2025/26 SOMPO WEリーグ 第3節 vs 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 試合後監督コメント

【堀 孝史監督】
昨シーズンのチャンピオンチームが相手ということで、選手たちと立ち向かっていく、リスペクトはするけれどもし過ぎないで戦いに行こうという中、90分を通して選手たちがそういう姿勢を出してくれたんじゃないかと思います。

前半は自分たちの狙いを出せた部分もあって、欲を言えばもう1点でも取れたら、という部分もありましたけど、欲をかきすぎてもよくないと思いますし、少しずつ成長していければと思います。

後半、相手がパワーを入れてきたときに自分たちがどうするのか、守ることに関しては非常に良く守れていたと思いますが、そこから先が少し課題になったと思います。

ただ、選手たちはよく戦ってくれたと思いますので、感謝したいと思います。あとはファン・サポーターの方も本当に後押ししてくれたので、それにも感謝したいと思います」

 

 

(後半は東京NBさんがフォーメーションを変更して戦い方を変えてきたように見えましたが、どのようにゲームを進めていこうと考えていましたか)


「ハーフタイムの時点で東京NBさんが選手を代えてくるという情報があった中で、おそらく4バックにしてくるのではないか、ということは選手たちと話していました。

守備に関してはしっかりできて、ボールを奪うところもあり、そこからカウンターを狙いに行くのですが、前半は相手が3バック、後半は4バックということで、カウンターを狙うところの判断については、自分たちでもう一回しっかりボールを持つことも必要なのではないか、というところがあります。カウンターに行ったところを奪い返されてしまい、逆に相手の残っている選手にわたってしまった部分もありました」

 

 

(後半の立ち上がりには前半以上に前から圧力をかけていたように見えました)


「時間帯や場所によって、自分たちもハイプレスをかけようと伝えていました。ただ、そこは選手たちの判断によって中でしっかりそれを合わせる、前だけがプレッシャーに行くのではなく、行くのであればしっかりとコンパクトにして、という話をした中で、前半はリードしていたこともあって、選手たちにもその勢いを、という部分があったと思います」

 

 

(選手がかなり強気に行ったところが今日の勝因になったと思いますが、どのようにお考えですか)


「今シーズンが始まって、トレーニングマッチをしたりアメリカ遠征をしたり、WEリーグでも2試合やった中で、自分たちのゲームの進め方をいくつか考え、今日は特に前半のほうがハイプレスにいけたとは思っています。そこの成果は選手たちを褒めたいと思います」

 

 

(今日はエスタ マイ キス選手とタンチュリエ ローリー選手という新加入の外国籍選手2名を起用しましたが、彼女たちについてはいかがでしょうか)


「外国籍選手の2人に関しては、難しい時間帯に入って、本当に仕事をしてくれたと思います。まだ合流してそんなに時間もたっていないですけど、ミーティングや練習を重ねた中で、意欲的に理解しようとしてくれたり、身体を動かすことをやってくれたりしています。本当に助けられたと思いますし、後半から入った他の選手も含めて、良かったと思います」

 

 

(東京NBさんには昨シーズンでレッズレディースを率いていた楠瀬直木監督と、中心選手だった塩越柚歩選手がいましたが、どのようにチームに働きかけをしたのでしょうか)


「相手に昨シーズン所属していた選手がいて、監督が率いられているという部分はありましたけど、それも含めてのチャンピオンチームなので、それに向かっていこうという話をしました」

 

 

(左利きの丹野凜々香選手を右サイドで起用している狙いと、評価を教えてください)


「気持ちの強い選手で、チームのために走ったり、戦ったりすることができる選手です。今日のゲームに関しては右で使うことのほうがいいポイントになるのではないか、という判断でした」

 

 

(今後は左で起用することもあるのでしょうか)


「どの選手にも、複数のポジションにトライしてもらっている部分があります。選手の幅が広がると思いますし、チームとしての戦い方、相手によってということも生まれてくるのではないか、という試みを今シーズンはやっています。選手にも常々『チャレンジしよう』と言っていますが、コーチングスタッフ、自分たちのほうでもそういうチャレンジをしていこうと考えています」

 

 

(80分過ぎで、前線に若い選手を投入しましたが、彼女たちへの信頼はいかがでしょうか)


「信頼という意味では、全員の選手がやってくれると信頼しています。ただ、それがどれくらい表現できるかは別ですが、どの選手にも期待しています。今回はサブに入っていたので、あの状況で前半から戦っている選手が疲弊していたので、チームのために戦ってもらおうと思っていました」

 

 

(中盤でよくボールを奪えていたと思いますが、チームへの働きかけをどのようにしていたのでしょうか)


「自分たちがアメリカに行ったときに、パワーのあるチームと対戦することで自分たちの力をつけようという中で、チャレンジしたことが選手たちの自信になった部分があったと思いますし、そこで逃げるのではなく、自分たちが奪いに行くことに、今シーズンはトライしようとしています。それを選手たちが愚直にやってくれている結果だと思います」

 

 

(高橋はな選手を右サイドバックで起用した狙いを教えてください)


「守ることと、攻撃で少し落ち着きが出るのではないかと思っての起用でした。その前に出ていた櫻井(まどか)、丹野(凜々香)を同時に交代しましたけど、非常によく頑張っていたのですが、その分疲弊していたと思うので、交代を考えていた中でそういう起用になりました」

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