「FIFA-女子ワールドカップ-フランス2019」-なでしこジャ
10日、「FIFA女子ワールドカップフランス2019」に臨むなでしこジャパン(日本女子代表)FIFA登録メンバー23名が発表され、浦和レッズレディースからFW菅澤優衣香、GK池田咲紀子、DF南萌華が選出されました。3選手は、同日16時30分から、さいたま市内のホテルで行われた記者会見に、宮崎義正レディース担当部長、森栄次監督と共に出席。6月7日(金)に開幕する本大会への抱負などを語りました。
【宮崎義正レディース担当部長】
「本日はお忙しい中、お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。今回なでしこジャパンに、浦和レッズレディースから3名の選手が選ばれたということは、クラブとしては喜ばしいことで、大変名誉なことだと感じています。また、なでしこジャパンがワールドカップで活躍することが今後のなでしこリーグの盛り上がりにつながり、女子サッカーの普及やホームタウン活動の発展にもつながりますので、代表チームの活躍を切に期待し、祈っています」
【森栄次監督】
「代表選手が3人選ばれました。非常にうれしく思っています。非常に高いパフォーマンスを持った選手なので、ぜひとも出場していただいて、期待してワールドカップを見たいなと思っております」
【菅澤優衣香】
「こんにちは。本日はたくさんの方にお集まりいただきありがとうございます。まず、心境は、ホッとしているというのが第一で、やっとスタートラインに立てたかなと思います。大会に向けてしっかりとケガをせずにコンディションを上げていって、しっかりとしたパフォーマンスを今大会で出し切れるように持っていけたらいいと思っています。応援よろしくお願いします」
【池田咲紀子】
「こんにちは。本日はお集まりいただきありがとうございます。今の気持ちは、本当に光栄なことですし、菅澤選手も言ったように、選ばれたことがすべてではなくて、しっかり大会でチームに貢献することが大事だと思っています。ただ、大会の始まりまで、まだ時間はあるので、しっかりとコンディションを上げて、優勝というチームの目標に少しでも貢献できるように、今からがんばっていきたいと思います。応援よろしくお願いします」
【南萌華】
「こんにちは。本日はお集まりいただきありがとうございます。サッカーを始めたころからの目標であり、夢であったワールドカップのメンバーに選出されたことは、素直にうれしく思います。サッカー人生の中で、たくさん出られる大会ではないですし、貴重な大会なので、雰囲気だったり、プレッシャーなどを楽しみながら、最後には優勝して帰って来られるように、全力で戦っていきたいと思います。よろしくお願いします」
[質疑応答]
(本大会でどういったプレーを見せていきたいか?)
菅澤優衣香
「私自身、持ち味がポストプレーや、高さのあるプレーなので、まずはチームの起点となるプレーができたらいいと思っています。FWなので、しっかりと点を決めきるところを本大会ではできたらいいなと思います」
池田咲紀子
「私の強みはビルドアップのところだったり、ゲームをコントロールするところだと思っています。試合に出たら、しっかりと後ろからゲームの状況を把握して、コーチングなどでチームを助けたりしたいです。守備の面では、もちろんシュートストップのところは意識して取り組みたいですし、攻撃の起点となるビルドアップのところも持ち味として出していければいいかなと思います」
南萌華
「私は高さがあるので、空中戦のところでは絶対に負けないという気持ちで戦いたいですし、後ろからのビルドアップで、攻撃の組み立てにも関わっていけたらと思っています。ボールがないところでは、しっかりと身体を張って、粘り強い守備で失点を少なくしていきたいと思っています」
(菅澤選手に質問です。今回FWでいろいろな選手が選ばれているが、高さやポストプレーを売りにしている選手は、菅澤選手のみだと思う。今回のメンバーを見て、高倉麻子監督の期待の大きさや求めているものの大きさをどう捉えているか?)
「期待度はわかりませんが、前半からではなくても、途中から入るときもあると思います。サイドからのクロスボールでの起点というところでは、自分自身がターゲットになると思うので、そういったところでは、チームにアクセントになれるようにとは思っています。そういったところでの期待はあると思うので、自分の持ち味を発揮できたらと思います」
(池田選手に伺います。GKは特殊なポジションで、1人しか試合に出られないが、優秀なGKが3人選ばれた中で、試合に出る意気込みについては?)
「いつもそうですけど、GKは特別なグループだと思っています。すごくいい雰囲気でいつもやれているので、誰が出てもみんながお互いにサポートし合える関係ではあります。ライバルでもあるというとても難しい関係ではありますが、一人ひとり持ち味も違いますし、自分の求められているものをしっかりと理解して、自分にチャンスがあればそこに求められているものは最大限出さなければいけないと思っています。GKなので、ゴールを守るところが一番求められると思うので、そこは自分も意識してここまで練習してきたので、やってきたことをしっかり出して、無失点にこだわってやりたいと思います」
(南選手に伺います。昨年、FIFAU-20女子ワールドカップフランス2018で世界一になったが、今回同じ国で開催されるということで、フランスに対するイメージは?)
「昨年、U-20のワールドカップが終わり、次はなでしこジャパンとして同じフランスに戻ってきたいという気持ちでこの期間プレーをしてきました。フランスの地でワールドカップでトロフィーを掲げたいという思いはすごくあるので、本当にそれに向かって全力で戦うだけだと思います。フランスはとても環境がよく、食事もおいしいですし、気候などもとてもいいです。そういった面では、日本と変わらずできるところはあると思うので、プレーに集中して、全力で戦いたいと思います」
(菅澤選手に伺います。前回のワールドカップ(カナダ大会)に出場しているが、ワールドカップの戦いで求められるところはどういったところか?それを今大会でどう出していきたいと考えているか?)
「チームとしての最終目標は優勝という中で、まずは一戦一戦勝ち抜くということが大事になります。その中で、チーム力がとても大事になると思います。出る選手、出ない選手それぞれいると思いますけど、しっかりその期間で自分の持っているプレーを出し切って、少しでもチームの勝利に貢献できるように、一人ひとりがチームのために何をするかということを考えながら、プレーだったり、普段の行動ができたらチーム力も上がってきます。そういうことができれば、ワールドカップという大きな舞台で勝ち進むことができるのかなというふうに思っています」
(池田選手に伺います。2012FIFAU-20女子ワールドカップに出場してから世界大会に出場するまで、少し時間が掛かったが、今回選出されたことについては?)
「私の中では、U-20のワールドカップでの自分の実力というのは、自分の中では、そこまで重要していないというか、A代表とアンダーの大会のレベルは違うものだと、すごく感じています。あの大会が終わってから、次はA代表というところで、自分の中でも、関わることができない期間がありながら、今、こうして選ばれて臨むことができるんですけど、そこは素直にうれしい気持ちもあります。なかなか経験することができない大会ではありますけど、今回多くのことを経験して、また次につなげたい気持ちもあります。しっかり今回の大会で優勝することだったり、自分としても、何かをつかんで次につなげたいなという気持ちがあります。そこは強い気持ちを持って取り組みたいなと思います」
(南選手に伺います。高倉監督のチームを一番多く経験していると思うが、大きな大会で高倉監督が普段と違うことはあるか?)
「高倉監督にU-14のエリート(JFAエリートプログラム女子U-14)のときから教わっていますが、普段とワールドカップになってからが特別変わることはありません。やっぱり普段の国際大会であったり、トレーニングマッチから、目指しているところはワールドカップというところは変わらないので、本当に普段から意識が高いというか、言われていることは変わらないと思います。ワールドカップだからといって、高倉監督がいうことが特別に変わるということはないので、いつも通り、チームが少し緊張などでこわばってしまうときも、高倉監督は常に冷静で、チームの状況も理解しながら、いろいろとコーチングをしてくれる監督なので、そこは今回も一緒に戦ってくれるんじゃないかなと思います」
(これまでのサッカー人生の中で、ワールドカップに出ることを強く意識したり、ワールドカップに出たいと思ったときはあるか?)
菅澤優衣香
「私は2011年のドイツワールドカップでの優勝の瞬間を見たときに、自分自身も大きな舞台でサッカーをしたいと思ったのがワールドカップに出たいと思った瞬間です」
池田咲紀子
「私は、2012年のU-20のワールドカップが終わったときに、自分の実力の無さを感じたのと同時に、A代表でまたワールドカップに出たいという気持ちが強くなったので、そのときに強く思いました」
南萌華
「私は、菅澤選手と同じで、2011年のワールドカップでの優勝のときに一番に思いました。U-17、U-20と年代別ですけど、ワールドカップでの優勝を経験して、またその思いが強くなった感じです」
(憧れや目標にしている選手がいると思うが?)
菅澤優衣香
「阪口夢穂選手をずっと尊敬しています。ポジションは違いますが、プレースタイル的にとても好きな部分があって、身体の使い方やキックの質などがとても高いので、目標にしている選手ではあります」
池田咲紀子
「私はずっと山郷のぞみさんを目標でもあり、尊敬してずっとやってきています。人としての部分もそうですし、選手としても、山郷さんのゴール前にいるだけで相手にとってプレッシャーになる圧だったり、自分に出せないものや言葉の重みなど、そういうすべての部分で、尊敬しています。いつか越えたいと思っている選手です」
南萌華
「私は、熊谷紗希選手です。2011年に優勝したときも試合に出場していましたし、PKを5人目で蹴ったときは、本当に感動しましたし、すごいな、と思った選手です。プレースタイルの面でも、若いときからセンターバックとして責任を持ってプレーしてきたすごい選手なので、そこはずっと目標にしてきた選手です。自分もいつかは越えたいと思っています」
(菅澤選手に伺います。阪口夢穂選手がまだプレーできていないのに今回代表に選ばれたが、それについてどう感じているか。そして、しばらく一緒にプレーできていなかったが、それについてはどうか?)
「阪口夢穂選手は、まだリーグなどには出ていないですが、代表合宿でしっかりとコンディションを上げてくると思います。本大会まで時間があるので、阪口選手のプレースタイルを少しでも盗めるようにしたいです。代表合宿では直接話せるので、何かしら分からないことだったり、気になることがあったら話していきたいと思っているので、とても楽しみな部分はあります」
(南選手に伺います。熊谷紗希選手は、2011年のとき、今の南選手と同じ20歳だったと思うが、そういう意味では、熊谷選手を越えるチャンスもあると思うが?)
「2011年のときに(熊谷)紗希さんも20歳でワールドカップの舞台に立っていたということで、自分も同じ状況ですけど、この年でアメリカの選手やとても速い選手と戦って、負けていませんでした。今回ワールドカップに出場した際にも、紗希さんのように年齢なども関係なく、目の前の相手と戦っていきたいです。まずは、紗希さんと一緒にプレーすることで多くのことを吸収して、紗希さんを越えるという目標に少しでも近づけるように努力していきたいと思います」
(メンバー発表後に誰と連絡を取り、どんな言葉を掛けられたのか?)
菅澤優衣香
「まず家族から連絡があり、あとは、今まで携わってくれたサッカーを教えてくれた恩師です。あとは、友達に『おめでとう』というシンプルな言葉をいただきました」
池田咲紀子
「私も家族からまず連絡があって、本当にお世話になったサッカーを教えてくれた指導者の方だったり、友達だったり、会社の方たちだったり、本当にいろいろな人たちから『おめでとう』というメッセージと、あとは、行くだけではなくて、活躍することを願っている、とみなさん言われたので、そこはがんばりたいと思います」
南萌華
「同じになりますが、最初は家族から連絡があって、その後に、小学校のときのコーチだったり、サッカーを教えてくれたコーチの方から連絡をいただきました。あとは、U-20で一緒に戦ったメンバーからもお祝いのメッセージをいただきました。サッカーをやっている身として、日本の代表ということで、そういった責任だったり、自覚を持たないといけないなということは、そういうメッセージをいただいて、あらためて思いました」
(明日はなでしこジャパンメンバー発表後、最初のゲームになるが?)
菅澤優衣香
「(相手が)古巣どうこうというよりは、チームが勝つことが一番です。その中で自分がFWなので、しっかりと点を決めて、チームの勝利に貢献できればいいと思います。そのチームの勢いがでるのは、やっぱり得点だと思うので、まずは先制点を早い時間で決めて、ワールドカップ前最後のホームゲームなので、ファン・サポーターのみなさんと勝利で終れるようにしたいです」
池田咲紀子
「あまり深く意識し過ぎたくはないです。多分、周りはそういう目で見ると思いますし、そんなに気負っても自分はいいプレーができるタイプではないので、いつも通りやりながら、恥ずかしいプレーをしないように、気をつけたいと思います」
南萌華
「やることは変わらないと思うので、いつも通り、自分の持っている力を出し切りたいです。やっぱり今回の代表の選出を受けて見に来てくれる方もいると思うので、そういう来てくれた方が、女子サッカーおもしろいなとか、応援しよう、と思えるようなプレーができたらいいと思っています」
FIFA女子ワールドカップフランス2019[2019/6/7(金)~2019/7/7(日)]
http://www.jfa.jp/nadeshikojapan/womensworldcup2019/
【宮崎義正レディース担当部長】
「本日はお忙しい中、お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。今回なでしこジャパンに、浦和レッズレディースから3名の選手が選ばれたということは、クラブとしては喜ばしいことで、大変名誉なことだと感じています。また、なでしこジャパンがワールドカップで活躍することが今後のなでしこリーグの盛り上がりにつながり、女子サッカーの普及やホームタウン活動の発展にもつながりますので、代表チームの活躍を切に期待し、祈っています」
【森栄次監督】
「代表選手が3人選ばれました。非常にうれしく思っています。非常に高いパフォーマンスを持った選手なので、ぜひとも出場していただいて、期待してワールドカップを見たいなと思っております」
【菅澤優衣香】
「こんにちは。本日はたくさんの方にお集まりいただきありがとうございます。まず、心境は、ホッとしているというのが第一で、やっとスタートラインに立てたかなと思います。大会に向けてしっかりとケガをせずにコンディションを上げていって、しっかりとしたパフォーマンスを今大会で出し切れるように持っていけたらいいと思っています。応援よろしくお願いします」
【池田咲紀子】
「こんにちは。本日はお集まりいただきありがとうございます。今の気持ちは、本当に光栄なことですし、菅澤選手も言ったように、選ばれたことがすべてではなくて、しっかり大会でチームに貢献することが大事だと思っています。ただ、大会の始まりまで、まだ時間はあるので、しっかりとコンディションを上げて、優勝というチームの目標に少しでも貢献できるように、今からがんばっていきたいと思います。応援よろしくお願いします」
【南萌華】
「こんにちは。本日はお集まりいただきありがとうございます。サッカーを始めたころからの目標であり、夢であったワールドカップのメンバーに選出されたことは、素直にうれしく思います。サッカー人生の中で、たくさん出られる大会ではないですし、貴重な大会なので、雰囲気だったり、プレッシャーなどを楽しみながら、最後には優勝して帰って来られるように、全力で戦っていきたいと思います。よろしくお願いします」
[質疑応答]
(本大会でどういったプレーを見せていきたいか?)
菅澤優衣香
「私自身、持ち味がポストプレーや、高さのあるプレーなので、まずはチームの起点となるプレーができたらいいと思っています。FWなので、しっかりと点を決めきるところを本大会ではできたらいいなと思います」
池田咲紀子
「私の強みはビルドアップのところだったり、ゲームをコントロールするところだと思っています。試合に出たら、しっかりと後ろからゲームの状況を把握して、コーチングなどでチームを助けたりしたいです。守備の面では、もちろんシュートストップのところは意識して取り組みたいですし、攻撃の起点となるビルドアップのところも持ち味として出していければいいかなと思います」
南萌華
「私は高さがあるので、空中戦のところでは絶対に負けないという気持ちで戦いたいですし、後ろからのビルドアップで、攻撃の組み立てにも関わっていけたらと思っています。ボールがないところでは、しっかりと身体を張って、粘り強い守備で失点を少なくしていきたいと思っています」
(菅澤選手に質問です。今回FWでいろいろな選手が選ばれているが、高さやポストプレーを売りにしている選手は、菅澤選手のみだと思う。今回のメンバーを見て、高倉麻子監督の期待の大きさや求めているものの大きさをどう捉えているか?)
「期待度はわかりませんが、前半からではなくても、途中から入るときもあると思います。サイドからのクロスボールでの起点というところでは、自分自身がターゲットになると思うので、そういったところでは、チームにアクセントになれるようにとは思っています。そういったところでの期待はあると思うので、自分の持ち味を発揮できたらと思います」
(池田選手に伺います。GKは特殊なポジションで、1人しか試合に出られないが、優秀なGKが3人選ばれた中で、試合に出る意気込みについては?)
「いつもそうですけど、GKは特別なグループだと思っています。すごくいい雰囲気でいつもやれているので、誰が出てもみんながお互いにサポートし合える関係ではあります。ライバルでもあるというとても難しい関係ではありますが、一人ひとり持ち味も違いますし、自分の求められているものをしっかりと理解して、自分にチャンスがあればそこに求められているものは最大限出さなければいけないと思っています。GKなので、ゴールを守るところが一番求められると思うので、そこは自分も意識してここまで練習してきたので、やってきたことをしっかり出して、無失点にこだわってやりたいと思います」
(南選手に伺います。昨年、FIFAU-20女子ワールドカップフランス2018で世界一になったが、今回同じ国で開催されるということで、フランスに対するイメージは?)
「昨年、U-20のワールドカップが終わり、次はなでしこジャパンとして同じフランスに戻ってきたいという気持ちでこの期間プレーをしてきました。フランスの地でワールドカップでトロフィーを掲げたいという思いはすごくあるので、本当にそれに向かって全力で戦うだけだと思います。フランスはとても環境がよく、食事もおいしいですし、気候などもとてもいいです。そういった面では、日本と変わらずできるところはあると思うので、プレーに集中して、全力で戦いたいと思います」
(菅澤選手に伺います。前回のワールドカップ(カナダ大会)に出場しているが、ワールドカップの戦いで求められるところはどういったところか?それを今大会でどう出していきたいと考えているか?)
「チームとしての最終目標は優勝という中で、まずは一戦一戦勝ち抜くということが大事になります。その中で、チーム力がとても大事になると思います。出る選手、出ない選手それぞれいると思いますけど、しっかりその期間で自分の持っているプレーを出し切って、少しでもチームの勝利に貢献できるように、一人ひとりがチームのために何をするかということを考えながら、プレーだったり、普段の行動ができたらチーム力も上がってきます。そういうことができれば、ワールドカップという大きな舞台で勝ち進むことができるのかなというふうに思っています」
(池田選手に伺います。2012FIFAU-20女子ワールドカップに出場してから世界大会に出場するまで、少し時間が掛かったが、今回選出されたことについては?)
「私の中では、U-20のワールドカップでの自分の実力というのは、自分の中では、そこまで重要していないというか、A代表とアンダーの大会のレベルは違うものだと、すごく感じています。あの大会が終わってから、次はA代表というところで、自分の中でも、関わることができない期間がありながら、今、こうして選ばれて臨むことができるんですけど、そこは素直にうれしい気持ちもあります。なかなか経験することができない大会ではありますけど、今回多くのことを経験して、また次につなげたい気持ちもあります。しっかり今回の大会で優勝することだったり、自分としても、何かをつかんで次につなげたいなという気持ちがあります。そこは強い気持ちを持って取り組みたいなと思います」
(南選手に伺います。高倉監督のチームを一番多く経験していると思うが、大きな大会で高倉監督が普段と違うことはあるか?)
「高倉監督にU-14のエリート(JFAエリートプログラム女子U-14)のときから教わっていますが、普段とワールドカップになってからが特別変わることはありません。やっぱり普段の国際大会であったり、トレーニングマッチから、目指しているところはワールドカップというところは変わらないので、本当に普段から意識が高いというか、言われていることは変わらないと思います。ワールドカップだからといって、高倉監督がいうことが特別に変わるということはないので、いつも通り、チームが少し緊張などでこわばってしまうときも、高倉監督は常に冷静で、チームの状況も理解しながら、いろいろとコーチングをしてくれる監督なので、そこは今回も一緒に戦ってくれるんじゃないかなと思います」
(これまでのサッカー人生の中で、ワールドカップに出ることを強く意識したり、ワールドカップに出たいと思ったときはあるか?)
菅澤優衣香
「私は2011年のドイツワールドカップでの優勝の瞬間を見たときに、自分自身も大きな舞台でサッカーをしたいと思ったのがワールドカップに出たいと思った瞬間です」
池田咲紀子
「私は、2012年のU-20のワールドカップが終わったときに、自分の実力の無さを感じたのと同時に、A代表でまたワールドカップに出たいという気持ちが強くなったので、そのときに強く思いました」
南萌華
「私は、菅澤選手と同じで、2011年のワールドカップでの優勝のときに一番に思いました。U-17、U-20と年代別ですけど、ワールドカップでの優勝を経験して、またその思いが強くなった感じです」
(憧れや目標にしている選手がいると思うが?)
菅澤優衣香
「阪口夢穂選手をずっと尊敬しています。ポジションは違いますが、プレースタイル的にとても好きな部分があって、身体の使い方やキックの質などがとても高いので、目標にしている選手ではあります」
池田咲紀子
「私はずっと山郷のぞみさんを目標でもあり、尊敬してずっとやってきています。人としての部分もそうですし、選手としても、山郷さんのゴール前にいるだけで相手にとってプレッシャーになる圧だったり、自分に出せないものや言葉の重みなど、そういうすべての部分で、尊敬しています。いつか越えたいと思っている選手です」
南萌華
「私は、熊谷紗希選手です。2011年に優勝したときも試合に出場していましたし、PKを5人目で蹴ったときは、本当に感動しましたし、すごいな、と思った選手です。プレースタイルの面でも、若いときからセンターバックとして責任を持ってプレーしてきたすごい選手なので、そこはずっと目標にしてきた選手です。自分もいつかは越えたいと思っています」
(菅澤選手に伺います。阪口夢穂選手がまだプレーできていないのに今回代表に選ばれたが、それについてどう感じているか。そして、しばらく一緒にプレーできていなかったが、それについてはどうか?)
「阪口夢穂選手は、まだリーグなどには出ていないですが、代表合宿でしっかりとコンディションを上げてくると思います。本大会まで時間があるので、阪口選手のプレースタイルを少しでも盗めるようにしたいです。代表合宿では直接話せるので、何かしら分からないことだったり、気になることがあったら話していきたいと思っているので、とても楽しみな部分はあります」
(南選手に伺います。熊谷紗希選手は、2011年のとき、今の南選手と同じ20歳だったと思うが、そういう意味では、熊谷選手を越えるチャンスもあると思うが?)
「2011年のときに(熊谷)紗希さんも20歳でワールドカップの舞台に立っていたということで、自分も同じ状況ですけど、この年でアメリカの選手やとても速い選手と戦って、負けていませんでした。今回ワールドカップに出場した際にも、紗希さんのように年齢なども関係なく、目の前の相手と戦っていきたいです。まずは、紗希さんと一緒にプレーすることで多くのことを吸収して、紗希さんを越えるという目標に少しでも近づけるように努力していきたいと思います」
(メンバー発表後に誰と連絡を取り、どんな言葉を掛けられたのか?)
菅澤優衣香
「まず家族から連絡があり、あとは、今まで携わってくれたサッカーを教えてくれた恩師です。あとは、友達に『おめでとう』というシンプルな言葉をいただきました」
池田咲紀子
「私も家族からまず連絡があって、本当にお世話になったサッカーを教えてくれた指導者の方だったり、友達だったり、会社の方たちだったり、本当にいろいろな人たちから『おめでとう』というメッセージと、あとは、行くだけではなくて、活躍することを願っている、とみなさん言われたので、そこはがんばりたいと思います」
南萌華
「同じになりますが、最初は家族から連絡があって、その後に、小学校のときのコーチだったり、サッカーを教えてくれたコーチの方から連絡をいただきました。あとは、U-20で一緒に戦ったメンバーからもお祝いのメッセージをいただきました。サッカーをやっている身として、日本の代表ということで、そういった責任だったり、自覚を持たないといけないなということは、そういうメッセージをいただいて、あらためて思いました」
(明日はなでしこジャパンメンバー発表後、最初のゲームになるが?)
菅澤優衣香
「(相手が)古巣どうこうというよりは、チームが勝つことが一番です。その中で自分がFWなので、しっかりと点を決めて、チームの勝利に貢献できればいいと思います。そのチームの勢いがでるのは、やっぱり得点だと思うので、まずは先制点を早い時間で決めて、ワールドカップ前最後のホームゲームなので、ファン・サポーターのみなさんと勝利で終れるようにしたいです」
池田咲紀子
「あまり深く意識し過ぎたくはないです。多分、周りはそういう目で見ると思いますし、そんなに気負っても自分はいいプレーができるタイプではないので、いつも通りやりながら、恥ずかしいプレーをしないように、気をつけたいと思います」
南萌華
「やることは変わらないと思うので、いつも通り、自分の持っている力を出し切りたいです。やっぱり今回の代表の選出を受けて見に来てくれる方もいると思うので、そういう来てくれた方が、女子サッカーおもしろいなとか、応援しよう、と思えるようなプレーができたらいいと思っています」
FIFA女子ワールドカップフランス2019[2019/6/7(金)~2019/7/7(日)]
http://www.jfa.jp/nadeshikojapan/womensworldcup2019/