【活動報告】育成選手を対象に女性の安全安心講習をレッズランドで実施
2026-06-17

三菱重工浦和レッズレディースの育成選手たち(ジュニアユース、ユース)約60名を対象に、「女性の安全安心講習」がレッズランドにて実施されました。埼玉県 県民生活部 防犯・交通安全課 防犯・犯罪被害者支援担当の渡邉真桜理さんをはじめとする3名を講師に招き、約1時間にわたって行われました。
本講習では、日常生活における身の安全の守り方や法改正が行われた自転車の交通ルールなど、選手たちの生活に直結する内容が丁寧に伝えられました。
選手たちは、手を挙げて意見を述べるなど積極的に講習に参加し、夜間の練習後に自転車で帰宅する機会の多い選手たちにとって、「今日からすぐに使える」知識が凝縮されたセッションとなりました。
「1日約2.4件」——埼玉県内の性犯罪の現状
講習の冒頭、渡邉さんは女性を取り巻く犯罪の現状についてデータを交えながら説明しました。
渡邉さんは「コロナ禍が終わったあと、埼玉県内の性犯罪は増加傾向にあります。昨年は県内で869件起きています。単純に1年を365日で計算すると、1日で約2.4件起きているということになります」と話し、その上で、声をかけたり、後をつけたり、撮影しようとするなど、性犯罪につながりかねない「声かけ事案」を含めると、実際の被害はさらに多くなると説明しました。
具体的な事例として、自転車で移動中の女子高生へのわいせつな声かけ、道案内を口実に車への同乗を求められた女子中学生の事案、スマートフォンを向けられた撮影被害の事例などが紹介されました。
「犯罪者は1人が大好き」——狙われにくい行動を身につける
講習では、クイズ形式を交えながら被害に遭わないための行動ポイントが解説されました。
渡邉さんは「犯罪者はやはり1人を狙います。どんな場所でも、外であっても、マンションの中であっても、1人は犯罪者に狙われやすくなります。中学生・高校生になると小学生のときよりも1人になる場面が増えると思いますので、そんなときにどのようなことに気をつければよいかを考えてみましょう」と、選手たちに伝えると共に、帰り道の選び方についても実例を交えて説明をしました。
片側が畑や線路で人通りが少ない道、駐車場・駐輪場、人の死角が多い公園、集合住宅の共用部分などが特に危険な場所として挙げられ、なるべく人通りのある明るい道を選ぶことが強調されました。
講習では、レッズランド周辺の犯罪マップも提示され、駅に近づくほど子どもを狙った不審者情報が増える傾向があることや、過去に不審者情報が報告された場所が「片側が畑」「高架下の暗いスペース」「お墓に面した道」といった共通点を持つことが示されました。

イヤホンをしたまま歩くと、後ろからの接近に気づけない——実験で実感
講習の中でとりわけ印象的だったのが、イヤホン着用時の危険性を体感する実験でした。
選手2名が参加し、通常の歩き方では、5m以上離れていても、後ろにいる人の気配に気付けましたが、イヤホンで音楽を聴いている状態では、背中を押されるまで気付くことができず、イヤホンで音楽などを聞いた状況で歩いたり、自転車に乗ることの危険性が示されました。
この実験を通じて、イヤホンをしながら歩くこと・自転車に乗ることの危険性が参加者全員に具体的に伝わりました。
また、自転車でのイヤホン・スマートフォン使用は道路交通法違反にもなることも確認されました。

万が一のときは——声を上げ、周りに助けを求める
また講習の中では、被害に遭ってしまったとき、あるいは遭いそうになったときの対処法についても、具体的な手順が説明されました。
1. 大きな声で助けを呼ぶ(意識していないといざというときに声は出ない)
2. 防犯ブザーを鳴らす(スマートフォンアプリもあり)
3. 交番・コンビニ・子ども110番の家など逃げ込める場所を確認しておく
渡邉さんは「自分は大丈夫、関係ないという思い込みはほんとうに危険です。周りの人は、助けてくださいと言われたらちゃんと助けてくれます。声を出したりして、周りの人の協力を求めるようにしましょう」と話しました。

自転車に乗るときのルールも再確認
講習では、自転車の交通ルールについて、配布資料「自転車ルールブック」をもとに解説が行われました。
渡邉さんは「自転車は軽車両という車の仲間です。原則として車道の左側を通行します。信号は必ず守り、一時停止の標識があるときは必ず止まるようにしましょう」と注意喚起するとともに、歩道を通行できる場面(「普通自転車歩道通行可」の標識がある場合、小学生・70歳以上・身体に不自由がある方、車道が危険な場合など)についても、歩行者優先で車道寄りをすぐ止まれる速度で走行することが求められると説明されました。
また、スマートフォンを見ながら・通話しながら・イヤホンをしながらの「ながら運転」は道路交通法違反であることもあらためて強調されました。
まとめ——自分の身は自分で守る意識を
今回の「女性の安全安心講習」では、埼玉県内の犯罪状況の現状、被害に遭わないための行動習慣、万が一の際の対処法、自転車の交通ルール、そして相談窓口まで、幅広い内容が約1時間にわたって下記の項目を丁寧に伝えていただきました。
- 人通りがあり明るい道を選ぶ
- イヤホン・スマートフォンの「ながら歩き・ながら運転」はやめる
- ピンチのときは大きな声で助けを呼ぶ、電車内で痴漢にあった場合は、しゃがんで周りに気づいてもらう
- 困ったときは一人で抱え込まず、相談窓口となる #8891 や110番に相談する
講師を務めた渡邉さんは「ぜひ日常を充実して過ごすためにも、今日学んだ内容を忘れずに生かしていただきたい。自分の身は自分で守って、交通ルールもしっかり守って、これからも安全で安心な生活を送ってほしい」と選手たちへのメッセージで講習を締めくくりました。
本講習を開いてくださった埼玉県 県民生活部 防犯・交通安全課のみなさま、ありがとうございました。
防犯に関する相談や被害に遭った際などのさまざまな相談窓口が掲載されている「防犯のまちづくり ハンドブック」は下記ページにてダウンロードできます。
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0311/bouhanjyohou/index.html (埼玉県公式ページ内)

この原稿は、レッズレディースパートナーであるStoryHub社のプロダクトを活用し、人とAIが共創して作成させていただいております。
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