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Future Diamonds vol.8 「通じない」を越えていく ――関 浩二・川嶋珠生 両コーチが見たシンガポールでの日々

2026-06-17

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6月、三菱重工浦和レッズレディースのコーチ陣と育成選手が、戦略的パートナーシップを結ぶシンガポールのライオン・シティ・セーラーズ(Lion City Sailors、以下LCS)を訪れた。派遣されたのは工藤輝央スポーツダイレクター、西谷冬樹ジュニアユース監督、川嶋珠生ユースコーチ、関浩二ブリッジコーチ。さらに、ジュニアユースの森井咲選手、大村遥夏選手の2選手が帯同した。

 

午前はU-8からU-12、夕方はU-13からU-15の女子、夜はU-15の男子。年代もレベルも国籍もばらばらの子どもたちに、一日3つのセッションを重ねた3日間――。言葉が通じない環境で、指導者として何が削ぎ落とされ、何が残ったのか。

 

帰国した関浩二コーチと川嶋珠生コーチに、話を聞いた。

 

※本取り組みの活動サマリーはこちら

 

 

■ 「オン・ザ・ピッチも、オフ・ザ・ピッチも、24時間」

 

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ーーまず日程の確認から。現地入りが5月31日で、セッションは6月2日からの3日間、帰国が6月7日の朝だったんですよね。

 

川嶋コーチはい。セッションは2日、3日、4日の3日間でした。

 

 

ーーカテゴリーは、男の子と女の子と、レベルの高い子、という分け方ですか。

 

川嶋コーチ午前中がU-8からU-12の男女ミックスの、いわゆるキッズトレーニングキャンプ。夕方からがU-13からU-15の女子のA・B。そしてもう1コマ、夜がU-15の男子のA・Bという形です。

 

ーー1日に3セッションというのは、かなり大変ですよね。

 

川嶋コーチハードですよね。

 

関コーチほんとに(笑)。

 

ーー午後の2コマは、どちらかがメイン、どちらかがサポートに回って、入れ替えていく。

 

川嶋コーチそうです。お尻の2コマを、メインとサポートで、1、2、1、2と交代していきました。

 

 

 

3つのセッションは、いずれもLCSからのオーダーで、現地の子どもたちを指導するもの。LCSのスクールに通う子も、今回のキャンプだけに参加した子も入り混じる。午前のキッズキャンプの会場は、LCSとは別のSAFRAのグラウンド。午後と夜はLCSのトレーニングセンターで行われた。

 

 

ーー帯同したジュニアユースの2人は、トップチームの練習にも入ったんですね。

 

川嶋コーチはい。U-14の2選手、森井咲と大村遥夏です。トップチームの練習に参加したのと、オフの日には、西谷監督が見ていたU-15のAチームのほうにも入りました。

 

ーーU-14の2人は、トップチームに入ってもプレーできていましたか。

 

川嶋コーチ十分プレーできていました。時期的にトップチームの7、8人が代表活動でいなかったこともあって、ユースチームの選手も混じっていたんです。実質1.5軍くらいのイメージだったので、2人にとってもちょうどいいレベル感だったと思います。

 

ーー午前は何時からだったんですか。

 

関コーチ9時からでしたね。

 

川嶋コーチ9時から12時まで、最初はそれで行こうとしたんです。でも、もう暑くて続かないので、2日目から40分×3セットに変えました。

 

ーー20分のインターバルを挟んで、ですね。

 

川嶋コーチそうです。20分のインターバルを2回、中に入れて。夕方が18時から19時半、夜が19時半から21時。だから結構過酷でした 苦笑。

 

ーー鍛えられました?

 

川嶋コーチめちゃくちゃ鍛えられました。終わったらお弁当を持って、すぐホテルに戻って、翌日の指導案を作って。

 

関コーチ余白があれば少し仮眠して(笑)、また次のセッションに行って、現地でオーガナイズして、指導して。途中で抜けて次のオーガナイズもして……。時間に余裕がないんですよ(笑)。

 

川嶋コーチ朝から晩まで、その繰り返しでした。

 

 

■ 「もっと削ぎ落とせ」――言葉が通じない場所で

 

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ーーシンガポールでの取り組みは、お2人にとってどんな感触でしたか。

 

関コーチ自分の場合は、多民族で、英語という共通言語がある中で、自分の言葉が伝わらない場所に置かれたときに、シンプルに、ポイントを抑えて伝えることが一番重要だなと。自分はこれまで、しゃべりすぎていたんだなという気づきがありました。

 

 

ーー通訳が入るぶんタイムラグもあって、しゃべりすぎると間やリズムが狂ってしまう、と。

 

関コーチそうなんです。長くしゃべっても、そのぶん間ができてしまう。午後は川嶋(珠生)コーチが自分のセッションを通訳してくれたんですが、文法どおりにすらすらと話していて、「すごいな」と。

 

 

ーー川嶋コーチはAFCのライセンスも持っていて、英語もある程度話せた?

 

川嶋コーチいえ、そんな大層なものではなくて。昨年、中国のクラブチーム、本当に同じようなチームの中学生に1回指導する実践があって、そのときはオール英語でやったんです。それで少し耐性ができていた、というイメージですかね。簡単な英語でも、ぱっと反応として出てくる経験があった、という。

 

ーー昨年の中国と比べて、シンガポールはどうでしたか。

 

川嶋コーチそれに比べると、国の文化として本当にサッカーが根づいているというか。子どもたちのリアクションもそうですし、多国籍であることも相まって、いわゆる外国籍のスタッフから教わることに、すごく慣れているんだなというのに驚きました。

 

 

中国でやったときは、最初はまるで距離感があった、と川嶋コーチは振り返る。英語が難しければ中国語に返ってきて、また英語、中国語……と、言語を何重にも挟んだ。

 

川嶋コーチなので、中国ではサッカーの質うんぬんよりも、まずコミュニケーションを取ること自体が難しかったんです。でもシンガポールでは一応言語が英語で一つなので、毎日顔を合わせるので、日に日にコミュニケーションが取れていって、反応も良くなる。お互いに自信をつけていくような日々を過ごせた印象があって。

 

シンガポールでも、サッカーがこんなに盛り上がっているんだなというのを、肌でめちゃくちゃ感じました。

 

 

■ プランCまで用意する――準備と臨機応変

 

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ーーその過酷な3日間で、一番学べた、鍛えられたと感じたのはどんなところですか。

 

関コーチ自分は、より深く、計画性を持ってやること。トレーニングの構築もそうですし、選手のレベル差や出来栄えを見て、練習メニューを変えていく臨機応変さですね。

 

ーーアドリブ力、ですね。

 

関コーチそういうところがないと、教えられないなと。1つの練習メニューをただ準備するだけではなく、「これが易しすぎたらどう難しくするか」「できたらどう負荷を足すか」まで用意しておくと、よりいいものが提供できるとあらためて感じました。

 

 

ーー日本だと、おおよそこのレベルでできる、というのが見えますよね。

 

関コーチ大体は見えます。でも、異国の地のああいう環境だとやってみないとわからない部分があって。だから余白の部分を用意しておかないと、なかなか対応できない。

 

川嶋コーチ本当にそうです。プランCくらいまで。工藤(輝央)スポーツダイレクターや西谷監督たちもそうだったと思うんですけど、最初に作ったものとみんな結構変わっていると思います(笑)。「ここは難しいかな、カットして次にいこう」と。

 

関コーチ自分のセッションでも、1日目に3対1からポゼッションに行く予定だったんですが、3対1がまだうまくできないから、結構徹底してやりました。3対1を教えるのにも、自分で見本を見せながら。ギリギリで判断を変えられない子が多いので、「※Nutmeg(ナァッメグ)」と言いながら、股を抜いて。

※Nutmegは股抜きを表す英語のスラング

 

川嶋コーチそうそう(笑)。

 

関コーチ「ナァッメグ、ナァッメグ」って(笑)。守備者がパスカットを狙うときに足が開くので、そこを自分で見せて、キュッと股を通したりすると、結構選手たちが食いついてくる。そういう駆け引きを教えていきました。川嶋(珠生)コーチには英語力があるけど、自分はそこがないから、もう見せるしかないなと。

 

 

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ーーいわゆる共通言語のように、キーワードを作っていったわけですね。

 

川嶋コーチはい、キーワードをどんどん作って。

 

 

夜の男子のセッションでは、関コーチが受け持った組が「にぎやかだった」、と2人は笑う。

 

 

川嶋コーチ工藤スポーツダイレクターが見ていたほうは、レベルの高い子に少し要求しながら、という感じで、逆に関さんの方はレベルが結構ごちゃ混ぜで笑。

 

関コーチ中国系もいれば、インド系もいて、いろんな多国籍の中で。自分をアピールしなきゃいけない中だから、うまくいかないと、そこから逃げる、隠そうとする選手もいました。

 

「最後パスしたらオーバーラップして!」と簡単なことを言っているんですが、それがなかなかできない 笑。最初は「パス、ムーブ」と言っていたんですが、川嶋コーチが「パス、オーバーラップ」と言ったら、反応もよくて、いい言葉だなと思って、それから使わせてもらいました。

 

川嶋コーチ今のがいい例で。シングリッシュ――シンガポールのイングリッシュと言われるくらい、また英語とは違った変化があるんです。言語ひとつとっても入り口が違ったので、「この入り口で行ってみたけど伝わらないから、また言葉を変えてみる」というアレンジが必要でした。

 

テクニックを伝えるにしても、「パス・アンド・ムーブ」と言うのか、「オーバーラップ」という動きで伝えるのか、関さんのようにデモでクッと見せてしまうのか。その引き出しの多さがすごく求められました。

 

情報量が多いのがいいわけではなくて、そこを削ぎ落としつつ、より狭い中でどういう引き出しを持っているか。それが3日間の中で試されて、本当に学びになりました。

 

 

■ 伝えたかったこと――駆け引きと、勝負

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ーー現地の子どもたちを指導するにあたり、一番何を大事にして伝えていましたか。

 

川嶋コーチ私は、日本人的な勤勉さや真面目さで、同じトレーニングをコツコツ積み上げていくこと以上に、サッカーの楽しさの一番である駆け引き、そして競争――勝負というところに重きを置きました。その中に「テクニックは必要だよね」「見ることは必要だよね」という要素を入れていく。駆け引きと勝負をテーマに、3日間伝えました。

 

ーー駆け引きと勝負が、サッカーの中で一番楽しい部分だと。

 

川嶋コーチ勝ち負けがつくものですし、チームスポーツなので、全員でボールをゴールに運んでいく。その中で駆け引きをしながら相手を騙したり。相手の予想を裏切る、裏をかくところは楽しいですし、勝敗がつくからこそ、そこにフォーカスしたほうが楽しめると思っています。

 

 

ーー関コーチはどうですか。

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関コーチ自分はドリブルのテクニック。相手を外す、右に釣って逆を取る。そういうところは、見ている人も楽しいし、自分もやっていて楽しかったから、そこを磨いてほしい。

 

それをゲームの中でどううまく発揮できるか。プラス、ゴールがあるからシュートにどう繋げるか、味方にどうパスを繋げるか。ただu-8だと、なかなかパスがうまくいかないんですけどね。

 

ーー3日間で、伝わった手応えはありましたか。

 

川嶋コーチ本当にいろんなカテゴリーで見られたので。小さい子から、言葉が伝わるような若年層まで、トレーニングの中で気づいてもらえたかなという実感はありました。

 

関コーチU-8でも、最後にもう一度、簡単なライン突破をやったとき。地元の女子選手だったと思うんですが、ボールに触らずに踏み込んで、フェイントで相手の体重をずらして、逆を取ってかわしたんです。もうめっちゃ褒めました。

 

ボールを蹴ってしまう子もいる中で、「あ、意図が伝わったな」と、見て感じられて。

 

ーーうまくなった子、意図を表現できた子がいると、やっぱり嬉しい。

 

関コーチ嬉しかったですね。「ナイス!」って(笑)。

 

 

 

■ 心に残った場面

 

ーー全体を通じて、心に残っているエピソードはありますか。

 

関コーチ自分はU-8の、日本人の女子選手ですね。

 

お父さんがレッズのサポーターだと言っていたんですが、「名前を呼んでパスを受けよう」というメニューをしたときに、他の選手の名前が覚えられなくて泣いてしまったんです。

 

他の選手たちは、同じチームや顔なじみだったみたいなんですが、その選手だけ、他のチームから来ていて、名前を覚えきれなかったんですね。

 

続けたほうがいいのか、やめたほうがいいのか迷って、「もう名前は言わなくていいよ」ということにしました。

 

予想される問題を事前に自分の中で分かっておくと、こういう困難にも立ち向かえるのかな、と。

 

 

関コーチU-8は特に、小学生年代なので何が起こるか分からないことが多かったです。トップを見て、高校生、中学生を見てきた中で、一番新鮮でした。自分の中でそうした未知の部分に出会うことは鍛えられましたね。

 

川嶋コーチ私は午前のU-10のカテゴリーの指導でした。最終日に、だんだんゲームを長くしていく形にしたんですが、最後のゲームで勝敗がギリギリのとき――確か2対2か3対3だったんですが、インド系の子と地元シンガポールの子が1対1でバチバチになって、ちょっと掴み合いみたいになったんです。「おい、おい」みたいな 笑。でも試合が終わったら、握手して、肩をトントンとやっていて。

 

ーー試合中はやり合うけれど、終わればラグビーのノーサイドのように。

 

川嶋コーチそうです。終わったらもう全然自然にしていて。「あ、これが私が求めているものだ」と。午後でも、今度は味方同士で「こっちにくれよ」「いや、今のはそっち、裏に行ってよ」と、だんだんコミュニケーションが高まって、仲間になっていく姿が見られて。

 

サッカーを通じて選手が感情を出していく――指導者冥利に尽きるなと。

 

初めましての3日間という短い中でも、駆け引きや勝負を楽しみながら、真剣に取り組んで、自分の感情を乗せていく。それが見られて嬉しかったです。

 

 

 

■ 変わっていく選手たち――森井咲・大村遥夏

©lioncitysailors.wt ▲ジュニアユース 大村遥夏選手

 

©lioncitysailors.wt ▲ジュニユース 森井咲 選手

 

 

ーー帯同したU-14の2人は、3日間で変化はありましたか。

 

川嶋コーチ私が女性スタッフということもあって、行き帰りの同行も含めてずっと一緒でした。大村(遥夏)はお父さんの関係でLAに住んでいた経験があって、森井(咲)は昨年ドイツに行っていますが、チームではなく2人だけで、というのは初めてでした。

 

最初は食事も喉を通らないんじゃないかというくらいに不安そうでした。

 

でも、自分がやれると思えた瞬間――練習参加したあたりから表情が明るくなって、その日のプレーを、コインランドリーで洗濯しているときに教えてくれたりしていました 笑。海外経験を通じて「自分もやれるんだ」という感覚を身につけていくのを間近で見られました。

 

関コーチ森井には、午前の指導でサポートに入ってもらっていたんですが、最初は言われたことを手伝う感じだったのが、しばらくすると自分から分からない選手に見本を見せたり、「こういうドリブルだよ」と話しかけたりしてくれるようになって。

 

3日目で「良くなってきたな」というところで終わってしまったので、ちょっともったいなかったです 笑。

 

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■ 多国籍の中で見た「自己表現」

 

ーー異国の地で、この年代の子たちを指導する経験は、お2人とも初めてでしたか。

 

川嶋コーチそうですね。

 

関コーチ初めてです。やる前は、言葉が話せないという不安もありました。でもやってみて、情熱を持って、分からないときは見本を見せながら3日間やりきると、やっぱり変化があるんだなと。

 

 

葛藤もあった、と関コーチは言う。男子のU-15・Bでは、なかなかうまくいかず、怠惰に見える姿を見せる選手もいた。

 

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関コーチそれでも、関わり方を少し和らげて「ここは我慢するか」とやっていくと、全員には伝わらなくても、前向きな選手は取り組みが変わったりしました。

 

あと印象的だったのは、多国籍ということ。3対3や2対2で後ろで順番を待っているときに、さっきのプレーをめぐって熱く言い合っている子がいる(笑)。自分を強く見せるために、そうやって戦っているんだなと。これは日本にないなと思いました。

 

川嶋コーチ自己表現、アピールがすごく上手ですよね。「自分はこうしたい」とはっきり伝える。

 

関コーチあからさまにミストラップして、止められていないのに「ちゃんとここによこせ」と要求している選手もいました 笑。

 

こっちからそ見たらその選手がボールを止められてないだろう、と思うシーンなんですが、そうやって自分を強く見せるような感じ。

 

アメリカ、中国、インドと多国籍の選手がいる中で、自分を見せないと、上にのし上がっていけない。それが、シンガポールでは8歳でもあるんだな、と感じました。

 

ーーそれはたくましいですね。日本にいると、あまり経験しないかもしれません。

 

関コーチそうですね。

 

 

 

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■ なぜ浦和に来たのか

 

 

ーーお二人は2026年から加入してくださいました。その理由についても教えてください。

 

関コーチ自分は女子サッカーで言うと、日テレ・東京ヴェルディベレーザに在籍させていただきましたが、ベレーザにいたころ、レッズには1回も勝てなかったんです。

 

やっぱりレッズというチームの底力、力強さを自分の中で実感していたというのと、プラス、それだけじゃダメで。世界に羽ばたく、AWCLも取りに行くというところで、少しでも力添えになれればと。

 

自分の立場は育成からトップへの繋ぎ役なので、トップに少しでも選手を上げられる、トップの選手がより羽ばたいて、まずはチームで活躍して、そして海外に行ける、そういうお手伝いができればなと思いました。

 

ーー魅力的なチャレンジだと感じて来てくださったんですね。

 

関コーチそうですね。魅力的です。

 

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ーー川嶋コーチは。

 

川嶋コーチ私は、指導力を上げたいというのが1つでした。昨年までなでしこリーグにいて、その1つ上のカテゴリーであるWEリーグの現場で、指導力を上げたいと。

 

もう1つは、浦和がやはり世界に近いというところ。昨年AFCのライセンスを取ったこともあって、そこと繋がって世界を視野に入れながら、指導現場で力を鍛えたいと思ったのが理由です。

 

ーー皇后杯でも対戦していますよね。

 

川嶋コーチはい。そこで対戦して、あらためてレッズレディースとの日常の違いを、肌で感じました。

 

 

 

■ 経験を、どう還元するか

ーーお2人は、このシンガポールでの経験を今後どう活かしていきたいですか。

 

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関コーチこれから海外で活躍する選手を考えたとき――川嶋(珠生)コーチの話を聞いていて思ったんですが、選手も計画性を持ってほしいというのは感じました。

 

いつまでにプロになる、いつまでにレッズレディースで活躍して海外に行く、そしてお世話になったクラブに還元していく。そういうビジョン、プランを持てる選手が出てきてくれればなと。その中で、言葉が話せると得をするよ、というのを――自分が話せなかったので 笑、より身に染みたので、伝えていきたいです。

 

 

 

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川嶋コーチまず、シンガポールというアジアの中の1つの国ですが、とても勢いを感じました。少し危機感もありますね。こんなに盛り上がっているし、いろいろやっているんだなと。

 

日本はフットボールにおいては先立って取り組んできたところがあるので、お互いに還元し合いながら。世界、アジアというところまで広げていけるし、決して遠くないと思えたんです。

 

だから選手たちに、日常からメンタリティも含めて、指導として求めるものの水準をどんどん上げていきたい。

 

日本がアジアの中で引っ張る存在になっていかなければいけないし、アジア全体も盛り上がっていって、浦和からアジア、世界へどんどん羽ばたいていく――その繋ぎになれたら。

 

「あの3日間がそういうキャンプだったね」と、後から思えるようになればいいなと思います。

 

(了)

 

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この原稿は、レッズレディースパートナーであるStoryHub社のプロダクトを活用し、人とAIが共創して作成させていただいております。
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