安藤-梢加入記者会見初練習後のコメント
6月1日、女子ドイツ1部エッセンから移籍加入した安藤梢の記者会見が行われ、安藤と石原孝尚監督が出席しました。安藤はドイツでの経験や浦和レッズレディース復帰への思い、浦和レッズレディースでプレーする意気込みなどを語りました。
【石原孝尚監督】
「安藤選手の加入は、この浦和レッズレディースにとって素晴らしいことだと思っています。彼女の経験や実力で、今後のリーグ戦やカップ戦、皇后杯などでチームに貢献してくれると思っています。彼女のことは彼女が高校生のときから知っていて、自分が筑波大学の女子サッカー部のコーチをしていたときに彼女が入学してきて、一緒にボールを蹴った間柄なのですが、その後にドイツに渡り、活躍はご存知の通りだと思います。
チームで一緒にプレーできるのは、今いる選手たちにとってもプラスになりますし、チームとしてもすごく楽しみです。攻撃的なチームを目指しているので、彼女には攻撃のところでたくさん点を取ってくれると思いますし、周りの選手を使うことがうまい選手なので、今いる選手たちが生きてくると思っています。
安藤選手の日本女子代表やドイツでの経験が、若い選手が多いレディースにとってはすごくプラスになると思っていますが、彼女自身にはまだまだ成長してもらって、どんどん得点にも絡んで、レギュラーとして活躍してほしいと思っています」
【安藤梢】
「グーテンターク…(以下、ドイツ語で)またレッズレディースに戻ってきてプレーすることができてうれしく思っています。(以下日本語で)よろしくお願いします。今日はお集まりいただきありがとうございます。ちょうど7年半前に、ここでドイツに行くという報告をさせてもらったことを思い出していました。そのときに、ヨーロッパに行って、ヨーロッパのサッカー文化を学んで、ドイツで自分のサッカーを挑戦したいということと、ヨーロッパチャンピオンズリーグで優勝したいという目標を立てました。
ドイツで7年半、本当にたくさんの経験ができ、夢だったチャンピオンズリーグでも優勝することができました。その中で今度はその経験を日本でプレーして、どれだけできるかチャレンジしたいと考えるようになりました。また、海外でプレーしてみて、浦和レッズレディースほどサポーターが熱くて、応援してくれるチームは女子の世界ではないというのを感じ、また熱い声援の中でサッカーをしたいという思いになりました。そういう理由で、浦和レッズレディースでプレーすることを決めました。
浦和レッズレディースは、常に優勝争いをするべきチームだと思っていますので、今シーズン途中からですが、早くみんなとコンビネーションを高めて、チームの勝利に貢献できるようにがんばりたいと思います。もちろん優勝を目指してやっていきたいと思います」
【質疑応答】
(今、浦和レッズレディースをどのように見ているか。また、どのポジションでどんなプレーをしたいか?)
安藤梢
「去年まではインターネットで試合が見られたので、浦和レッズレディースの試合をよく見ていました。今シーズンは残念ながら、なかなか映像で見られないので今年のチームは見ていないのですが、毎日の練習で、周りの選手とコンビネーションを高めていきたいですし、若くていい選手がたくさんいますので、そういう選手たちと一緒に、自分もみんなからいろんなことを吸収しながら、自分の経験も伝えながらやっていきたいと思います。自分としてはFWで勝負したいと思っています」
(どんな経験をチームにもたらせたいと思っているか?)
安藤梢
「ドイツでやっている中で、やはり結果は一番大切だと思いました。自分自身のことを誰も知らない中で、認めてもらうためには結果しかなかったので、そういうところはこだわってやってきましたし、いいサッカーだけではなく、勝ち切れる強いチームにしていきたいと思います」
(海外で成長した部分は?)
安藤梢
「ドイツと日本のサッカーのスタイルは違うので、最初は大変でした。日本でいい選手とドイツでいい選手というのはまったく違うと感じました。まずは戦えないと試合に出られない。球際での戦いや最後まで走り切る、そういうところは日本でも100パーセントでやっていたつもりでしたが、相手を体ごと吹き飛ばす強さとか、ファウルしてでも相手を止めることをアピールしなければならず、そういう戦う姿勢は、特に学びました。
あとは、周りの選手がフィジカルもスピードもあるので、動き出しを早くしないと周りのスピードに追いつかなかったので、受ける動きで早く動き出すところは意識してやっていました。最初は大変でしたが、7年半プレーして、フィジカルの強い相手とやるのは当たり前になっているので、球際や自分の特長を出すための動き出しは自信になっています」
(なでしこリーグでプレーしている選手に必要だと思うところは?)
安藤梢
「戦うところはまだまだ日本人に足りないと感じます。ドイツで最初は、サッカーが格闘技だと思うぐらいでしたし、うまさだけではなく、日本もそういうところが必要だと感じています」
(いつごろから日本の復帰を考えたか?きっかけは?)
安藤梢
「いつも自分の中に浦和がありました。いつもインターネットでチェックしたり、帰って来たときには練習参加させてもらったり、ケガをしたときにもお世話になっていました。自分の中では常に、いつかまたプレーできたらいいなという思いがあって、それが実際にこのタイミングで叶ったという感じです」
(今年35歳という年齢になって、選手としてのプレーやフィジカルで感じることは?)
安藤梢
「フィジカル的にはトレーニングを続けているので、逆に、今までの経験が試合の流れの中でどんな動きをするとか、チーム全体の流れを読んだりすることができるようになってきていると感じています」
(当時一緒にやっていた選手たちから復帰にあたってメッセージは?)
安藤梢
「報告したら、試合も見に来てくれるとみんな喜んでくれたので、活躍する姿を見せられるように、今日の練習からがんばっていきたいです。ヤナギ(柳田美幸)もコーチでいるので、一緒に戦えることをうれしく思っています」
(ポジション争いの中でどういうプレーを見せていきたいか?)
安藤梢
「攻撃の部分でゴールに向かうプレーやゴールするところをアピールしていきたいと思っています」
石原孝尚監督
「彼女と話す中でフィジカル面の不安もないということですし、今年取り組んでいるフィジカルのところは、日本に帰ってきてからもいい環境でやっていってくれると思います。試合の中では、周りの選手との連係や日本人特有の気が利く部分もあるので、彼女の良さを発揮していく中でコンビネーションが良くなっていけば、ゴールへ迫るというところの嗅覚はまだまだ伸びると思っています。周りの選手たちとコミュニケーションを取れる選手なので、彼女自身もチームとして成長できることを期待しています。いいFWがたくさんいる中ですが、FWとしてなるべくゴールに近いところでプレーしてほしいと思っています」
(オリンピックやワールドカップへの意気込みや地元・栃木のファンへのメッセージは?)
安藤梢
「新体制になってから試合に一度も日本女子代表呼ばれていないので、オリンピックやワールドカップについて話すことは難しいのですが、ただ、常に自分自身を成長することを意識してやっています。まずは浦和レッズレディースで優勝を目指してやることに集中してやっていこうと思っています。地元・栃木にはいつも感謝の思いがあります。今回も帰ってくるということでいろんな温かい声をかけてもらっています。埼玉は近いので、ぜひ応援にきてほしいと思っています」
会見後、安藤梢はさいたま市内のレッズレディースの練習場でトレーニングに合流し、笑顔で会話を交わしながら和やかな雰囲気でトレーニングを始めました。石原孝尚監督のもとで、パスやドリブル、ゲームなどのメニューをこなし、初日の練習を終えました。
【初練習後、安藤梢コメント】
(初日のトレーニングを終えて)
「初日だったのですが、明るい雰囲気で楽しくできました」
(久しぶりにプレーしてみてどうだったか?)
「懐かしい感じもですが、自然な感じもしました。いない間にハイブリッドの芝生ができていてすごいと思いました」
(ゲーム形式でプレーしてみてどうだったか?)
「距離感がドイツとはぜんぜん違って、プレー中に顔を上げると、みんなが近い位置にいると思いました」
(ゲームの中での当たりはどうだったか?)
「ドイツでは吹き飛ばす感じでくるので、ぜんぜん違います。それは試合中に審判の笛を吹く基準も違っていると感じます」
(ヤナギさん(柳田美幸)がコーチとして入っていたが?)
「同じピッチで戦えるので心強いです」
(一緒にプレーする選手が変わって、新しいチームという感じがするか?)
「スタッフも報道陣のみなさんも知っている方が多いので、帰ってきた感じがします」
(安藤さんでは試合中呼びにくいと思うので、どんな呼び方がいいか?)
「私はなんでもいいです。みんなに決めてもらえれば」
(ドイツでは、今日のようなゲーム形式でも勝負にこだわっていたか?)
「練習でもかなり激しくて、削られて出血していても当たり前にやっていました」
(若い選手が多いが、伝えたいことは?)
「勝てる試合で勝ち切れていないというのを聞いているので、やれることがあると思っています」
【石原孝尚監督】
「安藤選手の加入は、この浦和レッズレディースにとって素晴らしいことだと思っています。彼女の経験や実力で、今後のリーグ戦やカップ戦、皇后杯などでチームに貢献してくれると思っています。彼女のことは彼女が高校生のときから知っていて、自分が筑波大学の女子サッカー部のコーチをしていたときに彼女が入学してきて、一緒にボールを蹴った間柄なのですが、その後にドイツに渡り、活躍はご存知の通りだと思います。
チームで一緒にプレーできるのは、今いる選手たちにとってもプラスになりますし、チームとしてもすごく楽しみです。攻撃的なチームを目指しているので、彼女には攻撃のところでたくさん点を取ってくれると思いますし、周りの選手を使うことがうまい選手なので、今いる選手たちが生きてくると思っています。
安藤選手の日本女子代表やドイツでの経験が、若い選手が多いレディースにとってはすごくプラスになると思っていますが、彼女自身にはまだまだ成長してもらって、どんどん得点にも絡んで、レギュラーとして活躍してほしいと思っています」
【安藤梢】
「グーテンターク…(以下、ドイツ語で)またレッズレディースに戻ってきてプレーすることができてうれしく思っています。(以下日本語で)よろしくお願いします。今日はお集まりいただきありがとうございます。ちょうど7年半前に、ここでドイツに行くという報告をさせてもらったことを思い出していました。そのときに、ヨーロッパに行って、ヨーロッパのサッカー文化を学んで、ドイツで自分のサッカーを挑戦したいということと、ヨーロッパチャンピオンズリーグで優勝したいという目標を立てました。
ドイツで7年半、本当にたくさんの経験ができ、夢だったチャンピオンズリーグでも優勝することができました。その中で今度はその経験を日本でプレーして、どれだけできるかチャレンジしたいと考えるようになりました。また、海外でプレーしてみて、浦和レッズレディースほどサポーターが熱くて、応援してくれるチームは女子の世界ではないというのを感じ、また熱い声援の中でサッカーをしたいという思いになりました。そういう理由で、浦和レッズレディースでプレーすることを決めました。
浦和レッズレディースは、常に優勝争いをするべきチームだと思っていますので、今シーズン途中からですが、早くみんなとコンビネーションを高めて、チームの勝利に貢献できるようにがんばりたいと思います。もちろん優勝を目指してやっていきたいと思います」
【質疑応答】
(今、浦和レッズレディースをどのように見ているか。また、どのポジションでどんなプレーをしたいか?)
安藤梢
「去年まではインターネットで試合が見られたので、浦和レッズレディースの試合をよく見ていました。今シーズンは残念ながら、なかなか映像で見られないので今年のチームは見ていないのですが、毎日の練習で、周りの選手とコンビネーションを高めていきたいですし、若くていい選手がたくさんいますので、そういう選手たちと一緒に、自分もみんなからいろんなことを吸収しながら、自分の経験も伝えながらやっていきたいと思います。自分としてはFWで勝負したいと思っています」
(どんな経験をチームにもたらせたいと思っているか?)
安藤梢
「ドイツでやっている中で、やはり結果は一番大切だと思いました。自分自身のことを誰も知らない中で、認めてもらうためには結果しかなかったので、そういうところはこだわってやってきましたし、いいサッカーだけではなく、勝ち切れる強いチームにしていきたいと思います」
(海外で成長した部分は?)
安藤梢
「ドイツと日本のサッカーのスタイルは違うので、最初は大変でした。日本でいい選手とドイツでいい選手というのはまったく違うと感じました。まずは戦えないと試合に出られない。球際での戦いや最後まで走り切る、そういうところは日本でも100パーセントでやっていたつもりでしたが、相手を体ごと吹き飛ばす強さとか、ファウルしてでも相手を止めることをアピールしなければならず、そういう戦う姿勢は、特に学びました。
あとは、周りの選手がフィジカルもスピードもあるので、動き出しを早くしないと周りのスピードに追いつかなかったので、受ける動きで早く動き出すところは意識してやっていました。最初は大変でしたが、7年半プレーして、フィジカルの強い相手とやるのは当たり前になっているので、球際や自分の特長を出すための動き出しは自信になっています」
(なでしこリーグでプレーしている選手に必要だと思うところは?)
安藤梢
「戦うところはまだまだ日本人に足りないと感じます。ドイツで最初は、サッカーが格闘技だと思うぐらいでしたし、うまさだけではなく、日本もそういうところが必要だと感じています」
(いつごろから日本の復帰を考えたか?きっかけは?)
安藤梢
「いつも自分の中に浦和がありました。いつもインターネットでチェックしたり、帰って来たときには練習参加させてもらったり、ケガをしたときにもお世話になっていました。自分の中では常に、いつかまたプレーできたらいいなという思いがあって、それが実際にこのタイミングで叶ったという感じです」
(今年35歳という年齢になって、選手としてのプレーやフィジカルで感じることは?)
安藤梢
「フィジカル的にはトレーニングを続けているので、逆に、今までの経験が試合の流れの中でどんな動きをするとか、チーム全体の流れを読んだりすることができるようになってきていると感じています」
(当時一緒にやっていた選手たちから復帰にあたってメッセージは?)
安藤梢
「報告したら、試合も見に来てくれるとみんな喜んでくれたので、活躍する姿を見せられるように、今日の練習からがんばっていきたいです。ヤナギ(柳田美幸)もコーチでいるので、一緒に戦えることをうれしく思っています」
(ポジション争いの中でどういうプレーを見せていきたいか?)
安藤梢
「攻撃の部分でゴールに向かうプレーやゴールするところをアピールしていきたいと思っています」
石原孝尚監督
「彼女と話す中でフィジカル面の不安もないということですし、今年取り組んでいるフィジカルのところは、日本に帰ってきてからもいい環境でやっていってくれると思います。試合の中では、周りの選手との連係や日本人特有の気が利く部分もあるので、彼女の良さを発揮していく中でコンビネーションが良くなっていけば、ゴールへ迫るというところの嗅覚はまだまだ伸びると思っています。周りの選手たちとコミュニケーションを取れる選手なので、彼女自身もチームとして成長できることを期待しています。いいFWがたくさんいる中ですが、FWとしてなるべくゴールに近いところでプレーしてほしいと思っています」
(オリンピックやワールドカップへの意気込みや地元・栃木のファンへのメッセージは?)
安藤梢
「新体制になってから試合に一度も日本女子代表呼ばれていないので、オリンピックやワールドカップについて話すことは難しいのですが、ただ、常に自分自身を成長することを意識してやっています。まずは浦和レッズレディースで優勝を目指してやることに集中してやっていこうと思っています。地元・栃木にはいつも感謝の思いがあります。今回も帰ってくるということでいろんな温かい声をかけてもらっています。埼玉は近いので、ぜひ応援にきてほしいと思っています」
会見後、安藤梢はさいたま市内のレッズレディースの練習場でトレーニングに合流し、笑顔で会話を交わしながら和やかな雰囲気でトレーニングを始めました。石原孝尚監督のもとで、パスやドリブル、ゲームなどのメニューをこなし、初日の練習を終えました。
【初練習後、安藤梢コメント】
(初日のトレーニングを終えて)
「初日だったのですが、明るい雰囲気で楽しくできました」
(久しぶりにプレーしてみてどうだったか?)
「懐かしい感じもですが、自然な感じもしました。いない間にハイブリッドの芝生ができていてすごいと思いました」
(ゲーム形式でプレーしてみてどうだったか?)
「距離感がドイツとはぜんぜん違って、プレー中に顔を上げると、みんなが近い位置にいると思いました」
(ゲームの中での当たりはどうだったか?)
「ドイツでは吹き飛ばす感じでくるので、ぜんぜん違います。それは試合中に審判の笛を吹く基準も違っていると感じます」
(ヤナギさん(柳田美幸)がコーチとして入っていたが?)
「同じピッチで戦えるので心強いです」
(一緒にプレーする選手が変わって、新しいチームという感じがするか?)
「スタッフも報道陣のみなさんも知っている方が多いので、帰ってきた感じがします」
(安藤さんでは試合中呼びにくいと思うので、どんな呼び方がいいか?)
「私はなんでもいいです。みんなに決めてもらえれば」
(ドイツでは、今日のようなゲーム形式でも勝負にこだわっていたか?)
「練習でもかなり激しくて、削られて出血していても当たり前にやっていました」
(若い選手が多いが、伝えたいことは?)
「勝てる試合で勝ち切れていないというのを聞いているので、やれることがあると思っています」
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