2025/26 SOMPO WEリーグ 第8節 vs RB大宮アルディージャWOMEN 試合後監督コメント

【堀孝史監督】
「さいたまダービーということで、多くの方が見に来てくれました。その中で選手たちも、見に来てくださったみなさんに対していいものを見せようという気持ちを強く出して戦ってくれた前半だったと思います。

 

その中でうまくゴールを取れたことで、自分たちでゲームをうまく進められたと思っています。

 

後半はもう少し攻撃面でいいものを出せればと思いましたが、それは次への課題だと思っています」

 

(今日はさいたまダービーということで、チームに対して特別な働き掛けをしたのか、それとも少し落ち着かせるようにしたのか、試合に向けてのマネジメントはどのようにされましたでしょうか)

 


「クラブからもダービーということを言いながらやっていましたし、選手たちもダービーを意識していたと思います。

 

そこで自分が何かをたきつけるというよりは、ふだんの試合の中で自分たちがうまくいっていることや失敗したことがあると思うので、『そのときに何が足りなかった、何が良かったからいいゲームができたのか、ということを整理した上で戦おう』という話をしました」

 

(今日はアンカーの平川陽菜選手のところにボールが入らないよう相手が対策してきたと思いますが、そこで平川選手がもっとボールに関われるようになればもっと成長すると思いますが、その辺りの考えはいかがでしょうか)

 


「前提として、自分たちは彼女だけのことを考えているわけではありません。

 

相手との戦いの中で、もしそこを止められていたら誰が空いてくるのか、ということを考えながらやることがチームとして必要かなと思います。

 

また何がなんでも全部自分がやるということではなく、チームとしてそこを機能させるために何が必要なのか、逆に言えばそこが少し足りなかった部分はあったと思うので、そういうところを学んでいくところだと思います」

 

(三菱重工浦和レッズレディースは長く日本人選手だけで戦ってきた中で、今シーズンは3名の外国籍選手が加入しています。そういう違った文化の選手と練習から一緒にできることによる変化はどのように感じていますか)

 


「日本人も全員が同じではありません。

 

日本人同士でも、たとえば柴田(華絵)とトレーニングをするのと高橋はなとトレーニングするのとでは、それぞれ学ぶことに違ったものがあると思います。

 

外国籍選手だからというわけではなく、一選手としてトレーニングでやることでの学びがあると思います。

 

一番感じているのは、外国籍選手たちはまだ日本語が十分ではない中で、すごく学んでくれて、話をできるようになっているところもあります。

 

そこでのコミュニケーションの取り方は、選手たちがより活発にしてくれていると思います」

 

(今日は試合前に、「スマイルマッチ supported by 三菱重工」として、三菱重工浦和レッズレディースジュニアユース vs RB大宮アルディージャWOMEN U15の試合が行われました。そうした選手に対し、トップチームの選手にはどのような振る舞いを見せてほしいと考えていますか)

 


「選手たちには試合前に、『今日はダービーで、ジュニアユースのチームも大宮さんとのダービーをやる。

 

そこには両チームの選手の親御さんや知り合いなども来るので、そういう人たちに対してもレッズレディースはこういうものだ、というのをしっかり見せよう』という話をしました。

 

そういうことも、おそらく選手たちが頭に入れて、やってくれた部分があると思います」

 

(櫻井まどか選手は右サイドバックから左サイドハーフ、右サイドハーフと、いろいろなポジションでプレーしていました。1人で複数ポジションをできることについてはいかがでしょうか)

 


「櫻井はどこのポジションに行っても、自分のやれること、最低限やってほしいことをしっかりと理解した上でやるという姿勢があります。

 

いろいろなところにトライしていくことについては、精神的な部分を含めて長けた選手だと思っています。

 

チームとしては18人でいろいろなプランを考えながらやっていく中で、そういうふうにやってくれるのはありがたいですし、彼女の学びにもなっていると思います」