8/1 選手コメント(高橋はな、後藤若葉、安藤梢、島田芽依)
8月1日、新体制発表に伴い、トレーニングもメディア公開され、練習後、選手たちが各メディアのみなさんからの取材対応を実施しました。
【高橋はな】
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(新シーズンではキャプテンに就任されました)
「より一層、このチームのために何ができるかをしっかり考えて行動していきたいなと思いました。今まで、いろいろな先輩たちがこのチームを作りあげて、歴史を紡いできてくださっているので、そういった方々に感謝をしながら、しっかりこのチームのためにやれることを考えてやっていきたいと思います」
(キャプテンという肩書きがついたことで、意識が変わった部分はありましたか)
「レッズレディースのキャプテンマークを巻けることは本当に幸せなことです。やるべきことはいつもと変わらないと思いますけど、より一層気持ちをしっかりと入れて、このエンブレムを背負う誇りと責任というものを、私からしっかりと行動に移していきたいと思います」
(いろいろなキャプテン像がありますが、高橋選手自身はどういうキャプテンになっていきたいですか)
「私自身も、いろいろなキャプテンの方々の下でプレーしてきました。今までは華さん(柴田華絵)がずっとキャプテンで引っ張ってきてくれていましたし、いろいろな方の素晴らしさを見てきたので、そういう選手たちに教わったことを体現していきたいですし、自分自身は明るく楽しくやるのが持ち味だと思うので、このチームがいいチームになるために、いい雰囲気を作りだしていきたいと思います。特別何かをするとかはないですし、そういうタイプでもないですけど、みんながやりやすい環境を作れればと思います」
(チームメンバーが大きく変わった中で、チームとしての今までの準備についてはいかがでしょうか)
「昨シーズンからの積み上げと、そこに新戦力が加わって、また新たなサッカーを見せられると思います。ここからリーグが始まる中で、どうなっていくかはすごく楽しみです。私たちらしい、新しいレッズレディースのサッカーをしっかりと作りあげていきたいですし、そのためには今までの積み上げも非常に大切です。やってきたことも忘れずに、堀(孝史)監督のサッカーと今までの私たちの良さをうまく融合させながら、また新しく、力強いレッズレディースになっていきたいと思います」
(新しくチームを作っていく中で実施された、アメリカツアーでの経験や手応えについては?)
「チームとしてアメリカでプレーできたことで、選手個人でも各々が感じることがすごく多かったと思います。相手をよく見て、自分たちがボールを動かすところなど、やれたシーンもたくさんありました。私自身も、代表でやるのとチームで戦うのではまた違ったので、このタイミングで世界を知れて良かったと思います」
(今シーズンでプレーするポジションは)
「どうなるかは分からないですけど、(FWとDFの)どちらでもいい準備をしていきたいと思います」
(ディフェンスラインでのプレーについてはいかがですか)
「コミュニケーションの量もすごく増えていますし、アメリカのチームと対戦できたことで、私たちもより気が引き締まったところがあります。ディフェンスラインとしての各々の責任感がすごく増したと思うので、非常に頼もしい仲間たちだなと、一緒にやっていてすごく思います」
(トレーニングではプレーのテンポや人の動きの部分も良くなっていたように見えましたが、昨シーズンと比べて、どんなところが良くなったと感じていますか)
「昨シーズンで堀監督が就任してから、時間がない中でも私たちの中で共通認識が深まって、いい形が作れていたりもしました。その中で結果を出せなかったことが悔しいですけど、時間もたってみんなの意識や感覚もだんだん合ってきたと思うので、練習の中からいろいろないいシーンが生まれています。これからいろいろなことができていくのではないかと思いますし、考えられる選手が増えたのではないかと思います」
【後藤若葉】
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(今シーズンの副キャプテン就任が発表されました)
「(高橋)はなさんがキャプテンに就任したときに、はなさんから何人か、副キャプテン候補の人に声をかけてもらって、自分自身も『このチームのために何かできることがあるなら』ということで引き受けさせてもらいました。
昨シーズンでは多くの試合に関わらせてもらう中で、試合に出る責任などについては、これまでレッズレディースを支えてくれていた選手のみなさんからすごく多くのことをもらいました。若い選手も多くなってきたので、自分自身としてはそこを伝えていければ、というところです。またピッチ外のところでは、自分自身は上の選手や下の選手ともコミュニケーションが取りやすい年代だと思いますし、いろいろな人とコミュニケーションが取れるのが自分の良さかなと思っているので、若手とベテランの融合、というところで活躍していければなと思っています」
(チームが始動してから、ここまでの手応えはいかがでしょうか)
「昨シーズンの途中で監督が変わった中で、みんなチャレンジしていましたけど、なかなかうまくいかなかったところがありました。そこで出た課題はこのプレシーズンで、個人としてもですし、チームとしても少しずつ改善できているのかなと思っています。そして個人の部分ではやっぱり、アメリカに行って海外の選手と戦う中で、フィジカルやスピードなど、いろいろなものを感じることができました。個人としてもまだまだ上げていかなければいけない部分は多くあるのかなと思っています」
(うまくできるようになった部分などは?)
「守備の部分で言うと、昨シーズンは攻撃を広く取る分、奪われた後になかなか奪い返せなくて、それがなんでなんだろう、という課題があったのですが、そういう部分は少しずつ改善されてきて、みんなストレスなくできるようになってきたかな、というところはポジティブに捉えています」
(このサッカーで、今取り組んでいる部分についてはいかがでしょうか)
「今のサッカーは、基本は4バックでスタートしていますけど、プレーしながら3バックにしていくこともありますし、そのときもサイドバックを上げたり、センターバックが中に入ったりと、いろいろなことにチャレンジさせてもらえているのは、個人としてもサッカー選手としていろいろなものを学べているかな、と感じています」
(その中で、注意していかないといけないことはどんなところですか)
「ポジションチェンジをしていることによって空けているスペースがあることは、全員が認識していなければいけないと思います。そのときに慌てて飛び出さず、最終的にはゴール前を固めていれば守れますし、あとはキーパーと連係する部分も今はすごく取り組んでいます。ゴールを割らせないところはディフェンスラインとしてありますし、あとは昨シーズンでなかなか点が取れなかったという部分で、守備でゴールを割らせないのもディフェンスの仕事ですけど、攻撃のスタートを切るパスを入れるのもディフェンスラインからのプレーとしてあると思うので、そこにもチャレンジしていきたいなと思います。
このチームの良さとして、プレーの合間にいろいろな選手同士がコミュニケーションを取っていることによって、プレシーズンの中でも最初はうまくいかなかったことが少しずつできるようになっている、というところがあると思います。そういうパスからいい攻撃を多く増やしていって、ゴールもたくさん取れたらと思っています」
(チームと個人の完成度についてはいかがでしょうか)
「個人として、身体はだいぶ仕上がってきていると思っていますし、ディフェンスラインとしても仕上がってきていると思います。でも、アメリカ遠征では相手のスピードがあるからこその学びや、これが日本でどう通用するのか、というところもあります。日本ならではのパスワークで崩される部分もあると思うので、もちろんまだ完璧ではないですけど、昨シーズンの最後のほうでうまくいかなくて迷っていた、モヤモヤした感じは晴れていると思います」
(今シーズンの目標についてお聞かせください)
「昨シーズンはリーグ最小失点に抑えることができましたけど、シーズン終盤に失点を重ねてしまいました。今シーズンはディフェンスラインやキーパーと連係して、全員で一桁失点に抑えられるように頑張っていきたいです。
そしてチーム全体としてはもう一回、アジアや世界に挑戦する切符というのはみんながすごく考えていると思います。そのためには1試合1試合が本当に大切になってくると思うので、1試合1試合を大切にした結果、優勝をつかめたらと思っています」
【安藤 梢】
(トレーニングではサイドでプレーするところが多く見られました)
「アメリカでもワイドのポジションでプレーすることが多くて、左だけでなく右もやっています。攻撃では後ろの選手たちが前に運んでくれて、チャンスを作れるようになってきています」
(怪我もあり、今シーズンの開幕には格別な思いがあると思います)
「怪我をして長かったですし、チームにも貢献できていないので、個人としてはとにかくコンディションを上げて、チームの勝利に貢献していくことを必死にやっていきたいですし、自分らしさも取り戻していきたいです」
(チームを外から見ていたことを踏まえ、どのように今シーズンに生かしていきたいですか)
「勝負どころで勝ち点を奪っていかないと優勝は難しいと思います。優勝していく上ではポイントとなる試合を勝っていくことも必要ですし、内容ももちろんですけど、しっかり勝ちきる強さを見せていきたいです」
(今のチームの印象については?)
「すごく若返っていると思います。ポテンシャルのある選手が多いので、そういう選手たちがのびのびプレーできるようにとは思いながらやっていますけど、それプラス、優勝していくには厳しさも必要だと思うので、そういう部分も出していかないといけないと思います。まだ甘さがあるかなとは感じますけど、みんな分かっている部分もありますし、若い選手が多いので、まずはみんなが自分の良さを出せるように、とは思っています。
チームをまとめるような選手が抜けた分、自分ももちろんやっていかなければいけないですけど、若い選手たちからもそういうところが出てきてほしいなと思っていますし、自分も要求していきたいなと思っています」
【島田芽依】
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(開幕が迫ってきましたが、ご自身のコンディションやチームのプレーについてはいかがでしょうか)
「アメリカで3試合して、コンディション的には徐々に上がってきている部分があります。でも、まだ開幕まで1週間ちょっとありますし、もっとコンディションも上げていかなければいけないと思っています。
チームとしてはアメリカで、チームとしての収穫や課題がたくさん見えました。まだまだ突き詰めていかなければいけないところがありますけど、攻撃の形などは徐々に見えてきている部分があるかなと思います」
(アメリカで得た収穫と課題について、お聞かせください)
「攻撃面では、流れの中からゴールを取れたというところで、ピッチを幅広く使ってクロスから攻撃していこうという中で、クロスからの得点もありましたし、練習でやってきたことが出せたのかなと思っています。守備では攻撃からの切り替えや、球際のところで奪ってからのカウンターというところは、試合で出せた部分があったと思います。
課題としては最後に決めきる質の部分や、まだまだミスが多いなと思っているので、ミスからの失点とかはなくしていきたいですし、そこはボールを持っている選手だけでなく、周りの選手がもっといいサポートをしていかないといけないと思っています」
(堀孝史監督がシーズンの頭から指導をされていて、攻撃の形などもより見えてきた部分があると思います)
「まだまだ得点の数で言えば少ないと思っていますけど、決められた形についてはこれまでなかなか作れなかったものでしたし、そういうものをもっと増やしていかなければいけないと思っています」
(あらためて、新シーズンへの意気込みをお聞かせください)
「まずは怪我をせず、1シーズンを通してやっていきたいですし、そのために毎日をいいコンディションでしっかりトレーニングを積んでいきたいです。個人としてはチーム内、そしてリーグで一番点を取ることを目標にしていますけど、得点することだけが全てではないと思っているので、しっかりとチームに貢献できるように、プレーしていきたいなと思います」

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