2024-25 WEリーグ クラシエカップ 第3節 vs. 日テレ・東京ヴェルディベレーザ

ゲームレポート

試合後コメント

DF#25 塩田満彩選手 試合後コメント

 (途中からウイングバックに入りましたが)あまりやるポジションではないので、少し戸惑いはありました。攻撃は好きなので、高い位置を取りながらプレーするのは楽しかったです。ただ、高い位置を取る分、後ろの(呉屋)絵理子さんの右側のスペースがかなり大きく開いてしまうことはとても気になっていました。
 試合後、選手、スタッフとも、「相手をリスペクトしすぎるとかわされてしまう」という話をしていました。今までの経験もあって、なかなか(積極的に)いけず、自分たちでは「回させている」と思っていても、実際にはやはり回されている感覚が、どこかにあったと思います。東京NBに勝っている浦和は、守備の部分でもかなりガツガツいっていたので、自分たちももっといけばよかったです。
 相性が良いチームも悪いチームもあると思いますし、良いチームのときにはガツガツいけています。監督からも試合の前のミーティングで、「技術は東京NBの方が高い。ただ、メンタルとフィジカルで負けなければ勝てる」という話があり、そこだけは負けないように、と思って試合に入ったのですが、やはり少し腰が引けてしまいました。
 今日はターンオーバーをして、新しいメンバーで戦ったことについて、おそらくひとりひとり、いろんな思いがあったと思います。ただ、そこを出してはいけないですし、誰が出ても勝てるようなチームになっていきたいです。

FW#30 李誠雅選手 試合後コメント

 相手が攻撃を得意とするチームで、自分たちが守備に回る時間が多くなることは分かっていたので、自分の役割としては、できるだけ守備の部分で貢献したいと思っていました。攻め込まれた後のカウンターでしっかりと(ボールを)収めて、得点するところまでいけば一番よかったのですが、そこまでできないのが今の実力だと思います。前半は収めるところでは収めることができ、後半もいくつかチャンスがあったなかで、自分でシュートを打つところまではいけましたが、まだ最後のクオリティーが足りないと痛感しています。
 ボールを保持してくる相手が一番嫌がるのは、粘り強くプレスにくる相手だと思いますし、それをしながら、前から奪ってカウンターを仕掛けたり、シュートまでいった惜しいシーンも何度かありました。ただ、自分たちが勝てなかったのは、相手はそこで決めきって、自分たちは決めきれなかったという差だと感じています。
 自分がニア入ることで(相手のひきつけ役として)使ってもらってもいいですし、その形もチームとしては持っています。速攻でもう1つ、工夫して崩しきることもあっていいのかもしれません。
 今日は前半のうちに(後ろが)5枚になったので、前にかける人数は少なかったですが、それでもゴール前にかける人数をもう少し増やした方が、迫力があっていい二次攻撃につながるのではないかと思いました。守備でハードにいきながらも、そこからまた上がって、迫力をもってゴールに迫るシーンをもう少し増やしていきたいです。
 レジーナは、クラブも選手も含めて「WEリーグを、女子サッカーを引っ張っていく」という自負があるチームだと思うので、今日の結果はとても悔しいです。アウェイゲームでは、この借りを返したいと思います。
 今日、来ていただいたお客さんに勝利を届けることができなかったのは残念ですが、次に来てくださったお客さんや、DAZNで応援してくれる皆さんにも勝利を届けられるように、中3日で精いっぱいいい準備をして、悔いのないようにしていきたいです。

DF#6 左山桃子選手 試合後コメント

 全員で粘り強く、しっかりと守備から攻撃することはできていたと思いますし、そこでカウンターから1点、取ることができればと思いながら見ていました。どちらが主導権を握るか分からない展開だったので、後半、(自分が出場してからは)さらにギアをアップして勝ちにいくつもりでした。
 東京NBさんみたいに個々の能力が高く、ドリブルが多い相手に対して、1stディフェンダーが決まらない時間帯にずるずると下がらず、どうやって守っていくかという部分は、今後の私たちの課題です。1stディフェンダーが決まらないとラインも下がってしまうので、そこを後ろがどうやって押し出すか、もう少しこまめにやっていかなければ、今日のような失点につながってしまいます。もっと真正面から、しっかりと1枚を(守備に)出しきって、後ろはそこから守るんだ、という気持ちでやっていかなければいけないと感じました。

監督 試合後コメント

前半は試合の主導権を握りながら、良い守備から良い攻撃に繋げてフィニッシュまで行けた部分がありました。しかし、後半メンバーを変えて守備の面でも攻撃の面でもより前への圧力を高めようとしましたが、攻撃のクロスからセカンドボールを相手に拾われカウンターとなり、戻りきれるところまで、しっかりと戻りましたが、相手が攻撃をやり直した時の押し返しができず去年からの課題が出てしまいました。フィニッシュのクオリティの面も、我々はシュートを打って枠には飛ばなかったですが、相手はカウンターから逆サイドのゴールネットにシュートを決め、質の違いを見せつけられた試合となりました。ただ、PKの失点もありましたが、最後まで取り返そうとする姿勢は見せてくれたと思います。負けましたが、次に繋がる収穫のある試合だったと思います。

―――連覇がかかったカップ戦、痛い黒星となりました。今後のカップ戦3試合について
「勝つのみだと思います。次どのように勝つか。コンディション・戦術も含めて、しっかり自分たちがやってきたことを出せるように準備したいと思います。」

―――前節からメンバーの入れ替えは日曜日のリーグ戦に向けての判断なのか。
「それも一つ理由にはありますが、チーム立ち上げから全員で乗り切っていくということを選手にも言っていますし、誰が出ても、どういうポジションで出ても勝ち切るチームを作っていくという中で今回選手を全員入れ替えて挑みました。次の試合に向けてというよりかは、全員でカップ戦もリーグ戦も勝ち進んでいく意識づけを、もう一度選手に持ってもらいたかった。残念なのはそこで勝てなかったことです。少しネガティブに捉えてしまうと思いますが、前半フォーメーションを変えながらも良い守備から良い攻撃をしてくれました。負けましたが今後に向けては良い試合だったと思っています。」

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