【6月10日S広島R戦】試合結果および監督・選手コメント
いつもノジマステラ神奈川相模原に対し、多大なるご声援を頂き、誠にありがとうございます。
6月10日(土)に行われました、2022-23 Yogibo WEリーグ第22節 ノジマステラ神奈川相模原vsサンフレッチェ広島レジーナの試合結果および、監督・選手コメントをお知らせ致します。
開催日時:6月10日(土)14:00キックオフ
会場:相模原ギオンスタジアム
対戦相手:サンフレッチェ広島レジーナ
試合結果:0-2(前半:0-1、後半:0-1)
得点者(ノジマのみ):なし
試合記録:WEリーグデータサイト
<ノジマステラ神奈川相模原メンバー>

スターティングメンバー
GK:久野吹雪
DF:伊東珠梨、大賀理紗子、畑中美友香、平野優花
MF:杉田亜未、石田千尋、藤原加奈
FW:松本茉奈加、浜田芽来、南野亜里沙
サブ
GK:池尻凪沙
DF:石田みなみ、小林海青
MF:平田ひかり、井上陽菜、西郡茉優
FW:浜田遥
【選手交代(ノジマのみ)】
63分:OUT浜田芽来/IN西郡茉優
63分:OUT畑中美友香/IN井上陽菜
83分:OUT南野亜里沙/IN浜田遥
83分:OUT松本茉奈加/IN石田みなみ
【試合後コメント】
□菅野将晃監督

ー試合総括
最終戦をホームで勝てず、残念な結果になりました。(シーズンの)終盤にかけてゴールという課題をクリアできないで最後まで来てしまい、修正できなかったのは自分の責任だと思います。今日のゲームは非常にいい立ち上がりだった中で、10分に(広島の)素晴らしいシュートが決まってしまいました。本当に一瞬の勝負、そしてセットプレーに気をつけよう、と言っていたところがそのまま出てしまい、この数試合も同じような感じだったかなと思っています。今日は勝っていれば6位になれましたし、最終戦で順位が大きく変わる可能性があるゲームができて、選手やチームにとってはただの消化試合ではないゲームをやれたことは良かったです。その上で、大事なゲームで勝ち切れない後半戦でした。ただ、何とか中身や内容にこだわりながらしっかりと勝利に結びつけられるようにしたいですし、どちらに転ぶか分からないような試合で相手を上回るだけの力をつけていかなければなりません。(昨年から)たった一つしか順位を上げられなかったのは私の責任なので、結果としても内容としても出せるチームにしていくことが来シーズンの最大の焦点だと思っています。いったんオフにはなりますが、その間もうまく利用しながら次を迎えられるようにしたいです。
ー前半10分に失点しましたが、その前や後に押し込むシーンが何度かあった中で、前半の手応えはどのように感じていますでしょうか。
試合の入りが大事だと思っていますし、失点した後もしっかりと押し込めたので、そこで点を取れるかどうか、あるいはそこで取れなくても1発の失点をしないことが大事でした。中嶋(淑乃)選手を抑えないといけないと言っていた中での失点だったので、しっかりと厳しくやりきることができませんでした。
ー松原有沙選手と石田みなみ選手にとっては現役最後の試合となったが、二人に伝えたいことは。
みなみは 2015年に入ってくれて、早稲田のときの彼女をよく知っていました。話をいろいろ聞いてみたら卒業後はルクレ( MYFC)でやっていて。長崎国体に出ていることを知って長崎まで行って、両膝だったと思いますがテーピングしながらも相変わらず頑張っている姿を見て、声を掛けて入ってきてくれました。あの年からなでしこ 1部で戦えるチームに近づいたなというのを感じて、そういう中でみなみは右サイドバックとして大きく貢献してくれました。今日も引退うんぬんの出場ではなくて、彼女の気持ちのパワーやプレーのパワーは大きな力になると思い、僕は試合に出しました。松原は大商学園で高校生だったときからずっと見ていて、早稲田を卒業して入ってきてくれました。その年は初めてリーグ戦で 3位になれて、彼女はほぼフル出場に近かったと思います。松原は規格外のプレーをできる選手だと思いましたし、ボランチ・アンカーとして何年もやってくれました。今シーズンは苦しいチームを何とか支えなければという優しさゆえの気遣いや気苦労があって、精神的に難しくさせてしまったのかなとも思っています。ただ、体の調子が難しい中でもクラブに少しでも貢献したいということで、さまざまなことに取り組んでくれて、そういうところは松原の人間性の素晴らしさだと思います。次はぜひいい指導者になって、子どもたちや若い選手たちをしっかり育ててくれれば嬉しいです。
□杉田亜未選手

ー長いシーズンを終えて今の率直な心境を聞かせて下さい。
前期は勝ったり引き分けたり、負けることもありましたけど、チームが少し上昇した部分もあったので、その流れをずっと続けられなくて、シーズンを通した戦い方の難しさを感じました。後期になると相手も対策してきますし、自分たちが変わっていかないといけない部分がもっとあったなとも感じます。シーズンが終わって振り返ってみて、そういう戦い方は修正できるときがあったと個人としても感じますし、チームとしてもっとできたことがありました。選手同士でもマネジメントして何か変えることができるように、自分自身も何かできるように、今後につなげていけたらと思います。
ー今日の試合、前半の早い時間に失点しましたが、その前やその後にチャレンジする姿勢はいろんな人に伝わったのではないのでしょうか。
すごくもったいない失点だったので、もう一度切り替えて、とにかくゴールに向かってチャンスを作って、見ている人たちに何かしら感じてもらえるように、そういう部分を意識していました。だからこそ1点は取りたかったですし、追加点も取られてしまって、まだまだ足りないんだなというのを改めて感じました。そこでもっともっと食らいつけるようなチームになっていかないといけないと感じます。
ー試合後のセレモニーで挨拶をして、松原有沙選手と石田みなみ選手の現役引退セレモニーも行われ、どんなことを感じたのでしょうか。
二人とは一緒に苦しい時期を乗り越えてきたので、そういうことを思い出しました。サッカーを一緒にできる時間は限られているなと改めて感じたので、時間を大切にしていかないといけないと思います。二人の今後の新たなステージを応援したいですし、自分自身もできる限り頑張りたいです。
□石田みなみ選手

ー現役最後の試合を終えて、今の心境を教えて下さい。
やっぱり勝ちたかったというのが一番ありますし、0-2の状況で浜田(遥)と一緒に出るときに『逆転しようね』と言って一緒に出たので、やっぱり勝ちたかったです。点も決めたかったですし、アシストもしたかったです。
ー後半途中からピッチに入り、パワーを感じるプレーでした。どんなことを感じていたのでしょうか。
勢いを持って入ることを求められていたと思うので、その部分ではできたかなとは思います。ただ、得点できなかったですし、得点につながるようなプレーもできなかったので、チームの勝利に貢献したかったなというのはもちろん感じています。
ー試合を終えて、現役引退セレモニーで、たくさんの方に見送られていました。
引退を決めてから、周りの人に恵まれているなと考えることが多かったので、今日は感謝の気持ちを持ってプレーしようと思いましたし、ここに駆けつけてくれた方には本当に感謝しています。
ーチームメートからもいろいろな声をかけられたと思います。
本当に辞めちゃうのとか、まだ引退を撤回できるよとか言ってくれるので、そうやって言ってもらえるのはありがたいことだなと思いながら、でもやっぱり自分で決めたことは曲げないようにと思いながら、本当に幸せ者だなと思っています。
ー試合の最後にサポーターと交流して感じたことを最後に教えて下さい。
長く在籍していたクラブで、ノジマステラに在籍していた時間をファン・サポーターの皆さんとずっと共有してきたので、本当に感謝しかありません。サッカー選手としてすごく幸せな時間だったなと改めて思いました。
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