『第19回交流サッカーフェスティバル』に、レッズ

8日、埼玉スタジアムの第3・第4グラウンドとフットサルコートで、埼玉県障害者交流センターが主催する『第19回交流サッカーフェスティバル』が開催され、レッズレディースから清家貴子、遠藤優、松本真未子、木崎あおいの4選手、ハートフルクラブからは落合弘キャプテンをはじめ、午前は神野真郎、室井市衛、酒井友之、永井良明、午後は石黒琢也、伊藤健太、小礒義明、宮沢克行のコーチたちが参加し、16団体24チーム、約270人の参加者の方々と、サッカーを通じて楽しい時間を過ごしました。

交流サッカーフェスティバルは、埼玉県内の知的障がい児・障がい者のサッカーチームに対し、日ごろの練習の成果を発揮する機会を提供すると共に、参加者同士の交流とサッカーの普及を図ることを目的に毎年実施されていて、浦和レッズはその趣旨に賛同し、コーチや選手派遣を行っています。

【宮沢克行コーチ】
「チームによって力の差があるので、自分たちがその差を埋めるように意識しましたが、中にはハードなゲームもあって、今日はたくさん声を出しましたし、汗もかきました。参加者の方がゴールを決めたときや攻撃だけでなく守備でファインプレーを見せて、その場がわっと盛り上がった場面はとても印象に残っています。ボール一つでみんながスポーツをできるのは本当にいいことだと思います。みなさんが一生懸命に楽しくサッカーをしている姿を見ると自分も刺激になりますし、今年一年またがんばろうという気持ちになりました。

今年は浦和レッズが25周年、ハートフルクラブは15周年の節目の年になります。今年も一生懸命にやることや、思いやりの気持ちを持つことなどを伝えていきたいですし、伝える側の自分もしっかりそれらを実践できるように、また今年一年がんばっていきたいです」

清家貴子
「参加者のみなさんの挨拶や励ましの言葉などが、自分たちよりもしっかりしていて、本当に元気があるなと感じました。みなさんが真剣にプレーしていたので、私も一緒に楽しんでプレーすることができました。みなさんにはゴールを決める喜びを感じてほしかったので、その手前までは自分がボールを運んで、ラストパスを送るようなプレーを意識していました」

【遠藤優】
「みなさんとは初対面でしたが、笑顔で話しかけてコミュニケーションを取ってきてくれたのでとてもうれしかったです。今日はとても寒かったですが、半袖の方もいて、みなさんが一生懸命にがんばっている姿を見て刺激を受けました。もうすぐシーズンが始まるので、自分も負けないようにがんばっていきたいです」

松本真未子
「今回が初めての参加になるので、最初はどのように接したらよいのか不安な気持ちもありましたが、一緒にサッカーをしていくうちに自然と楽しむことができたので良かったです。みんなと勝つ喜びを分かち合えるように、声を出したり、みなさんのサポートができればと思ってプレーしていました」

【木崎あおい】
「私は今回初めて『交流サッカーフェスティバル』に参加させていただきましたが、やってみる前と後ではまったく印象が違いました。はじめは不安もあったのですが、実際にやってみたら、相手のことをしっかり思いやってパスを出していて、みんなが元気に自分の力を発揮していたので、そんな心配は必要なかったことが分かりました。最初は自分も後ろの方でサポートする場面が多かったですが、途中から積極的にラストパスを出したり、相手チームとの点差などを考えながらプレーしたりして、楽しんでプレーできました」