KICK OFF the PLAYERS/伊能真弥
2025/26 プレシーズンに取り組む選手たちの今季の意気込みを短く伝える「KICK OFF the PLAYERS」。アメリカツアー2025の2戦目、Portland Thorns FC戦に出場し、好プレーを見せた伊能真弥。1つしかないGKという過酷なポジション争いに挑む、彼女がどのように今季に臨もうとしているのか。お伝えします。

◆アメリカツアーで得た確かな手応え◆
アメリカツアー2025から帰国し、1日のオフを挟んで国内での活動を再開したチームの中で、伊能真弥は時差や移動の影響を感じさせることなく、軽快な動きを見せ、シュート練習では自身のストロングポイントであるシュートストップを見せていた。
「アメリカツアーでは、GKチームとしてシュートストップの質を高めようという目標を持っていました。そこはさっこさん(池田咲紀子)とも高め合いながら、上達できたのかなと思います」
伊能は自信をのぞかせながら答えた。
実際、出場したアメリカツアー2試合目は、PK戦の末に敗れたものの、伊能自身は好プレーを見せ、存在感を示した。特に持ち味とするシュートストップでは、アディショナルタイムのセーブを含め、チームを救うプレーを見せている。
「ここで失点したらめっちゃもったいないなと思っていて、もうがむしゃらにボールを追いかけました」
「自分が持ち味と思ってるのはシュートストップなので、そこを出せたのは本当に良かったと思います」
◆見えた課題と、さらなる成長への意欲◆
一方で、課題も見つけている。
「やっぱり自分が苦手としているビルドアップの部分だったり、コーチングとかもチャレンジしましたが、まだまだ全然足りないですし、全然伸ばせるところがあると思うので、そこは改善していきたいです」
帰国後のトレーニングでも、その意識は変わらない。
「特にコーチングは意識一つで変わることだと思うので、周りのみんなとコミュニケーションを取りながらやっていきたいです」
◆9か月ぶりの大観衆の中で得た新たな刺激◆
昨シーズンはなかなか試合に絡めず、悔しい思いをした。
だからこそ、アメリカツアーで観客が入った中での試合を経験できたことは、伊能にとっては、あらためて刺激になった。彼女が観客の前でプレーしたのは、昨年10月12日のAWCLのグループステージ以来だったからだ。
「昨シーズンは試合の経験で言ったら、ほぼ練習試合だけでした。本当に9か月ぶりくらいの観客が入った中で、しかもあんなに多くの方が入った環境で試合に出させてもらえたので、やっぱり練習試合とは違う感じでしたし、ああいう中でサッカーをするのはいいなと思いました。だから自分のよいところを伸ばして、改善できるところはして、リーグ開幕に向けて頑張っていきたいです」
◆出場機会にかかわらず、チームのために◆
もっとも、GKという1つしかないポジションを争う中で、彼女自身は、自分のことだけにフォーカスしているわけではない。
「試合に出場してもしなくても、チームのプラスになれる存在になりたいとは常に考えていて。試合に出たらもちろん勝利に貢献したいですけど、試合に出られなくても選手一人一人のモチベーション上げるとか、チームを鼓舞するような声かけをしていきたいなと思っています」
選手として1つしかないポジションを獲得し、出場するために全力を尽くすのは大前提だ。
だが、その結果が出た後に、たとえピッチの外にいても、チームのためにできることはある。
◆成長と貢献を胸に、飛躍のシーズンへ◆
GKという難しいポジションだからこそ、伊能は、常に自身の成長とチームへの貢献を胸に刻み、歩みを続ける。
アメリカでの経験を力に変え、今季彼女がどんなプレーを見せてくれるのか。ぜひ、注目してほしい。
(文・写真/URL:OMA)

◆アメリカツアーで得た確かな手応え◆
アメリカツアー2025から帰国し、1日のオフを挟んで国内での活動を再開したチームの中で、伊能真弥は時差や移動の影響を感じさせることなく、軽快な動きを見せ、シュート練習では自身のストロングポイントであるシュートストップを見せていた。
「アメリカツアーでは、GKチームとしてシュートストップの質を高めようという目標を持っていました。そこはさっこさん(池田咲紀子)とも高め合いながら、上達できたのかなと思います」
伊能は自信をのぞかせながら答えた。
実際、出場したアメリカツアー2試合目は、PK戦の末に敗れたものの、伊能自身は好プレーを見せ、存在感を示した。特に持ち味とするシュートストップでは、アディショナルタイムのセーブを含め、チームを救うプレーを見せている。
「ここで失点したらめっちゃもったいないなと思っていて、もうがむしゃらにボールを追いかけました」
「自分が持ち味と思ってるのはシュートストップなので、そこを出せたのは本当に良かったと思います」
◆見えた課題と、さらなる成長への意欲◆
一方で、課題も見つけている。
「やっぱり自分が苦手としているビルドアップの部分だったり、コーチングとかもチャレンジしましたが、まだまだ全然足りないですし、全然伸ばせるところがあると思うので、そこは改善していきたいです」
帰国後のトレーニングでも、その意識は変わらない。
「特にコーチングは意識一つで変わることだと思うので、周りのみんなとコミュニケーションを取りながらやっていきたいです」
◆9か月ぶりの大観衆の中で得た新たな刺激◆
昨シーズンはなかなか試合に絡めず、悔しい思いをした。
だからこそ、アメリカツアーで観客が入った中での試合を経験できたことは、伊能にとっては、あらためて刺激になった。彼女が観客の前でプレーしたのは、昨年10月12日のAWCLのグループステージ以来だったからだ。
「昨シーズンは試合の経験で言ったら、ほぼ練習試合だけでした。本当に9か月ぶりくらいの観客が入った中で、しかもあんなに多くの方が入った環境で試合に出させてもらえたので、やっぱり練習試合とは違う感じでしたし、ああいう中でサッカーをするのはいいなと思いました。だから自分のよいところを伸ばして、改善できるところはして、リーグ開幕に向けて頑張っていきたいです」
◆出場機会にかかわらず、チームのために◆
もっとも、GKという1つしかないポジションを争う中で、彼女自身は、自分のことだけにフォーカスしているわけではない。
「試合に出場してもしなくても、チームのプラスになれる存在になりたいとは常に考えていて。試合に出たらもちろん勝利に貢献したいですけど、試合に出られなくても選手一人一人のモチベーション上げるとか、チームを鼓舞するような声かけをしていきたいなと思っています」
選手として1つしかないポジションを獲得し、出場するために全力を尽くすのは大前提だ。
だが、その結果が出た後に、たとえピッチの外にいても、チームのためにできることはある。
◆成長と貢献を胸に、飛躍のシーズンへ◆
GKという難しいポジションだからこそ、伊能は、常に自身の成長とチームへの貢献を胸に刻み、歩みを続ける。
アメリカでの経験を力に変え、今季彼女がどんなプレーを見せてくれるのか。ぜひ、注目してほしい。
(文・写真/URL:OMA)
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