FINASH

9/15 N相模原戦 Pick Up Player【矢形 海優選手】

2024-09-14


背後への抜け出し、ゴール前での決定力を武器とするストライカー。前線からのアグレッシブな守備での貢献度も高い。昨シーズンはチーム最多の7ゴールを記録。開幕戦、古巣戦、誕生日といった“注目試合”でことごとくネットを揺らす勝負強さも光り、まさに“桜なでしこのエース”と呼ぶにふさわしい活躍を見せた。今シーズンこそ自身初の「二桁得点」を達成すべく迎えた中、直近の公式戦、WEリーグ クラシエカップ グループステージ第2節・ジェフ千葉レディース戦ではチームの“今季ファーストゴール”をゲット。それまで幾度となく好セーブを見せていたGK山下莉奈の奮闘に応える一撃だった。「莉奈とはいつも、試合前の円陣の後、互いに『頼んだ』と言って自分のポジションに付くのですが、その一言が自分の中では大きい。後ろからの声やセーブに勇気をもらっています」と語る矢形が昨シーズンのリーグ開幕戦でも決勝点を挙げ、山下が無失点に抑えて勝利を掴んだ。心が通じ合う“ソウルメイト”の共鳴を、今シーズンのリーグ開幕戦でも見たい。

今シーズンの選手プロフィールのQ&Aで、「私のココを見て!」の項目では、「ゴールを決めた時のパフォーマンス」と回答。千葉L戦でのゴール後は、ピッチにスライディングする歓喜の姿が様になっていたが、自身のポーズだけではなく、「ゴール後にチーム全員で喜んでいる姿や笑顔を見て欲しい」との思いも込められている。座右の銘は、「人生一度きり」。今、ここにしかない瞬間で最大限、輝くために全力を尽くす。「何があっても今を楽しむ。悔いのないように、自分らしくやりたいことをやる」という決意を胸に、ピッチに立っている。さらに最近は、「那須川天心選手が話している『関係ないっしょ、気持ちっしょ』という言葉にもグッときて、勇気をもらっています。『外しても関係ないっしょ、次、決めたらいいっしょ』という気持ちでプレーしています」と明るく笑う。セレッソ大阪ヤンマーレディースにとって2シーズン目のリーグ開幕戦も、一度きり。ストライカーに必要な「最後は気持ちっしょ!」のマインドで、ゴールを、勝利を貪欲に目指す。