2025/26 SOMPO WEリーグ 第7節 vs INAC神戸レオネッサ 試合後選手コメント

榊原琴乃
「前半は自分たちの流れで、いい距離感で攻撃も守備もやれていました。でも後半になって相手が対策してきて、自分たちが守備からいい距離感でなかなかできず、ボールを奪ったとしてもそこから攻撃につなげるところがうまくできずに相手に流れを持っていかれて、その中で失点してしまいました。

 

そこはチームとしてまだまだやるべきことや、対策されてきても自分たちのやりやすい距離感で、常にみんなが意識してやることが大事だと思いました。

 

あとは、相手がボールを持つ時間が長いと攻撃したくて前に急いでしまいますけど、前半で1点取っていて余裕がある中だったので、しっかりと自分たちのペースに持っていくために、自分がサイドでチームを落ち着かせるプレーができればと思いました。

 

相手陣内に運ぶとか、ゆっくりやることは自分自身でもやれる部分だと思ったので、そこはまだまだ成長していきたいです」

 

(ここ数試合は守備の部分でのパフォーマンスで良いシーンを見せている印象です)

 


「やはり、サッカーは守備からだと思っています。もともと自分は守備意識が高いとか、守備がうまい選手ではないですけど、今まで積み上げてきたチームでの守備に加えて、昨シーズンまで守備面で自分自身がやらなければいけないことを求められていたので、そこで成長できたのかなと思っています。

 

守備から攻撃という流れがある中で、サッカーでは守備が絶対に必要です。攻撃だけをやっていればいいとは思っていないですし、(長嶋)玲奈さんとか、今日は途中からエスタ(マイ キス)選手になりましたけど、『玲奈さんはここら辺まで来てくれるだろう』という連係も、自分のやりやすいように出てきてくれます。

 

そこはもっとチームとして、自分はこういう守備ができる、というところを合わせていけば、選手によっての特長で、その2人だけの守備ができると思います。そこはもっと、チームで合わせていきたいと思います。

 

自分の守備がうまいというのは、前の選手が限定してくれて、自分も限定していくところで奪えたり、というところもあります。チームとして、というところだと思います」

 

(守備では距離が大事だと思いますが、相手選手の懐まで入って奪い切るシーンが、ここ数試合、複数見られていました)

 


「それは(伊藤)美紀さんに練習から言ってもらっています。

 

練習のミニゲームでは距離が近めのゲームが多くて、フルピッチより狭い分、プレッシャーに行きやすい、というところがあります。

 

でも、最初のほうは全然行けていなくて、『それじゃプレッシャーになっていないよ』と言われました。

 

『これってプレッシャーじゃないのか』と思って、より止める・蹴るが上手になってくる、レベルが高くなってくると余裕ができるので、より一歩詰めるとか、詰めてから切り替えされた後に、今日は1本相手の14番の選手(水野蕗奈選手)に縦に抜かれてしまいましたけど、ああいうところでついていくことができれば、そこから奪って、逆にチャンスになると思います。

 

そういうところは美紀さん直々に教えてもらっています」

 

(今日はボールを奪ってからロストが多く、そこで攻撃のリズムが作れなかったところが課題だと思いますが、この反省を踏まえて、次の試合はどのように戦っていきたいですか)

 


RB大宮アルディージャWOMEN戦は、自分たちがいいペースでボールを持てればよい流れでゲームを進められると考えています。

 

そこで早い段階で点を取れたり、足元でつないでいきつつ、今日(島田)芽依さんが取ったように背後への一発もある、と見せていけば、本当に相手はやりづらいと思います。

 

そこを見せつつ、守備でいい距離感でボールを奪って、前に行くときは行きますけど、チャンスは見逃さないようにしつつ、行けないと判断したときは全員がサポートを取れるような立ち位置で、攻守の切り替えなどは全員でこの1週間で準備していきたいと思います」

 

(優勝を争う相手から勝ち点1を取れたことは収穫だと思いますが、タイトル争いについてはどのように捉えていますか)

 


「自分たちが首位になるためには勝つしかなかったので、その試合で勝ち点3を取れなかったのは悔しい結果でした。

 

『自分があそこでしっかりクリアできていれば』とか『その前になんとかできれば』という後悔、課題はありますけど、今日出た課題を次の試合から絶対にやらないと全員が思っていれば、この勝ち点1は、勝ち点1以上の収穫になると思います。

 

今日出た課題を全員が一人ひとり振り返って、チームとしても振り返って、ミスなどを全部なくしていければ首位に立てると思います。全員で自信を持ってやっていきたいと思います」

 

 


島田芽依
「正直、この結果は悔しいのひと言です。勝てた試合を勝ち点1にしてしまったことはチームとして反省しなければいけないですし、こういう試合を勝ちきれる力をもっとつけていかなければいけないと感じます」

 

(得点シーンではすごく落ちついたループシュートを決めました)

 


「(加藤)千佳さんのところに相手のセンターバックの選手がすごく食いついていたので、監督からもそこを狙うように言われていました。

 

(高橋)はなさんがすごくいいボールをくれたので、ゴールキーパーと駆け引きをしながら、自分自身は冷静になれていたと思います」

 

(こういうゲームで得点できることはFWとしてどのように感じていますか)

 


「こういう厳しい試合で点を取っていかなければいけないですし、それを勝ち試合にできなかったことがすごく悔しいです。

 

まだまだここから試合は続きますし、しっかりとチームとして勝てるよう、もう1回チームでトレーニングを積んでいきたいと思います」

 

(ボールを奪った後にロストすることが多くて、流れがうまくいかなかった部分があったと思います)

 


「後半はバタついてしまったので、もう少し試合を落ち着かせたかった、というのが正直なところです。

 

ピッチコンディションがよくない部分もありましたけど、技術的なミスはもっと減らさなければいけないと思います。

 

その中でもやらなければいけないので、一つ落ち着かせるところが足りなかったと思います」

 

(今日は前線で身体を張ってチームを助けていたと思います。次戦のさいたまダービーに向けてはいかがでしょうか)

 


「自分たち自身がやるべきことをやれば、チームとして主導権を握りながら、いいゲームにできると思います。

 

さいたまダービーは負けてはいけないと思うので、そこはしっかりと気持ちを入れながら、1週間でしっかりといい準備をしたいと思います」

 

 

後藤若葉
「先制できてチームとしても勢いに乗れましたし、前半は自分たちのやりたいように運べていたのかなと思います。後半は相手も点を取るというところで勢いを持ってきた中で、受ける時間が長かったかなというところと、自分たちで奪ったボールをスピードを上げて失う回数が多く、その中で決められてしまった、というところです。自分たちで難しい試合にしてしまったのかな、という印象です」

 

(ピッチコンディションもあって、思うようにつなぐことが難しかったと思います。今日の経験はまた一つプラスになると思いますが、いかがでしょうか)

 


「得点シーンは裏一本でのゴールでしたし、下でつないでいるからこそ、前も空いてくると思います。思い切ったプレーをするのであれば、前線のシマ(島田芽依)などは競れる選手なので、その周りの人数をどうやって多くしてセカンドボールを拾っていくか、というところです。

 

前半はそこを勝てていたのかなと思いますけど、後半は相手にセカンドボールを拾われるシーンのほうが多かったかなと思うので、プレーを割り切ってやるのであれば全体的に押し上げてセカンドボールを拾えるように、というところは、収穫もあり課題でもあるかなと思います」

 

(前々節のマイナビ仙台レディース戦で敗れた後もその反省を活かしてチームはその経験を次に生かせている印象もありますが、首位攻防戦を経て次に向けてやっていくときに、後藤選手なりに大切にしたい部分はどんなところでしょうか)

 


I神戸さんや日テレ・東京ヴェルディベレーザさんと対戦するときは、自然と自分たちもですし、試合の流れも含めて球際が激しくなると思います。

 

マイ仙台戦がそうではなかったわけではないと思いますけど、何か気の緩みみたいなところはあったのかなと思いますし、そこは自分たちで、どんな相手だろうとどんな試合だろうと『一戦必勝』というところは絶対に変わりないと思いますし、目の前のボールを取る、目の前の相手に負けないところは変わらないと思うので、その基準を周りに引き上げられるのではなく自分たちで上げていけるかがすごく大事になると思います。練習などは今はすごく激しくできてますし、そういうことの積み重ねかなと思うので、練習からそこは意識してやっていきたいなと思っています」

 

(次戦のさいたまダービーに向けてはどのように臨んでいきたいですか)

 


「さいたまダービーということで、観客のみなさんが盛り上げてくれる部分はもちろんあると思います。

 

それにいい形で乗れるようにというところと、今回は先制した中で追いつかれて、そこからもう1点を取れなかったというなかったという悔しいゲームになったので、次こそは複数得点、そして無失点で勝てるように、もう一回チームで1週間、いい準備をしていきたいなと思います」