているので、もちろん結果は重要です。その中で、チームとしては、昨年からもっと守備でボールを奪い切るところ、回収率を上げようということスタッフも言っていて、チームみんながその意識でやっています。トライはできていると思いますし、紅白戦ではなく、対外試合なので、相手がいる試合です。公式戦をイメージした試合の中で出てくる課題というのもあるので、それを一つひとつ話し合いながら、こうだったら、次にこうしようというのを、試合や場面ごとに話し合っています」
(サンフレッチェ広島レジーナに対してはどのようなイメージを持っていますか)
「実は、まだ動画なども見ていないんです。相手を見ながらプレーすることは大前提だと思いますが、その中で自分たちの良さを出していけたらいいなと思います」
(試合でもプレースキッカーを務めていますが、日本に帰国後、キックの成長についてはどのように感じているか教えてください)
「今まで本当は、セットプレーのキッカーは苦手だったといいますか、どこにどのように蹴ればいいのか。どういうボールがいいのかなど、全然わからないまま蹴っているときもあったのですが、昨シーズンはコンスタントにキッカーを任せてもらったこともあり、中の人たちとどういうボールがいいのか、いろいろと話しながら、合わせられたというところはあると思います。ドイツに行ったからかはわかりませんが、キックが安定したのはありますし、蹴り方がわかったというか、自分の中で蹴り方が定まったという感じです。それで安定したというのがあると思います」
(プレシーズンマッチが進んでいて、チームとして、個人として、リーグ全体としてなど、変化したことと変わらないことについて感じていることを教えてください)
「変わった点で言うと、WEリーグが始まるので、どのチームもプロ選手が増えました。レッズレディースでいうと、環境が良くなって整備してもらっています。例えば午前トレーニングになって、天然芝でトレーニングをさせてもらえるようになって、すごく環境が良くなってきていると感じています。あと、リーグ全体としては、選手の移籍が活発になりました。今までは同じチームにずっといるというのが女子サッカーの流れでしたが、今回はすごく移籍があって、選手がいろいろなところでプレーすることになったのは面白いなと思いますし、変わったなと思っています」
(チームのトレーニングが午前中になり、生活のサイクルも変化したと思います。猶本選手自身は、午後などの時間をどのように過ごしていますか)
「週の初めはトレーニングをしたり、試合に向けての場合はケアに行ったりしています。トレーニングは、ウエイトトレーニングをしたりシュートをしたり、スプリントをしたりという感じですね。また、男子の試合のプレー動画を見て、それを切り取ったりしていることもあります。スペインやJリーグでいいプレーだなと思った選手の動画やいいセットプレーのシーンがあれば、それを切り取って、みんなに共有して』『これをやろう』みたいな事を話しています。
(クラブのプレーの先に、なでしこジャパンがあるとは思いますが、猶本選手の代表への思い聞かせていただけますか?)
「オリンピックに関しては、どうなるのか難しい状況なので、何とも言えないというのが正直なところです。また、代表に関しては、まずは、チームでいい試合、いいプレーを続けることが大事だと思うので、毎日のトレーニングでも、課題を持って取り組みたいと思います」
(今日のトレーニングではセットプレーをもう少しやりたいという話が選手から出たそうですが、意図などを教えてください)
「レッズレディースには大きい選手がいて、ヘディングが強い選手がいます。セットプレーが強い選手がいる中で、そこに合えば得点の可能性がすごく高い。それは、自分たちの武器だと認識しています。自分たちで、しっかりとつくり上げていこうというのが、今日のトレーニングでの発言につながったのかなと思います」
(29日の試合に向けて、抱負をお願いします)
「駒場スタジアムでプレーできますし、お客さんも見に来てくれます。自分たちのプレーを見て『良かったな』と思ってもらえるような試合をしたいです」
- 関連タグ
-