2025/26 SOMPO WEリーグ 第8節 vs RB大宮アルディージャWOMEN 試合後選手コメント

島田芽依
「自分が点を決めてチームを勝たせたい気持ちがすごく強いですし、自分がチームで一番前に立っているので、自分が一番点を取るくらいでなければいけないと思います。自分のゴールを勝ち試合につなげられたところは、自信にもなりました。

今は仕留めきるところが、自分の中でだんだんいい感覚になってきていると感じています。終盤で点を取ることも大事だと思いますけど、チームを勢いづけるためのゴールを取ることができたのは良かったと思います」

 

(1点目のPKを取ったシーンは裏へのパスに抜け出したところからでした。あの形はチームとしてもかなり狙っていたところでしょうか)

 


「そうですね、センターバックが割れた間や、サイドバックとセンターバックの間は常に意識しています。

 

そこは出し手も受け手も共通認識を持ちながらできているところは、すごくいいことだと思います」

 

(PKで対峙したのは期限付き移籍中の福田史織選手でしたが、意識しましたか)

 


「PKについては、自分の中で蹴るコースを決めていましたし、蹴り込むことしか意識していませんでした。

 

そこは良かったかなと思います。自分がゴールを取りたい気持ちはもちろんありましたし、PKの練習もしてきたので、自信を持って蹴れました」

 

(2点目についてはいかがでしょうか)

 


「ニアゾーンのところは、今までの自分自身のゴールの取り方としてなかったところでした。

 

クロスからのゴールが少なかったので、今シーズンはそういうゴールが増えてきて自信にもなっていますし、それが自分のゴールの取り方になっていっているところは、すごくいいことなのかなと思います」

 

(ダービーを自分のゴールで勝利する、ということについては、また違ったものがあるのでしょうか)

 


「大宮戦ではこれまでに何点か取れているので、『今日も点を取る!』という強い気持ちを持って試合に入れました。

 

そのゴールがチームの勝利につながったことはすごくうれしいです」

 

 


池田咲紀子
「いつも言っていますけど『優勝するための1試合』ということには変わりはありません。ただ、さいたまダービーということで盛り上げてくださって、自然に熱が入る試合ではあったので、勝ち切れたことは良かったです。

でも、あくまでも優勝に向けての1試合ということで、課題もありましたし、手放しに喜ぶというよりは、次の試合に向けて修正しなければいけない部分も多かったので、そこはもう一度映像などを見ながらみんなで話したいと思います」

 

(立ち上がりにはピンチがありましたが、しっかりと守りました)

 


「それが自分の仕事だと思いますし、私はそういうところが勝敗に影響してくると思っているので、そこで踏ん張れたのは自分の自信になります。

 

試合前に、立ち上がりのところはふわっと入ってしまいがちだったので、しっかり切り替えようと話をしていた中で、無失点で終われたのは良かったと思います」

 

(前半から相手の前線が前に圧力をかけてきていましたが、どのようにプレーしようとしていましたか)

 


「自分的には、もっと来るかな、という感覚でした。

 

早い時間帯に点を取ってくれたのも大きかったですけど、ビルドアップではいつもなら長いボールを選ぶような場面でも、つなぐ選択でいくつかチャレンジできました。

 

圧力を感じながらも、自分たちが後ろで動かしていかないと前線の選手を苦しめてしまうので、その辺はトライしながらできたと思います。

 

もっとやれた部分はありましたけど、試合でトライできる以上のことはないので、そこはポジティブに捉えて、より良いものにしたいです」

 

(後半の頭には好セーブもありました)

 


「結果として失点ゼロというのは、私にとってもチームにとってもすごくいい材料で、ポジティブになれます。

 

それは継続していきたいですし、後ろが締まると自然といい攻撃にもつながっていくので、一番後ろからしっかり声とプレーで支えていって、前の選手が伸び伸びプレーできるようにしたいです」

 

(池田選手はレッズレディース生え抜きで在籍も一番長いですが、あらためてダービーで勝つことの意味をお聞かせください)

 


「『さいたまは浦和が一番なんだ』ということは、幼少期からずっと意識の中にあった部分でした。

 

それを自分がピッチで表現できるのは幸せですし、みなさん自然と熱が入るカードなので、そこで2-0で勝ち切れたのは良かったと思います。でも、まだリーグも後半戦がありますし、アウェイでも勝ちきってこそダービーに勝ちきったということになると思うので、残りの試合も勝って、本当の意味でダービーに勝ちたいです」

 

 


高橋はな
「ホームで完封勝利できたこと、そしてこのダービーに勝つという意味は本当に理解しているので、私たち選手にとっても、チームにとっても、ファン・サポーターのみなさんにとっても、本当に大きな勝ちだったと思います」

 

(前半の立ち上がりは相手が前から来ていて、ピンチになりかけたところがありました。そこからの立て直しについてはいかがでしたか)
 

 

「相手が勢いを持ってやってくることも頭に入れながらスタートしましたけど、そこで少し、うまく自分たちの流れをつかめない場面が続いてしまいました。

 

そこは逆に『自分たちがこれからどうするか』というところにもつながると思いますけど、あそこで失点しなかったことはチームにとって本当に大きかったですし、難しい時間帯が続いた中でシマ(島田芽依)が先制点を取ってくれたことが、私たちにとって大きなポイントになったと思います。

 

相手は勢いを持って来てはいましたけど、その中で自分たちのどこが空いてるのか、どのスペースを自分たちが共有するのか、そこが理解できていれば、あとは相手に合わせることもそうですし、自分たちで動かすことがうまくできると思っていました。

 

そこで焦れずにやれたことで、相手の足もだんだん止まってきたところも含めて、うまく空いているスペースを見つけていい形を作り出せるようになったのかなと思います。

 

(1点目のPKを取った場面のように、空いているところを突ける攻撃ができている手応えはありますか)

 


「堀監督がそういうことを落とし込んでくれていますし、練習もやっていて、そういう場面が増えてきています。

 

誰かが来ているということはどこか他のところが空いている、そこも自分たちが共有できているので、そこに対してどうやってボールを入れていくか、誰がどこに動くか、スペースの使い方やボールの動かし方についてみんなの引き出しがどんどん増えていっているからこそ、やれる場面が増えているのではないかと思います」

 

(これで8試合中6試合が無失点となりました。守備面の手応えはいかがでしょうか)

 


「今日もディフェンス陣、そしてサッコさん(池田咲紀子)を中心に守って、危ない場合もサッコさんが止めてくれたり(後藤)若葉が身体を張ってくれたりしていました。

 

本当に頼もしい仲間がいるおかげで、私自身も頑張れています。

 

もっと高めていきたいですし、そのためにはまず、自分自身のパフォーマンスにをもっと厳しく求めていきたいと思います」

 

 


櫻井まどか
「まずは勝利できたことがとてもうれしいですし、クリーンシートで終われたことには本当にほっとしています。さいたまダービーということで『浦和レッズのエンブレムを背負っている以上は負けられない』という思いが、選手もファン・サポーターのみなさんも強かったと思うので、その分の特別さはありました」

 

(試合開始早々に危ない場面がありましたが、素早くカバーに入って失点を防ぎました)

 


「あのシーンは、相手の30番の西尾葉音選手が抜け出してきました。試合前から『(高橋)はなさんのカバーで声かけます』と言っていて、はなさんも『2人で声をかけてやっていこう』と言ってくれていましたけど、試合が始まってすぐにそういう場面が来たので、そこは2人で試合前から言っていたことが出たんじゃないかな、という場面でした。

 

自分自身も練習から、背後に抜けられても最後まで諦めずに追いかける部分、最後のスライディングのところまでやるということは心がけています。

そういったところでは1点を防げてよかったなと思います」

 

(いつもハードワークされていますが、今日は右サイドバック、左サイドハーフ、右サイドハーフと3つのポジションでプレーし、ますます大変だったと思います)

 


「自分でも驚きましたけど、いろいろなポジションで起用してもらえることはとてもうれしいことです。

 

ただ、右サイドハーフは久々にやりましたけど、結果的には納得のいく結果にはなりませんでしたので、どこでもできる選手に成長していきたいと思えるような試合になりました」